喧嘩をした後、仲直りする方法が分からず悩む夫婦・カップルは多いのではないでしょうか。どんなに仲の良いふたりでも、意見の食い違いや感情的な対立から喧嘩に発展してしまうことも少なくありません。「謝りたいけれどどう切り出せば良いか分からない」「強がってしまってなかなか素直に謝れない」「感情的になり過ぎてしまって冷静に話せない」といった悩みを感じたときに重要なのが、相手との対話を通じてお互いの理解を深めることです。本記事では、喧嘩してしまったカップルや夫婦が上手に仲直りするための具体的な方法や、未然に喧嘩を防ぐためのコミュニケーション方法を紹介します。ぜひ仲直りに役立ててくださいね!(ふたり会議について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)恋人やパートナーと喧嘩したときに仲直りができない原因喧嘩をしてしまったとき、なぜすぐに仲直りができないのでしょうか?ここでは、仲直りが難しくなる原因について詳しく見ていきます。感情的になっている喧嘩の最中や直後は、感情が高ぶってしまい、冷静な対話が難しい状態になりやすいです。怒りや悲しみが強いと相手の言葉を正確に受け取れなかったり、言葉の選び方や声のトーンにも強さが出てしまい、さらなる対立を招くことも。感情をコントロールできないまま話し合おうとすると状況は悪化しやすいので注意が必要です。意地を張っている「自分から謝りたくない」「相手に非があるのに自分から歩み寄りたくない」といった意地が邪魔をして、素直に仲直りできないケースも多いです。お互いが引けない状態が続くと、関係がさらにこじれてしまう原因となります。価値観の違いが気になってしまう喧嘩の背景には、価値観や考え方の違いが大きく影響しています。喧嘩中はお互いの考えの違いを受け入れられず、自分の考え方を押し付けてしまい、対話が進展しにくくなる場合があります。心に余裕がない忙しい毎日やストレスが重なると精神的に余裕がなくなり、些細なきっかけでも感情的になりやすく、冷静な話し合いが難しくなります。自分のことだけで手一杯になり、相手の気持ちや状況を考慮できなくなってしまう状態が仲直りの邪魔をしてしまいます。この記事もチェック👇同棲中に喧嘩は増える?喧嘩の要因や仲直りの方法をご紹介!カップル・夫婦が落ち着いて仲直りできる4STEP喧嘩をしてしまった場合でも、冷静に対処できればスムーズな仲直りが可能です。ここでは、仲直りの具体的な4つのステップを紹介します。STEP1:冷静になる時間を取る感情が高ぶっているときには、その場で無理に話し合おうとせず、一時的に距離を取ることを意識してみてください。たとえば、次のような気分転換は感情を整理するのに効果的です。心が落ち着いたら、冷静な気持ちで話し合いの場に臨む準備ができるでしょう。近所を散歩するお気に入りの音楽を聴く軽い運動をする買い物に行く深呼吸をするSTEP2:自分の感情と行動を振り返る冷静になったら、喧嘩の原因を振り返り、自分の言動がどのような影響を与えたかを客観的に考えてみましょう。なぜ感情的になってしまったのか相手のどんな言動に反応してしまったのか自分の言葉や態度に問題はなかったか、相手を傷つける言葉を投げかけていなかったかなどを振り返ることは、仲直りした後も関係性を深めるためにも欠かせないステップです。STEP3:相手の立場に立って考える次に、相手がどのような感情や意図を持って発言したのかを理解しようと努めることが重要です。相手は何を伝えたかったのかなぜそのような反応をしたのか相手の置かれている状況や心情など相手の立場に立って考えることで、自分の見方や意見だけでなく、相手の感情にも配慮した話し合いができるようになります。STEP4:落ち着いたタイミングで話し合いの場を作る仲直りは怒りや悲しみの気持ちが少し落ち着いたタイミングでするのがおすすめです。カップル・夫婦向け質問アプリ「ふたり会議」のユーザーデータによると、77%の人が喧嘩後、その日のうちに仲直りをしたいと感じています。仲直りを先送りすると関係が悪化してしまう可能性もあるため、問題を長引かせず、できるだけ早いタイミングで冷静な話し合いの機会を作りましょう。カップル・夫婦が仲直りする方法【具体的な伝え方とエピソードを紹介】次に、具体的な仲直りの方法について見ていきましょう。どうやって謝れば良いのか、どのタイミングで話し合えば良いのか、エピソードを交えながら解説します。ストレートに謝る「ごめんね」とシンプルに謝ることで、相手にも誠意が伝わりやすくなります。また、直接伝えるのが難しい場合は、LINEやメールを活用してもOKです。大切なのは、言い訳や条件をつけずに素直な謝罪の気持ちを伝えることです。【エピソード】私は感情的になりやすい性格で、些細なきっかけでパートナーを責めてしまうことがあります。ある日、またしても喧嘩になってしまい、お互い一時間ほど別々の部屋で過ごしました。冷静になった後、思い切って「さっきは感情的になってごめんね」とLINEを送ったところ、パートナーからすぐに「僕も言い方が悪かったよ。ごめん」と返信があり無事仲直りできました。(27歳・女性)一緒にご飯を食べるタイミングで話す食事の時間は、リラックスした空気を作り出しやすいタイミングです。食事中は自然と会話が生まれ、冷静な話し合いがしやすくなります。お互いの好きな料理を用意したり、質問をしながら会話を広げていくのがおすすめです。【エピソード】先日、喧嘩をしてしまった後はお互いにしばらく無言になっていましたが、夕飯を一緒に食べていたら少し気持ちが落ち着いてきました。食後のお茶を飲んでいるタイミングで「さっきはごめんね」と言うと、彼女も「こちらこそ」と言ってくれて自然と仲直りができました。(30歳・男性)スキンシップをとりながら謝る肩に手を置く、手を繋ぐなどのスキンシップは、感情を和らげる効果が期待できます。言葉だけでなく、相手に触れると「一緒に解決したい」という気持ちが自然と伝わりやすくなります。スキンシップには安心感を与える効果もあるため、喧嘩の緊張感を解きほぐす手段として効果的です。【エピソード】お互い仕事が忙しく、日々の疲れから喧嘩が増えていました。喧嘩をしてしまった日の夜、寝る前にどうしても仲直りしたいと思い、彼の肩にそっと手を置き「ごめんね」と声をかけました。すると彼もすぐに笑顔を見せてくれて、私の手を握り返してくれました。スキンシップを通して自然とお互いの気持ちがほぐれたのを感じました。(29歳・女性)この記事もチェック👇カップルのスキンシップ調査!満足できる方法や苦手な時の伝え方も紹介【2000人に聞いた本音】具体的に何が悪かったかを伝えるただ謝るだけでなく、「何が原因で喧嘩になったのか」「どの部分が問題だったのか」を具体的に伝えてみましょう。自分の行動や言葉を振り返り、相手にどのような影響を与えたかを伝えることが再発防止に繋がります。【エピソード】家事分担について夫と言い合いになってしまいましたが、自分の態度にも原因があったと思ったので、夫に「今回私がきつい言い方をしてしまったから不快にさせてしまったよね」と正直に伝えました。夫も「言い方は少し悲しかったけど、正直に言ってくれて嬉しい」と答えてくれて、そのおかげで自然と話し合いが進み、仲直りもできました。(31歳・女性)今後の改善策をふたりで話し合う喧嘩を解決した後、同じ問題が再発しないように今後の改善策についても話し合いましょう。「ふたり会議」のユーザーデータによると、76%の人が「相手がイライラしているときは、理由を話してほしい」と回答しています。仲直りをした後同じ問題が再発しないように、喧嘩になってしまった原因と今後の対策の話し合いが効果的だとわかります。また、「どのような言葉や行動が喧嘩の引き金になりやすいのか」などを共有することで、再度同じような問題が発生するのを未然に防げるでしょう。【エピソード】最近、喧嘩の頻度が増えてしまい、さすがに今のままでは良くないと感じたので「今回の件もだけど、もう少しお互いに改善できるところがあるよね」と伝えてみました。お互いの気持ちを整理しながら話し合い、次回同じような内容でぶつからないためにどうすれば良いか意見を交換したところ、前向きな気持ちで解決策を見つけられました。(29歳・男性)この記事もチェック👇彼氏にイライラする時の対処法|別れるべきか悩む時のポイントや伝え方も紹介喧嘩しても感情的にならずに話せるコミュニケーションのコツ喧嘩が避けられない場面でも、感情的にならずに冷静に話せれば問題解決はスムーズに進みます。ここでは、喧嘩してしまったときに意識したいコミュニケーションのコツを紹介します。自分から謝ることは負けを認めることではない自分から謝ることに抵抗を感じる人は多いですが、謝ることは「負け」ではなく、関係を修復するための「きっかけ作り」です。心理学には「返報性の原理」という考え方があり、自分が謝罪や歩み寄りを見せることで、相手も心を開きやすくなるのです。喧嘩の仲直りは、どちらが正しいかを証明する場ではなく、お互いの絆を深める機会です。まずは勇気を出して謝ってみましょう。相手の話や意見にも耳を傾ける喧嘩の際は、自分の意見を主張するだけでなく、相手の話にもしっかり耳を傾けることが大切です。相手の話を遮らない適切な相づちを打つ必要に応じて質問をする言葉を言い換えて確認する非言語コミュニケーション(うなずきやアイコンタクト)を意識するなどを意識しながら相手の気持ちを理解しようと努めることで、相手も自分に対して理解しようとしてくれるでしょう。アサーティブコミュニケーションを意識するアサーティブコミュニケーションとは、相手に対して自分の意見や感情を押し付けず、尊重しながら自分の気持ちを伝える方法です。特に、「自分」を主語にした「Iメッセージ」を使うのが効果的です。たとえば、「あなたが○○をしたから私は怒った」というような「あなたメッセージ」ではなく、「私は○○なときに×××と感じた」という表現で、自分の感情を主体に伝えるのがポイントです。✕「あなたはいつも仕事ばかりで私のことを考えていないよね」 〇「仕事で遅くなる時は、事前に連絡が欲しいな」✕「なんで片付けをしないの?」 〇「家事の分担について、一緒に考えてほしいと思ってるけどどうかな?」本音を伝える嘘や隠し事はトラブルを再発させる原因になります。本音を伝えるのは大事ですが、その際に相手を傷つけない配慮も忘れないようにしましょう。穏やかな口調を心がけ、解決策の提案も一緒にできると良いでしょう。本音を伝えることで信頼関係が深まり、喧嘩をしても建設的な方法で解決に向かいやすくなります。この記事もチェック👇喧嘩にならない!話し合い上手なカップルが大事にしてる4つのことカップル・夫婦が仲直りしたいときに避けるべきNG行動仲直りしたいと思っていても、誤ったアプローチをするとかえって関係が悪化してしまう恐れがあります。ここでは、仲直りしたいときに避けるべきNG行動を解説します。自分の非を認めず、相手だけを責める喧嘩の最中に自分の非を認めずに相手だけを責めると、相手はさらに防御的になり、問題の解決は遠のいてしまいます。「でも」「だって」といった言い訳をしてしまうのも同様です。自分の言動にも反省の余地があると認め、相手に理解を示す姿勢を心がけましょう。無視をする無視をすると相手をさらに傷つけ、関係を悪化させます。無視は精神的に与えるダメージも大きく、相手に不安や不信感を抱かせる原因となります。冷静になる時間を作ることは必要ですが、挨拶を返さないなど相手に対して「無視」という態度を取るのは避けましょう。この記事もチェック👇夫婦の会話がないのはどうして?原因と影響、関係改善の5STEPを解説【エピソードあり】過去の話を蒸し返す「前回も同じ言い訳をしたよね」「去年の○○の時だって…」など過去の喧嘩や失敗を蒸し返す言動は、現在の問題解決を遅らせるだけでなく相手の心を傷つけてしまいます。過去の出来事を引き合いに出すのではなく、現在の問題にフォーカスして対処することがポイントです。すぐに別れを切り出す喧嘩のたびに「別れる」「もう無理」といった極端な言葉を安易に使うと、相手を不安にさせ、関係を不安定にしてしまいます。相手の信頼を大きく損なう可能性もあるので、感情に流されずに本質的な問題に向き合いましょう。不機嫌なオーラを出し続ける喧嘩後にため息、舌打ち、わざと大きな物音を立てるなど不機嫌な態度を続けると、相手はどう対応すべきか悩み、さらに関係がギクシャクしてしまいます。不機嫌な態度を取らず、早めに歩み寄る姿勢を見せることが早めに仲直りをするコツです。この記事もチェック👇ケンカにならない!「不満の伝え方」のポイント5つカップル・夫婦の喧嘩を未然に防ぐためのポイントここまで仲直りの方法をご紹介しましたが、そもそも喧嘩が発生しない状態がカップル・夫婦にとって一番ベストです。ここでは、日常生活の中でできる喧嘩を防ぐためのポイントを紹介します。日頃から感謝を伝える小さな感謝や称賛を日常的に伝えると、コミュニケーションが円滑になりやすいです。「いつも朝ごはんを作ってくれてありがとう」「仕事を頑張る姿に感動するよ」「私の話を聞いてくれて嬉しかった」「家事を手伝ってくれて助かった」などの小さな称賛や感謝の積み重ねが喧嘩を未然に防ぐことにもつながるでしょう。また、「ふたり会議」のユーザーデータによると、自己主張が得意な人も苦手な人もいるとわかります。お互いがどちらのタイプかを知ると同時に、自己主張が苦手だと感じる方は感謝の言葉を伝えることから始めると、より対等に話し合いが進めやすくなるのではないでしょうか。この記事もチェック👇カップルにおすすめの会話ネタ10個|会話が続かない理由や盛り上がる話題を紹介 お互いの良いところを褒め合う習慣をつくるパートナーの良いところを日常的に褒め合う習慣を持つと、お互いに前向きな気持ちで関係を築けます。「今日の料理、すごく美味しかったよ」「困っている人に優しく接する姿が素敵だよね」「計画的に物事を進める能力が尊敬できる」など普段から相手の良い面を意識し尊敬の気持ちを伝え合えていると、喧嘩が起きそうな状況でも冷静に対話がしやすくなるでしょう。仲直りのルールを決めておく喧嘩が起きたときに「仲直りのルール」をあらかじめ決めておくのも効果的です。たとえば、喧嘩中でも「おはよう」「おやすみ」の挨拶はする24時間以内に必ず話し合いの場を設ける感情的になったら一旦タイムアウトを取る人前での喧嘩は避けるなど、ふたりが守れるルールを設定しておくと深刻な対立を避けられるでしょう。この記事もチェック👇カップルにルールは必要?長続きするカップルの秘訣やルールの決め方も紹介!小さな不満を我慢せずに伝え、話し合う日常の小さな不満を溜め込まず、早めに話し合うことが喧嘩防止の鍵です。具体的にモヤモヤあるいはイライラを感じた状況を説明する不満を感じたときの自分の気持ちを伝える改善のためのお願いをする、自分が意識できることも伝える相手の意見も聞く上記のような方法で些細な内容でもこまめに共有し解決策を考えることで、大きな喧嘩に発展するのを防げます。自分の感情をコントロールする、ストレスをためない感情をコントロールするための練習を日常的に行うことも、喧嘩を未然に防ぐために重要です。感情を言語化する練習をする定期的な運動や趣味の時間を持つ十分な睡眠を取る必要に応じて専門家に相談する感情を言語化する練習や、ストレスをためないためのセルフケアを実践することで、冷静に対話ができる自分を保てるようになるでしょう。お互いの価値観を事前に話し合っておく喧嘩の原因になりやすい価値観の違いは、あらかじめ話し合っておくと大きな対立を防げます。たとえば、お金の使い方や貯金の考え方結婚観や将来設計仕事とプライベートのバランス家事・育児の分担休日の過ごし方などのテーマについてあらかじめ意見を交換し、お互いの理解を深めてみてください。仲直りや話し合いに役立つ対話アプリで価値観を共有しよう!(画像をクリックすると、LINEの友達追加画面に飛びます)喧嘩そのものが必ずしも悪いものではありません。むしろ、喧嘩を通してお互いの考え方や感情を深く理解できれば、より強い絆を築ける機会にもなります。しかし、感情が高ぶってしまう喧嘩の中では相手の考えや価値観を冷静に理解するのが難しいため、事前にお互いを理解したり普段のコミュニケーションの中で関係性を深めることが大切です。そこでおすすめなのが、カップルや夫婦向けの話し合いツール「ふたり会議」です。「ふたり会議」は、コミュニケーションの仕方やお金の使い方などカップル・夫婦にとって重要なテーマの質問に答えながらお互いの価値観をシェアし、喧嘩がこじれる前に考え方をすり合わせることができます。自分に対する不満があったら、パートナーから伝えてほしい?機嫌が悪いときは放っておいてほしい?自分の主張をはっきり伝えるのは得意?ひとりの時間は大事にしたい?LINE登録をするだけで回答ができるので、日常生活のすれ違いや喧嘩を未然に防ぐために役立ててみてくださいね!冷静な話し合いやお互いの理解を通して、仲直りを成功させ、ふたりの絆がさらに深まることを願っています。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜■分析データについて・ふたり会議の2023年・2024年の価値観データを抽出。・分析に使用したデータは、匿名性を保つために統計的に処理しています。