「最近、パートナーといる時間が楽しくない」「昔のようにパートナーを素直に好きだと思えなくなった…」。交際が長くなるにつれて、パートナーに対しての気持ちに疑問を抱くカップルも少なくありません。これは、いわゆる「倦怠期」の兆しです。倦怠期に陥ると、関係が冷え込んでしまうことがあるため、多くのカップルが不安を抱く時期でもあります。多くのカップルが経験する倦怠期を、どのように乗り越えるかが、ふたりの関係を深める鍵となります。本記事では、倦怠期の特徴から乗り越え方まで、徹底的に解説します。(ふたり会議について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)そもそも倦怠期とは?倦怠期にならないカップルもいるの?倦怠期とはどんな時期?倦怠期とは、カップルが一定の期間を共に過ごす中で新鮮さや刺激が失われ、関係が停滞した結果、相手への興味や愛情そのものが一時的に冷めたり関係に対して疑問を抱く時期です。倦怠期に入ると、日常生活の中での相手の存在が「当たり前」と感じやすくなります。「マンネリ化」という言葉もありますが、倦怠期と似ているようで実は異なる現象です。マンネリ化は関係が長く続く中で同じような日常が繰り返され、刺激やドキドキ感がなくなり退屈を感じる状態を指します。マンネリ化は関係に刺激が足りないだけで、基本的な愛情や信頼は維持されています。たとえば、倦怠期は「このままこの人といていいのだろうか?」と関係そのものに不安を感じる状態ですが、マンネリ化は「また同じデートか…」といったルーティンに飽きてしまう感覚です。半数以上の人が倦怠期を経験マイナビウーマンの調査では、「倦怠期を経験したことがある」と答えた人は約50%以上にのぼります。調査結果からも倦怠期は珍しいものではなく、多くのカップルが直面する問題であることが分かります。倦怠期が訪れるタイミングやその期間はカップルによってさまざまですが、付き合ってから3ヶ月・半年・1年・3年といった時期に訪れることが多いとされています。付き合い始めてから時間が経つと相手の新鮮さが薄れ、お互いに対する「慣れ」や「期待とのズレ」を感じやすくなります。しかし、カップルの関係は時間の経過とともに変化していくのが自然です。最初の頃の情熱や興奮は落ち着いてしまっても、次第にお互いに安心感を感じるようになります。倦怠期をネガティブに捉えるのではなく、ふたりの関係が次のステージに進んでいると理解することが大切です。いくつ当てはまる?カップルが陥りやすい倦怠期の特徴をチェック倦怠期に入っているかどうかを確認するために、チェックリストを活用してみましょう。□ついつい友達との予定を優先してしまう-友達との時間が増え、パートナーとの時間を後回しにしてしまうことはありませんか?□パートナーの些細な言動にイライラする-日常に慣れ過ぎてしまったがゆえに、相手の存在が「当たり前」になっていませんか?□パートナーとの連絡頻度や会う頻度が減った-忙しさや疲れを理由に、連絡や会う頻度が減っていませんか?□そっけない態度をとってしまう-以前は優しく接していたのに、最近そっけない態度を取っていませんか?□愛情表現が減った気がする-いつのまにか「好きだよ」や「ありがとう」といった言葉が出てこなくなっていませんか?□喧嘩をすることが増えた-パートナーの言動に対する不満が溜まっていませんか?□一人の時間が欲しくなる-パートナーと一緒にいるよりも、一人の時間を過ごす方が心地よく感じていませんか?□デートが面倒と感じるようになった-同じ場所、同じ過ごし方が続いてマンネリ化していませんか?いくつ当てはまりましたか?当てはまる項目が多いほど、倦怠期の可能性が高まります。カップルが倦怠期に突入してしまう原因倦怠期は多くのカップルが経験するものですが、原因はさまざまです。ここでは、カップルが倦怠期に陥りやすい主な要因を詳しく見ていきます。仕事等が忙しく、会う頻度が減った現代のカップルにとって、仕事や勉強の忙しさが関係に影響を与えることは珍しくありません。お互いに忙しい生活を送っていると自然と会う時間が減り、関係に距離が生まれてしまうことがあります。また、どちらかだけが忙しい場合にも相手は孤独感や不安を感じやすくなります。たとえば、付き合い始めた頃は毎週末一緒に過ごしていたのに最近では仕事が忙しくて月に一度しか会えなくなったというカップルの場合。最初は「今週は仕方ない」と思っていたものの回数を重ねるごとに「本当にこの関係でいいのかな?」と疑問を持ち始めてしまうかもしれません。一緒にいるのが当たり前になり、新鮮さがなくなった長く付き合っていると、相手の存在が「当たり前」になってしまいがちです。最初はお互いに新鮮で刺激的な存在だったはずが、月日が経つにつれて相手の良さや感謝の気持ちを忘れてしまうことがあります。「慣れ」が原因で、デートや会話に新鮮さを感じなくなり、次第に倦怠感が生まれてしまうのです。自分磨きを怠るようになったお互いが慣れてくると、パートナーに対する気遣いや自分自身の見た目・内面に対する意識が薄れてしまうことがあるかもしれません。付き合い始めの頃はファッションや趣味にも気を遣っていても、付き合いが長くなると「これくらいでいいか」と思うようになってしまいます。自分に対する妥協が続くと相手に対する魅力が薄れ、倦怠期の原因になることもあります。デートがワンパターン化してしまったデートがいつも同じパターンになり、刺激が少なくなってくると、ふたりの関係も次第にマンネリ化してしまいます。最初の頃はどんな場所でも楽しいと感じられたものが、次第に「またこの場所か…」と感じ飽きてしまうのです。ふたりの関係において新たな発見や感動を感じる機会が減り、結果的に倦怠感を招くことに繋がります。エピソードも紹介!カップルが倦怠期を乗り越える方法では、何をしたら倦怠期を乗り越えられるのでしょうか。ここでは、倦怠期を乗り越えるための具体的な方法を実際のエピソードとともに紹介します。物理的な距離を置く(一人時間を過ごす)一緒に過ごす時間が長いと、知らず知らずのうちに相手に対する感謝の気持ちが薄れてしまいます。倦怠期に突入したと感じたら、あえて物理的な距離を置いて一人の時間を持つことが効果的です。一人で過ごす時間は、自分自身を見つめ直す良い機会になり、相手の存在の大切さに気づくきっかけにもなりそうです。【エピソード】最近、彼と一緒にいると些細なことでイライラしてしまうようになりました。そのことを友達に相談したら、『少し距離を置いて、一人の時間を持ってみたら?』とアドバイスをもらい、試しに週末に別々の時間を過ごすことにしました。私はヨガに集中して、彼はドライブに行ったようです。数日後に会ったとき、なんだか新鮮な気持ちになって、改めて彼の大切さに気づけました。(28歳・女性)交際当初の気持ちを思い出す倦怠期を乗り越えるために、ふたりが出会った頃や交際を始めた当初の気持ちを思い出すことも有効です。思い出の場所に訪れたり、初めてのデートの話をすると、当時の感情を呼び戻せるでしょう。【エピソード】パートナーと3年も付き合っていると、デートが退屈になってきました。そこで久しぶりに、初デートで行った水族館に行ってみることにしました。出会った頃のことを話していると自然と笑顔になって、またふたりで笑い合う時間が増えました。(25歳・男性)自分磨き、イメチェンをする外見や内面の変化を意識することも、倦怠期を乗り越える方法の一つです。新しい髪型やファッションに挑戦したり、新たな趣味やスキルを身につけたりすると自分自身に自信が持てるようになります。その自信が相手に対する魅力としても伝わるのではないでしょうか。【エピソード】交際を始めて1年が経ち、倦怠期に突入した気がしたので、思い切って美容院でバッサリ髪を切ってみました。新しい自分に少し自信がついて、彼に会うのが楽しみになりました。彼もすぐに気づいてくれて、またふたりの間に良い雰囲気が戻ってきた感じがしました。(24歳・女性)愛情表現をする小さなことでも感謝を伝えたり、相手の良いところを褒めたりすることは倦怠期を乗り越えるのにも効果的です。愛情表現は、相手に対する思いやりの気持ちを再確認し、関係を深めるための大切な要素になります。【エピソード】付き合いが長くなって自然と愛情表現が減ってきました。パートナーにも『ありがとう』や『好きだよ』という言葉を伝える機会が減ったと感じています。そこで、感謝の気持ちを手紙に書いて渡してみたら、とても喜んでくれて、パートナーも前より積極的に言葉で愛情を伝えてくれるようになりました。(30歳・女性)ふたりで新しいことにチャレンジする新しい体験の共有は、ふたりの絆を強めることにも繋がります。ふたりで楽しめる新しい趣味を見つけたり、一緒に旅行に出かけたりすると新鮮な気持ちを取り戻せるのではないでしょうか。【エピソード】最近、デートがワンパターンで退屈になってしまったので、思い切って初めてのキャンプに挑戦しました。慣れないアウトドアは大変だったけど、彼と一緒に苦労して楽しむことで、また新しい気持ちで向き合えるようになりました。それ以降、キャンプがふたりの趣味になりました。(26歳・女性)問題に向き合って話し合う倦怠期を乗り越えるために最も大切なのは、お互いの気持ちをしっかりと話し合うことです。倦怠期に感じる不安や不満を正直に伝え、ふたりが納得できる解決策を一緒に考えることがポイントです。【エピソード】交際して半年が過ぎてからパートナーと喧嘩ばかりしていて、正直どうしたらいいのかわからなくなっていました。でも、勇気を出してお互いの不満や気持ちをしっかり話し合うことにしました。最初は怖かったけれど、お互いを理解するきっかけになって、今は前よりもお互いを大事にできるようになったと思います。最近は定期的に時間を取り、本音で向き合う「話し合いの日」を設けるようにしています。(29歳・男性)倦怠期を乗り越えたカップルが意識した4つのポイントここでは倦怠期を乗り越えたカップルたちが実践した、意識するべき4つのポイントを紹介します。1.まずは自分をご機嫌にする自分の心が満たされていないと、相手に対しても不満を感じやすくなります。だからこそ、自分自身をリフレッシュする時間を持つことが大切です。たとえば、一人でカフェに行ったり、趣味に没頭する時間を作ったりなど、自分がリフレッシュするとパートナーに対する見方も新鮮になります。パートナーに依存しすぎない時間を持つと心に余裕が生まれ、ふたりの関係にも良い影響を与えられるのではないでしょうか。2.原因を追求しすぎない倦怠期の原因を探ろうとするあまり、過去にとらわれてしまうことがあります。過去の問題や失敗に目を向けるよりも、「これからふたりでどう楽しい時間を過ごしていくか」という前向きな姿勢が大切です。具体的には、次のデートプランを一緒に考えるなど、未来に意識を向けてみましょう。過去のミスよりも、これからを楽しむことをテーマにすれば、自然とふたりの距離も縮まっていきます。3.モヤモヤする気持ちを我慢しない。不満がある場合は話し合う倦怠期の間は、小さな不満が蓄積しがちです。その気持ちを無理に抑え込むのではなく、素直にパートナーに伝えることが大切です。たとえば、「最近、一緒にいる時間が減った気がして寂しい」など、素直な気持ちを伝えることがポイントです。話し合いの際には、相手を攻撃するのではなく、あくまで「一緒に解決策を見つけたい」という姿勢で臨むとパートナーも真剣に耳を傾けてくれるはずです。4.お互いの価値観を理解しようとする自分にとっての当たり前が相手にとっての当たり前ではないと理解することも倦怠期を乗り越えるための重要なポイントです。たとえば、自分が週に数回会いたいと思っていても、パートナーは一人の時間を大切にしたいと感じているかもしれません。価値観が違っていても否定し合うのではなく、ふたりにとって心地よいペースを見つけることが大切です。会いたい頻度が異なる場合には「週末は一緒に過ごすが、平日はそれぞれの時間を大切にする」などバランスが取れる解決策を探してみるのも一つの方法です。この記事もチェック👇ケンカにならない!「不満の伝え方」のポイント5つ倦怠期を乗り越えたいカップルには「ふたり会議」での話し合いがおすすめ倦怠期は、どんなに仲の良いカップルでも訪れる可能性があるものです。しかし、倦怠期は別れを意味するのではなく、ふたりの絆をより強くするための通過点とも言えます。倦怠期の原因は忙しさや新鮮さの欠如などさまざまですが、その一つ一つに気付き対処することで乗り越える道が開けるのではないでしょうか。また、倦怠期を乗り越えるために大切なのは、しっかりとお互いの気持ちや考えを共有し合うことです。ふたりの関係性にモヤモヤを感じたときには、背景にある価値観や考え方を理解することが根本的な解決に繋がります。パートナーの考えを知りたいけれど、なかなか話すきっかけがない方は、カップルが価値観を共有できるアプリ「ふたり会議」を活用するのがおすすめです。(画像をクリックすると、LINEの友達追加画面に飛びます)自分に対する不満があったら、パートナーから伝えてほしい?ふたりで話しているときに頻繁にスマホを見るのはOK?パートナーとは週1以上で会いたい?パートナーからの連絡は1日1回以上ほしい?ひとりの時間は大事にしたい?このように、日々のコミュニケーションの取り方や考え方など、お互いの価値観を知るきっかけになる質問が豊富に用意されています。対話を重ねると、パートナーの新たな一面を発見できるかもしれません。本記事で紹介した乗り越え方や考え方を参考にして、倦怠期をポジティブに捉え、パートナーとより強い絆を築くための機会にしてくださいね。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 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