カップルで貯金を始めたいけれど、どのように進めたらいいかわからないという方は少なくありません。同棲や旅行、将来の備えとしての貯金はもちろん、特に結婚を見据えた貯金は重要です。本記事では、カップルの貯金事情や平均貯金額、おすすめの貯金方法や貯金をする際の注意点も紹介します。お金の話をしっかりとパートナーと共有するのは、ふたりの未来に向けた大切なステップです。この記事を参考に、ふたりにぴったりの貯金方法を見つけ、安心できる将来に向けて備えましょう!(ふたり会議について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)カップルの貯金事情は?【平均いくら】カップルで貯金する目的とタイミングカップルが貯金を始める主な目的としては、同棲や旅行、そして将来に備えるための資金作りが挙げられます。特に、最も多いのは結婚に向けた貯金で、結婚式の費用や新生活の準備資金をふたりで協力して積み立てるケースが一般的です。貯金を始めるタイミングは、主に同棲を始める時期や結婚を意識し始めた時期が多いようです。同棲を始める際は、引っ越しや生活費など新生活にかかる費用がかさむため、自然と貯金を意識するようになるでしょう。加えて、結婚の話が具体的になった段階で、結婚式や新居の準備に向けて計画的に貯金をスタートするのもいいタイミングといえます。カップルの平均貯金額はどのくらい?リクルートブライダル総研「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」の記事によると、結婚前に貯金をしていたカップルの割合は86.9%にのぼります。この結果から、ほとんどのカップルが結婚に向けてしっかりと貯金しているのがわかります。また、結婚のために貯金している額の全国平均は317.2万円で、結婚式や新生活に向けた費用が大きな額になるのを示しています。さらに、婚約から結婚式、新婚旅行に至るまでにかかる総費用の全国平均は415.7万円とされているので、結婚に向けた貯金の必要性をひしひしと感じますよね。上記のデータは、結婚でかかるお金の大きさが強調されるものですが、早めに準備していけば焦りや不安もかならず小さくできます。ふたりに合った貯金方法を見つけ、幸せな未来のために一歩一歩行動していきましょう。カップルが結婚するまでにかかる費用は?婚約指輪、結婚指輪を購入する費用婚約指輪の平均価格は30万円程度が相場とされ、結婚指輪はペアで20〜30万円が一般的だといわれています。ブランドやデザインにこだわる場合、さらに費用がかかる場合もありますが、ふたりの希望に合わせて選ぶといいでしょう。最近では、婚約指輪をなしにして、新婚旅行を豪華にしたり、ふたりの希望の新居の費用にあてたりするケースも多いようです。ふたりの望みが第一なので、無理に相場に合わせず、ふたりでひとつひとつ話し合って決めましょう。婚約指輪の返礼品のための費用婚約指輪を贈られた際、相手に返礼品として時計やアクセサリーなどを贈ることもあります。返礼品の費用は数万円から10万円程度が相場ですが、贈る品物や地域の習慣によって異なります。高額である必要はなく、相手への感謝を込めた贈り物を選ぶのがポイントです。結納や両家顔合わせの費用結納や両家の顔合わせにかかる費用は、地域や家族の慣習によって変わってくるようです。結納の場合、結納金や贈り物が必要で、その金額は双方の家族によって異なるため、家族みんなで事前によく話し合っておくのがおすすめです。両家の顔合わせだけであれば、食事会の費用として数万円程度で済むのが多いですが、ホテルやレストランでの会食の場合はさらに費用がかかるケースもあります。この記事もチェック👇親への結婚挨拶のポイント|服装・手土産・流れと覚えておきたいマナーを紹介結婚式の費用結婚式にかかる費用は、式場の規模や招待人数によって大きく変わりますが、約300万円前後かかると見込まれます。豪華な式を挙げる場合やオプションを追加するとさらに費用が増えるかもしれません。予算に応じて、無理のないプランを立てるのが大切ですし、日頃から自分とパートナーの気持ちを伝え合う習慣をつけておくといいでしょう。新婚旅行の費用新婚旅行にかかる費用は、行き先や滞在期間によって前後しますが、平均的な予算は50〜100万円程度になります。旅行先での体験やふたりの思い出作りのために、事前に十分な計画を立て、ふたりの希望や予算に合わせて旅行先を選ぶようにしましょう。ふたりで暮らす新居や引っ越しの費用新居の敷金・礼金や保証金、初期費用として50万円以上かかるパターンが多いようです。加えて、家具や家電の購入、引っ越し業者の費用なども考えておくといいでしょう。地域や新居の広さによっても費用は変動しますが、事前にリストアップし、どのくらいのお金がかかるかというのも考えて計画的に準備するのがおすすめです。この記事もチェック👇同棲の初期費用は平均いくら?シミュレーションと話し合いのコツを紹介カップルで貯金をするメリットとは?【信頼関係が深まる】金銭感覚をすり合わせられるカップルで貯金を始めると、自然とお互いの金銭感覚を確認する機会が増えます。「何に、どのくらいお金を使いたいのか」や「お金をかけなくてもいいと思っているところ」など、収入や支出のバランス、貯金に対する考え方などを共有することで、お互いの生活スタイルに対する理解が深まります。この記事もチェック👇「金銭感覚が合わない…」夫婦やカップルでお金の価値観が違うときの対処方法まとめお金の話がスムーズにできるようになるふたりで貯金をしていると、お金に関する話題を日常的に話し合う習慣がつきます。お金の話はデリケートな問題ですが、早いうちからオープンに話し合うと、将来の大きな決断をする際もスムーズに意見交換ができるようになります。金銭トラブルも未然に防げるので、安心してふたりの暮らしをスタートできるでしょう。ふたりで力を合わせることで、より信頼関係を深められる共同で貯金をするのは、ふたりで目標を共有し協力する姿勢を育むいい機会です。「貯金」という具体的な目標に向かってふたりで力を合わせることで、お互いの信頼関係が強まり、日々の生活でも自然に助け合う姿勢が生まれます。この共同作業がふたりの絆を深め、長く幸せな関係を築くための基盤となるでしょう。カップルがスムーズに貯金できる方法5選【おすすめのルールやコツ】貯金の目標をふたりで決める結婚を考え始めたカップルには、まず貯金の目標についてふたりで話し合うのをおすすめします。たとえば、「豪華な結婚式を挙げたい」や「旅行や新婚生活の費用を優先したい」といった希望を事前に話し合うことで、ふたりのゴールを明確にし、同じ方向に向かって貯金ができます。【エピソード】私は、同棲と同時にパートナーと一緒に貯金を始めました。ただ「早く結婚したい」という目標で貯金を頑張っていた私に対して、パートナーのモチベーションは高くなく、ずっとモヤモヤ……。そこで、「ふたりで貯金の目標を立ててみよう」と思い、パートナーに結婚指輪や結婚式の平均額を伝えたうえで、どのくらいのペースで貯めれば目標達成するかなどを共有しました。その甲斐あってか、今では「ふたりのプロジェクト」としてパートナーもやる気になってくれていて、順調に貯金できています。(29歳・女性)この記事もチェック👇共働き夫婦の上手な家計管理は?4パターンを解説!無理なく貯金に回せる金額を考える無理のない貯金額を設定するためには、まずお互いの収入や支出の内訳を正確に把握する必要があります。生活費や趣味の支出などを一度見直し、どれだけ貯金に回せるかを算出しましょう。無理な額を設定するとストレスになり、貯金が続かない原因になるため、現実的な範囲で設定するのが重要です。【エピソード】パートナーと僕はふたりともフリーランスなのもあり、毎月の収入にばらつきがあります。貯金を始めるときには、まずふたりの収入や支出のバランスを把握したかったので、お互いの収入はもちろん、「使いたいお金」についても伝え合いました。また、定期的にお金についてふたりで話す時間を作り、月によっては片方が食費や生活費を多めに負担したり、もう片方が貯金に多く回したり……といった柔軟な分担をするようにしています。生活スタイルや支出に応じて適切な貯金額を設定し、無理のない範囲で貯金を進めるのが大切だと感じています。(32歳・男性)先取り貯金をする貯金がなかなか進まない原因の一つは、使いすぎてからあまったお金を貯金をしようとするためだと考えられます。先取り貯金は、給料や収入が入ったらまず貯金額を確保し、そのあと残ったお金で生活をするといった貯金方法です。たとえば、毎月の給料から一定額を自動で貯金する仕組みを作るか、500円玉貯金のように簡単に続けられる方法を取り入れます。貯金を優先することで、貯金を自然と習慣化できるようになるでしょう。【エピソード】私もパートナーも貯金が苦手で、いつも挫折してしまっていましたが、友人に教えてもらった「先取り貯金」で少しずつ貯金ができるようになりました。私たちは毎日500円玉を貯金箱に入れる方法で、だんだんお金も貯まってきています。500円玉がないときはお財布の中にある100円玉を全部入れるなど、臨機応変に無理なく続けられるのが私たちに合っているみたいです。少ない金額から始めれば負担もなく続けやすいし、節約の意識も高くなりました。(25歳・女性)貯金専用の口座を用意する貯金専用の口座を用意すると、貯金と生活費を明確に分けられます。日常の口座とは別に設けると、つい使ってしまう心配がなく、目標達成により早く近づけるでしょう。ひとり1ヶ月あたり数千円からでも始めてみると、少額でも徐々に貯まっていく過程が見えるため、貯金に対する意欲が高まります。【エピソード】パートナーと婚約後、すぐにふたりで貯金専用の口座を作りました。私は貯金するのが苦手なので、パートナーの提案でまずは1ヶ月に5千円を貯金専用の口座に入れるようにしました。少額なので管理もしやすく、貯金の進捗も見えやすいため、モチベーションが保てました。今では月に2万円貯金できるようになり、もうすぐ結婚式が挙げられそうです!(28歳・男性)この記事もチェック👇同棲のお金の管理どうしてる?揉めないコツと上手な管理方法家計簿アプリなど便利ツールを取り入れてみる家計簿アプリは支出を可視化し、無駄遣いを減らすために便利なツールです。日々の買い物や食事代などをアプリに入力すれば、どんなタイミングで何にお金を使っているかが一目瞭然になります。アプリだとスマホなどで簡単に入力ができ、過去の記録もラクに振り返れます。見えにくい支出を明確にし、家計管理を見直しやすいのも家計簿アプリの魅力のひとつです。今はさまざまなアプリがあるため、ふたりに合ったアプリを活用すれば、ストレスなく貯金が進み、ふたりの暮らしもより楽しく続けられるでしょう。【エピソード】私とパートナーは同じ家計簿アプリを共有して使っています。パートナーが入力した内容を、私も確認できるのでとても便利です。ただ、お互いの支出がはっきりとわかるので、つい口を出したくなってしまうときもありますが、気になるときはすぐに話し合うようにしていて、ふたりの「お金をかけたいもの」と「貯金したい目的」について理解し合えるように意識しています。お金の話をスムーズにできるようになったのもアプリのおかげかもしれません。(30歳・女性)この記事もチェック👇同棲に役立つアプリ10選!お金や家事の悩みを解決するおすすめツールカップルで貯金をする際に気をつけたいポイントふたりの気持ちを第一に考えよう貯金をするときには、まず第一にふたりの気持ちを大切にし、互いに理解し合いましょう。パートナーが何にお金を使いたいのか、将来的な目標やふたりの希望を話し合い、足並みを揃えるのが重要です。片方が貯金を優先したい一方で、もう片方は少しの余裕を楽しみたいと考えているパターンもあります。お互いの望むものを尊重し、バランスをとった計画を立てるのが長続きする貯金の鍵です。無理な金額設定での貯金は避けよう貯金を始める際に、無理な金額を設定するのは避けるといいでしょう。収入に見合わない額を貯金に回そうとすると、日々の生活に負担がかかり、ストレスが溜まる原因になります。月々の収支をしっかりと把握した上で、無理のない範囲の現実的な金額を決めましょう。また、貯金が進まないのをお互いに責めるのではなく、必要に応じて目標を見直す柔軟さも必要です。定期的に貯金額や方法をアップデートしよう貯金の計画は、一度決めたら終わりではなく、定期的に見直すようにしましょう。たとえば、収入が変わったり、ライフイベントが起きたりすると、貯金に回せる額や優先事項が変わる場合があります。変化に応じて、貯金額や貯金の方法をアップデートするようにすれば、無理なく貯金を続けられます。定期的にパートナーと話し合い、その時点でのふたりにとって最適な方法を模索するのがおすすめです。貯蓄額が増えると浪費する可能性もあるので注意貯金が順調に増えてくると、つい気が緩み、大きな買い物をしてしまうケースもあります。貯金額が目標に近づくと「少しぐらい贅沢しても大丈夫かな」といった心理が働く場合もあるかもしれません。浪費を防ぐためには、貯金額の進捗に一喜一憂せず、定期的に貯金の目標をふたりで確認し合うようにしましょう。無駄な支出を避けるために、あらかじめ使うべきお金と貯金すべきお金を明確に区別しておくといいでしょう。お別れする際にトラブルになることもカップルで共同貯金をしていると、万が一お別れする際にトラブルになる可能性がないとは言い切れません。どちらがどれくらい貯金に貢献したかをめぐってすれ違ったり、揉めたりする場合もあります。トラブルを避けるためには、貯金を始めるときにお互いの役割分担や貯金の目的を明確にしておくのが重要です。また、定期的に貯金の進捗を確認し、ふたりが納得できる形で管理すると、のちのトラブル防止につながります。可能であれば、ふたりで話し合った内容や入金金額を記録を残しておくと安心です。この記事もチェック👇【実体験】家計管理は自動化+見える化!共働きカップルのお金事情カップルでお金や貯金について話し合えるアプリもおすすめ!(画像をクリックすると、LINEの友達追加画面に飛びます)パートナーとお金の話をするきっかけにおすすめなのが、カップル質問アプリ「ふたり会議」です。同棲や結婚、貯金などのトピックに沿った質問がいくつも用意されていて、カップルでお互いの気持ちや共同生活の価値観を楽しく共有できます。特に、お金の話はデリケートなテーマになりがちですが、「ふたり会議」を使えば対話の入り口を作りやすく、深刻になりすぎずに自然な流れで話し合いが進められます。「ふたり会議」では、将来に向けて、ふたりで貯金したいと思う?奨学金やローンの返済はある?あまり節約を考えすぎずに、自由にお金を使いたい?介護や老後資金など、将来に備えた貯蓄はどれくらい重要?ふたりで使うお金はどのように管理したい?パートナーに収入と貯蓄をオープンにしたいと思う?などの質問がジャンル別に幅広く用意されているので、ふたりで話し合いたいテーマについてスムーズに楽しく話せるきっかけになります。パートナーと話し合う際には、「ふたりがよりよく暮らすために」という前提を伝えるのがおすすめです。ふたりの生活をより良くするための対話であるのを伝えると、建設的な意見交換ができ、ハードルが高く感じる話題でも前向きに話し合いやすくなるでしょう。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜まとめカップルでの貯金は金銭的な余裕を作るためだけでなく、ふたりの信頼関係を深める大切なプロセスです。結婚を考えているカップルであれば、結婚資金のための貯金計画が必要になります。ふたりが無理なく続けられる貯金方法を見つけ、定期的に見直しを行い、余裕をもって楽しく目標に向かっていきましょう。ふたりで理想の未来に向けて協力するなかで、お互いに支え合える関係を築き、安心して幸せな日々を送れますように心から応援しています!