大好きなパートナーともっと一緒にいたい、結婚を考えて一緒に暮らしたいなど、同棲を考える方も多いかもしれません。そんな中で気になるのが「間取り」です。「衣食住」と言われるくらい、住環境が生活に与える影響は大きいです。どんなに好きな相手でも、ふたりにとって住みにくい家で暮らしていると、関係がギクシャクしてしまうかもしれません。そこで今回は、さまざまな失敗談・成功談をもとに、「間取り」とパートナーシップの関係について考えました。経験談① 6畳の部屋で同棲。一人の時間が持てず、ケンカが絶えず破局……編集部メンバーが普段アイデア出しや雑談をしているSlackでは、間取りとパートナーシップについてこんなコメントが寄せられました。友人が6畳の部屋で同棲したけど、一人の空間がなく、ケンカが絶えなくて別れてしまったそうです。こういうときって我慢が足りないみたいに言われることがあると思うんですが、間取りで解決できるんじゃない?と感じますね。(交際3年目・30歳)6畳の部屋ということは、ワンルームや1Kでしょうか。ひとり暮らしであればいいですが、ふたりで暮らすとなると空間のゆとりがありません。それに、生活リズムが違いすぎると厳しそうです。筆者は6.5畳の1Kで妻と同棲を始めたのですが、妻が午後10時までには寝たいタイプ、筆者は深夜も仕事や自分のことをやりたいタイプと生活リズムが異なっていました。電気を消し妻がベッドで眠っている横で、パソコンを広げ仕事をすることも。タイピングの音で妻を起こしてしまわないか気になるし、暗い部屋でパソコン操作するので目は疲れるし、なかなかハードだった記憶があります。>>>お互いの希望の間取りやマイホームの希望など、住まいのことについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る経験談②1LDKにしたら、お互いにひとりになれる空間ができて人生の質が上がった!それでは、リビング1部屋と食堂兼キッチン(ダイニング・キッチン、DK)がある1LDKはどうでしょうか。ワンルームや1Kと比べて部屋数が増えますし、リビングの広さは8畳以上が目安とされているので、それなりのスペースが確保できます。この記事を書くにあたり、パートナーシップを楽しく学べるコミュニティ『ふたりの教室』内でもヒアリングを実施。1Kから1LDKに転居したメンバーは、「想定した以上に快適です」と感想を教えてくれました。もともと私は広さにこだわりがなくて、夫の『ひとりになりたいときがある』という意見に合わせました。でもいざ住んでみたら、以前よりも自由に使える空間が増えたことで、『自分もひとりになれるスペースがあってよかったな』と気づきました。リビングでヨガやストレッチなどやりたいことができるし、観葉植物を置いてQOLが上がりました。(交際3年目・29歳)筆者も1Kから1LDK(新築でした!)に引っ越したとき、空間の広さや収納スペースのゆとりに驚きました。夜までリビングで仕事をしていても妻の眠りを妨げないし、お互いがひとりになる部屋ができたことが嬉しかったんです。経験談③お互いに在宅勤務の場合、1LDKは適さない場合もところがふたりして在宅勤務をするとなると、1LDKでも困ってしまうケースがあります。ムラオユイさんのツイートを見てみましょう。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%3C%2Fp%3E%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fyui3x9%2Fstatus%2F1245692005050511361%22%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E※編集長より注※ ツイート内の「1DK」は「1LDK」の間違いでした%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%3C%2Fp%3E%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fyui3x9%2Fstatus%2F1251032249278980096%22%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3Eわかる、わかります……。リビングのテーブルにふたりしてパソコンを広げてカチャカチャするだけなら、どうにかなるかもしれません。でも電話やオンラインミーティングが頻繁にあるとなると、同じ空間で仕事をするのは難しい。かといって外出自粛モードの中、カフェやコワーキングスペースにも行きにくい。リビングにいられない方がトイレや寝室、玄関で仕事をするしかありません。ほかのメンバーも「わたしがフルリモート&自営業の夫で作業スペースの取り合いになってて、かなり厳しいです」と悩みを打ち明けていました。社員ひとりが快適に仕事ができる広さ(事務職のケース)の目安は、「10㎡」(約6.4畳)と言われています。仮にリビングが8畳な場合、ふたりでずっと働くにはきついことがイメージできたのではないでしょうか。>>>お互いの希望の間取りやマイホームの希望など、住まいのことについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る経験談④ 収納スペースのゆとりは、心のゆとりにつながる在宅勤務スペース問題のほかには、「収納スペースの不足」を訴える人も。プロテインやヘアセット、本など彼の持ち物が多いので、私は自分の物を増やすことを密かに自粛してます……。(交際2年目・26歳)夫婦のみを対象とした調査結果ではありますが、収納スペースとパートナーシップの関係を示す調査結果があります。家づくりや間取りについての相談サービスを行う「かえるけんちく相談所」が2018年に発表した情報によると、収納に余裕がある家に住む夫婦ほど「仲がいい」(45.5%)と答えている人が多く、「悪い」の回答はゼロだったのです。反対に収納に余裕が足りない家に住む夫婦の場合、「仲がいい」は21.3%と半減したほか、わずかではありますが「大変悪い」(2.7%)と答えた人も。収納スペースにゆとりががあるということは、住空間もそれなりに広いと考えられます。ゆったりと過ごせて、物も置ける。そんな住まいで暮らすことで心に余裕が生まれ、パートナーに思いやりを持てるのでしょうね!(参考:月刊TENGA 第22号)経験談⑤2LDKにしたらとても快適! おうち時間が好きになる間取りを変えたことで「仲がより良くなった」「生活しやすくなった」という声も寄せられました。夫婦ふたりで2LDKの物件に住むメンバーは、「超快適です…!」と嬉しそう。以前はワンルームに住んでいましたが、お互いに在宅勤務ができる会社で働いているので、書斎がある物件に引っ越しました。机も椅子もガチオフィス仕様にしたので腰が痛くなることもありません。会議がかぶるときは、どちらかが書斎で、片方がリビングのダイニングテーブルで仕事をします。(交際3年目・29歳)ダイニングテーブルは書斎スペースに比べると作業はしにくいものの、会議時間がかぶるのは数時間なので許容範囲だとか。転居の提案はパートナーからでした。家賃は2倍以上になりましたが、『必要な投資』と考えて決断しました。そしたら新型コロナの影響で在宅勤務をするようになり、広めの住宅を選んで大正解! おうち時間が大好きになりました!(交際4年目・33歳)シェアハウス運営を予定し、夫婦ふたりで2階建て、3LDKの賃貸物件に暮らすメンバーも、メリットを次のように話してくれました。今は入居が満員ではないので、寝室は同じでも別々に過ごせるスペースがあります。お互いにやりたいことをする場所が確保できて快適ですね。余談ですが、ダイニングには仕事もしやすいように天板が自動昇降できるデスクを導入しました。これが意外と便利!(交際5年目・28歳)>>>お互いの希望の間取りやマイホームの希望など、住まいのことについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見るまとめ:間取りに絶対の正解なし! ふたりが暮らしやすい間取りを話し合おうここまで間取りとパートナーシップとの関係について、ヒアリングをもとに考えてみました。ライフスタイルや個人の好みに合った間取りで暮らすことで、パートナーとの良い関係を築いている様子がうかがえます。ひとくちに1LDKや3LDKと言っても、物件の立地のほか、部屋の広さや部屋の配置、日当たりや防音性などは微妙に違ってきます。なので「良好なパートナーシップを築くには、この間取りがベスト!」とは言い切れません。話し合って、お互いのライフスタイルに最適なふたりが暮らしやすい間取りを選ぶのが良いでしょう。パートナーと同棲や結婚の価値観を確認し合えるサービス『ふたり会議』を使って、どんな工夫をしたら暮らしやすくなるかを話し合ってみるのもオススメです。一人の時間は大事?寝室は一緒がいい?一緒に住むとしたら、ゆずれないポイントはある?など、同棲や暮らしに関する価値観をカップルで回答し、お互いにシェアできます。f家にいる時間が長くなった今、生活の変化で不満やイライラを感じたとしても、「お互いに仲良くいるにはどうすればいいか?」を目標に前向きにパートナーと話し、うまく解決していけるのがいいですね!今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜文:そのべゆういち(@papayuyu0309)