「同棲生活には満足しているけれど、いつか結婚したい気持ちもある」「このままなんとなく同棲を続けていいのか不安…」。こうした思いを抱える方も多いのではないでしょうか?交際から同棲へ進む段階では順調に関係が進展している実感があっても、その先の「結婚」について考えると迷いや不安を覚えることも。本記事では、同棲しているけれど結婚に踏み切れない理由や、結婚しない同棲生活のメリットと注意点について詳しく解説します。また、パートナーと結婚について話し合う方法もご紹介するので、最適な関係性や生活スタイルを考える際に参考にしてくださいね。(ふたり会議について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)同棲から結婚に進むまでの平均期間はどのくらい?同棲を経て結婚することを理想のステップとして考える人も多いかもしれませんが、同棲してから結婚に至るまでの期間はカップルによってさまざまです。一般的な傾向として、結婚前に同棲を始めるカップルの場合、半年から1年程度で結婚するケースが多いとされています。(出典:ゼクシィ)また、カップル・夫婦向け質問アプリ「ふたり会議」のユーザーデータによると、「同棲の目的や期限を決めたい」と答えるカップルが約7割に上り、期限や目標を設定することがふたりの関係を進展させる鍵であるとわかります。しかし一方で、「目的や期限は決めたくない」「どちらとも言えない」と回答したカップルも一定数おり、同棲に対する価値観には多様性があるのも確かです。最近では、必ずしも結婚をゴールとせず、あくまで同棲を「現在のライフスタイル」として楽しむカップルも増えています。このように、結婚に繋がるための同棲生活を選ぶカップルが多い一方で、「結婚にこだわらず、長く同棲を続けていきたい」と考えるカップルも少なくありません。現状の同棲スタイルに対して不安や焦りを感じた場合でも、「自分たちはどうしたいか」についてふたりで考えることが大切になってきます。この記事もチェック👇同棲から結婚までの期間やタイミングは?結婚前同棲のメリットと切り出し方同棲中だけど結婚しないカップルの理由とは?同棲を続けているカップルの中には、「結婚せずにこのまま同棲生活を続けたい」と考える人もいます。ここでは、結婚を選ばずに同棲生活を続けるカップルの理由を解説していきます。金銭的な不安があるから結婚には多くの費用がかかります。結婚式や新婚旅行、さらには結婚後の生活費や住宅購入など、将来的な出費に対する準備が整っていない場合、結婚をためらうカップルも少なくありません。また、収入面での不安が原因で結婚を延期するカップルもいます。結婚をするためにはある程度の金銭的な安定が必要と感じる人が多く、特に若い世代では収入や貯蓄が十分に確保できていないと、結婚への決断に踏み切れないケースもあります。結婚願望がないから結婚に対する意識が強い人がいる一方で、「結婚願望が特にない」と感じている人もいます。同棲生活に満足しており、結婚という形式にこだわる必要を感じないことが理由として挙げられます。特に最近では、価値観が多様化し、法律上の結婚にこだわらずにパートナーシップを尊重するカップルが増えています。今の関係性や同棲生活に満足しているから結婚をしない理由として、「今の関係に満足しているため、わざわざ結婚しなくてもいい」と感じるカップルも多くいます。法的な結びつきがないため、お互いに自由度が高く、ストレスの少ない関係を保てると感じていることが背景にあります。「このまま自然体でいられる関係を続けたい」と考えるカップルは、無理に結婚を目指す必要はないのかもしれません。結婚のタイミングを逃したから仕事の都合や忙しさなどから、結婚について話し合う機会が得られないまま同棲生活が長くなってしまうことも。お互いに「そのうち話そう」と思っているうちにタイミングを逃してしまい、気づけば結婚について真剣に考えられない状態になる場合もあります。結婚に対する不安や迷いがあるから結婚そのものに対する不安や迷いがある場合も、同棲にとどまる理由の一つです。結婚に踏み切れない理由として、「結婚のメリットがわからない」「結婚に対するイメージが重い」といった心理的なハードルもあります。このような不安がある場合、同棲という選択肢で関係性を続けるほうが安心できる人もいるでしょう。この記事もチェック👇【実体験】同棲で不安になる理由と対処法は?同棲ブルーを乗り越えるコツ「結婚しない」同棲生活を選ぶメリット結婚に進まず、同棲生活を続けるパートナーシップにもさまざまなメリットがあります。ここでは、主なメリットを紹介します。自由度の高さ:法的な縛りや親戚付き合いがない同棲には法的な義務や親族間の関わりが少ないため、結婚生活と比べて自由度が高い点が魅力です。たとえば、結婚すると親戚付き合いや親の期待に応える場面が増える場合が多いですが、同棲であればそのようなプレッシャーが軽減されます。また、転居やキャリアの選択も比較的柔軟にできるため、より自由なライフスタイルを楽しみたい人にとっては同棲の方が適していると言えるでしょう。お互いの生活スタイルや趣味を尊重し合いながら、必要以上に干渉せずにパートナーシップを続けられるため、負担が少なく居心地の良い関係を築きやすいです。経済的メリット:結婚にかかる費用を節約できる結婚には、結婚式や新婚旅行の費用、婚姻手続きに関わる経費など、さまざまな支出が伴います。しかし、同棲であれば出費を抑えられ、経済的な負担を減らせます。特に若年層のカップルにとっては、貯蓄が十分でない場合も多いため、無理に結婚資金を用意しなくても一緒に生活を楽しむ選択ができるのは大きな利点です。また、生活費をシェアし合うことで個々の支出も抑えられるため、金銭面での安定を得やすいのもメリットと言えます。結婚資金を貯めながらゆっくりと将来について考える余裕を持てるのも同棲生活の魅力の一つです。関係性の柔軟性:ふたりのパートナーシップを自由に構築できる法律にとらわれないふたりの関係性を築けるため、既存の結婚観に縛られずに独自のパートナーシップの形が実現できます。ふたりが納得する形でパートナーシップを築くことで、長続きする関係を目指せるでしょう。さらに、同棲であれば「合わなければ別れる」という選択肢も結婚より取りやすくなるため、責任感やプレッシャーを感じずにお互いを知り、関係を深められます。お互いが自立したパートナーであることを前提に、あくまで対等な立場で支え合えるのも同棲ならではのメリットです。【長期的なパートナーシップとして同棲を選んだカップルのエピソード】私たちが結婚ではなく「同棲」を選んだ理由は、現在の生活スタイルをそのまま維持しながら、柔軟に一緒にいられる関係性が自分たちに合っていると感じたからです。彼とは将来ずっと一緒にいたいという気持ちはありますが、結婚という形に縛られるのには抵抗がありました。また、家族や親戚との付き合いや結婚資金の負担に窮屈さを感じることもあったので、お互いの生活スタイルや経済的な自由を保ちつつ気楽に一緒にいるという選択が自分たちの価値観や日々の生活によりフィットすると感じています。(31歳・女性)「結婚しない」同棲生活を選ぶときの注意点一方で、結婚しない同棲生活には注意すべき点も少なくありません。ここでは、同棲を続けるにあたって考慮したい注意点と対策について解説します。家族や周囲からの理解が得られにくい場合がある日本では伝統的に結婚が尊重される文化が根強いため、「なぜ結婚しないのか」といった疑問や反対意見を持たれる可能性があります。親世代や親戚からのプレッシャーや、友人や同僚からの「結婚しないの?」といった無意識の質問がストレスになることも考えられます。同棲生活を続ける場合は、周囲からの声に対して自分たちなりの考えを持ち、パートナーと共に意見を共有することが重要になってきます。手術など緊急時における同意権がない同棲中のパートナーであっても法的に婚姻関係がない場合、緊急時や医療の場面で相手の同意を得る権利が制限される場合があります。たとえば、事故や病気で緊急手術が必要になった場合、家族でなければ同意書にサインができないケースがあります。このような問題を解決するためには、公正証書を作成して緊急時に備える方法や、あらかじめ双方の家族に連絡方法を共有しておくといった対策が必要です。法律婚で得られる権利(相続権や財産分与)がないたとえば、どちらかが亡くなった場合、結婚していれば遺産相続が発生しますが、同棲中のカップルにはそうした権利がありません。同棲中に購入した財産についても法的な保護がなく、金銭的なトラブルが生じる可能性があります。将来に備え、同棲カップルが財産を共有する場合には、事前に所有権を明確にし、公正証書などで法的に保護する方法も検討すると良いでしょう。一部の社会保障制度が適用されない場合がある法律婚をしていないと、健康保険や年金制度の一部が適用されない場合があります。たとえば、健康保険の扶養に入るのが難しかったり、年金の遺族給付を受ける権利がない場合があるため、制度を利用できないことで経済的な不安が生じることも考えられます。しかし、各市区町村で導入されているパートナーシップ制度の利用や、任意後見制度を検討することで同棲カップルでも安心して生活できる環境を整えることは可能です。自治体によっては、同棲や事実婚のカップルに向けたサポート制度を提供している場合もあるので、法的・社会的なリスクを減らすために一度ご自身の自治体の制度について調べてみるのがおすすめです。この記事もチェック👇事実婚のメリット・デメリット。注意点や話し合っておきたいことを解説「なんとなく同棲」で止まっているカップルが関係性を見直す3STEP同棲はカップルにとって結婚前の準備期間にもなり得る反面、結婚に向けた話し合いや将来の計画がないまま、なんとなく現状に甘んじてしまう場面も少なくありません。ここでは、「なんとなく同棲」によるモヤモヤを解消するための3つのステップをご紹介します。Step 1:自分の気持ちを整理するまずは、自分が現在の同棲生活にどう感じているかをじっくりと考え、自分の気持ちを整理しましょう。同棲生活を楽しんでいる部分、逆にストレスを感じている部分、そして「結婚」という将来のライフイベントに対してどのような気持ちを抱いているのかを振り返ることで、自分にとっての「結婚」や「同棲」の意味が見えてきます。【ポイント】今の同棲生活の満足度や結婚に対する願望と向き合う現在の同棲生活にどれだけ満足しているのかを確認してみましょう。たとえば、「一緒にいる時間が増えて安心感がある」「相手が家事を手伝ってくれてありがたい」「週末はリラックスした時間が過ごせる」など、良い点やポジティブな感情を思い出すことから始めると、自分がふたりの関係に求めているものがわかりやすくなります。一方で、同棲生活で「ここが不満だ」と感じる部分や、ストレスに感じることもリストアップしましょう。たとえば、「家事の負担が偏っている気がする」「もっと一人の時間が欲しい」「金銭感覚の違いが気になる」といった要素があるかもしれません。これらの不満点を解決することで同棲生活の満足度がさらに高まる可能性があるので、後の話し合いの材料として整理しておきましょう。【ポイント】結婚に対する価値観や将来の理想像を具体的にイメージする結婚をどう考えているか、具体的なイメージを持つことも大切です。「近い将来に結婚したい」と考えているのか、それとも「結婚はいつかできればいい」と思っているのかによって、パートナーとの話し合いの内容も変わってきます。また、結婚後のライフスタイルや理想の家族像、将来的に住みたい場所なども考えておくと、より具体的な話がしやすくなります。結婚や将来のビジョンを考えることで、自分の本音が見えてくるはずです。「同棲は楽しいけれど、将来的に結婚しないのであれば今後どうするかを考えたい」「キャリアも大切にしたいから、結婚はしたいけれど今急ぐ必要はないかも」といった、自分の優先順位も整理できるでしょう。Step 2:結婚に対するお互いの考えを共有する自分の気持ちが整理できたら、パートナーとふたりの未来について率直な話し合いの場を持ちましょう。【ポイント】落ち着いたタイミングと雰囲気で話し合いをする将来について話し合う際には、お互いが仕事や私生活で忙しい時やストレスがかかっているときは避け、できるだけ落ち着いているタイミングで話すようにしましょう。また、家の中や普段の生活の場で話し合うよりも、カフェや公園などリラックスできる場所で話し合いを持つと、構えずに自然な気持ちで話ができるかもしれません。話し合いの際には、「結婚したいと思っているのか?」「同棲に満足しているのか?」という質問だけでなく、ふたりの関係性や将来に対する理想についての確認が鍵になります。お互いの立場や考えを尊重しつつ、相手の本音を引き出すために「私はこう感じている」と自分を主語にして伝えると、穏やかでオープンな対話ができるでしょう。【ポイント】結婚についての希望を前向きにシェアするお互いの意見を尊重するためにも、結婚に対する考えや気持ちを前向きにシェアしましょう。たとえば、「私はいずれは結婚したいと考えているけれど、今の同棲生活もとても大事だと思っている」や、「将来どうなりたいかを一緒に考えてみたい」というように、ポジティブな言葉を使って話すことがポイントです。また、お互いに納得して同棲を続ける場合や、結婚を視野に入れている場合でも、「どのタイミングで結婚について本格的に考えるか」「同棲生活の中で大切にしたいことは何か」など、実際の生活に即した具体的なテーマを設けて話すと良いでしょう。このように、話し合いの場で具体的なステップや方向性が見えることで、将来への不安も減少するのではないでしょうか。Step 3:ふたりで将来設計を立てるお互いの考えを共有したら、次のステップとして具体的な将来設計を話し合い、目標を設定をしていきます。同棲の目的や目標を再確認し、結婚に進むタイミングや現状のまま生活を続けるかなど、ふたりのライフプランについて具体的に計画を立てていきましょう。【ポイント】同棲の目的を再確認し、具体的な目標を設定する同棲の目的を振り返り、今後の目標をふたりで設定しましょう。「今はキャリアに集中したいけれど、2年後には結婚を考えたい」「結婚せずに同棲を続けたいから、パートナーシップ制度について調べよう」など、具体的な目標を設定することで将来に対する不安が減り、話し合いもスムーズに進むでしょう。【ポイント】お互いの不安要素を解決する方法を考える結婚に踏み切れない理由や不安要素についても、しっかり話し合い、解決策を考えておきましょう。たとえば、「結婚式の費用が心配」「まだキャリアが安定していない」など、お互いの抱える不安や懸念点を挙げ、その上でどう対応するかを相談します。解決策を考えることで少しずつ不安が和らぎ、結婚や同棲を続けることに対して前向きな気持ちを持てるでしょう。この記事もチェック👇結婚に後悔しないためには?ストレスの理由とギャップを減らす方法カップルで同棲や結婚への意見が違うときの話し合いのコツふたりの価値観や意見が異なるのは自然なことです。大切なのは、違いをどのように理解し合い、すり合わせていくかです。ここでは、意見の違いがある場合でもお互いの気持ちを尊重しながら話し合うためのコツをご紹介します。一度にすべてを決めようとしない同棲や結婚に関する話し合いは、どうしても感情が入りやすいテーマです。「今後の方向性をすべて一度で決めなければ」というプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、話し合いは一度で完結させる必要はありません。たとえば、「結婚するかどうか」を一気に決めようとせず、「結婚に進むための課題は何か」「今できる準備は何か」など、ステップごとにテーマを分けて話すと、無理なく進められます。相手の考えに共感を示すパートナーの意見が自分と違うときほど、相手の考えを尊重し、共感を示すことを忘れないよう心がけてみてください。「あなたがそう感じるのもわかる」「そういう考えもあるね」といった言葉を使うことで、相手に安心感を与えられます。共感を示すことで、お互いの意見に耳を傾けやすくなり、自然な流れで対話が進むでしょう。譲れないポイントを確認し中間地点や妥協点を探る意見が食い違う場合でも、お互いが譲れない点や価値観の共有が大切です。まずは、それぞれの理想像や大事にしている要素を明確にすることで、折衷案やお互いの妥協点が見つけやすくなります。感情が高ぶったら一旦休憩を入れる話し合いをしていると、感情的になってしまう場面があるかもしれませんが、その状態のまま話を続けるとお互いの意見を冷静に受け止めることが難しくなり、建設的な対話ができなくなります。感情が高ぶってきたと感じたら、一度休憩を取るなどして気持ちを落ち着け、冷静な状態で話し合いを再開しましょう。話し合いをサポートしてくれるツールを使う将来について話し合うときに、どう話せば良いか分からないときには、質問や話題を提供してくれるツールを利用するのも効果的です。たとえば、「ふたり会議」のような話し合いアプリを使えば、質問に答えながらお互いの価値観や結婚への考えを客観的に知ることができるので対話がスムーズに進みやすくなるでしょう。この記事もチェック👇喧嘩にならない!話し合い上手なカップルが大事にしてる4つのこと同棲を続ける?結婚する?話し合いのきっかけに「ふたり会議」がおすすめ(画像をクリックすると、LINEの友達追加画面に飛びます)結婚を決めるのも、結婚をしない同棲生活を選ぶのも、どちらもお互いの理解と納得があってこそ実現できる選択です。重要なのは、ふたりが心から幸せだと納得できる関係性を築くこと。同棲や結婚という枠組みにこだわりすぎず、お互いにとって最適な形を探し続けることが、長い関係を築く上で欠かせない視点といえるでしょう。自分たちにとってベストな選択をするためには、お互いの気持ちを尊重しながらの話し合いが欠かせませんが、話し合いが苦手なカップルやどのように切り出せばいいか分からない方もいるでしょう。そこでおすすめなのが、カップルや夫婦向けの話し合いツール「ふたり会議」です。「ふたり会議」は日常の会話で切り出しにくいトピックや、お互いの結婚についての価値観や本音を知りたいときに役立ちます。あなたが同棲する目的は?同棲の期限は決めたい?どんな結婚生活を送りたい?結婚するとき、名字を変えるのに抵抗はある?将来的に子どもがほしいと思う気持ちは何%くらい?などの質問にLINE登録をするだけで回答ができるので、ぜひ話し合いに役立ててくださいね!話し合いを通じて悩みや理想を共有し、ふたりにとってのベストな道を選びましょう。これからのふたりの未来がより幸せで充実したものになることを願っています。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 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