大切なパートナーと一緒に暮らす毎日は楽しいもの。しかし、お金や家事などでのすれ違いやトラブルが原因で揉めてしまうときもあるでしょう。ふたりの同棲生活が円滑に進み、幸せに暮らすためには、お互いを思いやる心とコミュニケーションが欠かせません。この記事では、ふたりが円満な同棲生活を送るために話し合いたい5つのルールについてと、お互い意識しておくべき4つの大切なポイントをご紹介します。同棲前に話し合いたい5つのテーマお金の管理方法について同棲中、パートナーとのトラブルや喧嘩のきっかけになりやすいお金の問題。ふたりでお金の管理について話し合うことは非常に大切です。共通の口座を作りたいか支出は都度折半したいか項目によって支払い担当を決めたいかなどについて、今後のライフプランも踏まえて話し合いましょう。お互いの収入や支出をしっかりと把握し、ふたりに合ったお金の管理方法を決めることが肝要です。また、支払い方法についてもよく話し合い、よりお互いにストレスのない方法を選びましょう。同棲中のお金の管理方法については下記の記事で詳しく紹介していますので、こちらもあわせて参考にしてみてください。「同棲のお金の管理どうしてる?揉めないコツと上手な管理方法」家事の分担について多くの同棲カップルのモヤモヤの原因になりがちな、家事の分担。家事は一人で抱え込まず、お互いに負担を分担することが何よりも重要です。お互いの得意分野で家事を分担したいか家事代行や家電に頼るのはアリか冷凍食品やお惣菜に頼るのはアリかなど、お互いの家事に対する価値観や考え方について話し合っていきましょう。価値観が合わなくても、お互いを思いやる心を忘れずに、「私は料理が得意だから、早く帰れる日は私が作るよ。でも掃除は苦手だから協力して分担したい」と伝えるなど、ふたりに合った分担方法を作っていけるといいですね。実際の同棲カップルの家事分担のコツやアイデアなど、さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。「同棲の家事分担の秘訣は?共働きでも納得いく家事分担のアイデア集」同棲期間の期限や目的について同棲は「結婚を見据えたもの」と考える人もいれば、「一緒にいたいから同棲したい」という人もいます。「同棲期間だけが長くなり、お互いの時間を無駄にしてしまった……」などと後悔することがないように、お互いの意見や希望を尊重し、将来に向けて進む方向性を定期的に共有すると良いでしょう。同棲の期限は決まっているか同棲の目的は何か期限はなくても、お互いの気持ちを理解できているか同棲を始めるからといって、必ずしも期限や目的を決める必要はありません。「結婚はまだ考えられない」「同棲の期限は今のところ決まっていない」というケースでも、お互いの考えや気持ちがしっかりシェアできていて、ふたりとも納得できているかが大事です。連絡が必要なタイミングについて大切なパートナーといえど、ふたりは違う人間です。違う生活スタイルのふたりが一緒に暮らすとなると、連絡が必要な場面も出てくるでしょう。連絡はまめにほしいか門限を設けたいか事前にお互いのスケジュールを共有したいか心地よいと感じる連絡の頻度や連絡を必要とする場面は人それぞれ違うもの。これからのふたりの幸せな同棲生活のために、「連絡」についても今から話し合っておくと良いでしょう。喧嘩したときの対処方法についてどんなに仲良しなカップルでも、一緒に生活をともにするとなるとパートナーに対してイライラやモヤモヤを感じる日はありますよね。喧嘩したときも、お互い感情的にならず冷静に話し合えるのがベストなのですが、「冷静になんてなれない!」というときもあるでしょう。喧嘩のあとや機嫌が悪いときは放っておいてほしいかすぐに話し合い、その日のうちに仲直りしたいかじっくり考えをまとめて、次の日に話し合いたいかなどについて、いざというときに備えてふたりで話し合っておくのがおすすめです。イライラしているときは、誰だって冷静になれないものです。しかし、事前に「喧嘩をしたときに相手がどうしてほしいか」がわかっているだけで相手を思いやる余裕が持て、仲直りのスピードも上がります。>>>同棲中の家事やお金のことについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る円満な同棲生活にするために大切な4つのこと細かく設定しすぎないトイレ掃除は毎日、金曜日は水回りの掃除など、掃除のルールを細かく決めました。しかし、パートナーの残業が重なったため、私が一人ですることになりモヤモヤ……。その後、ゆとりのあるルールに設定し直しました。最初からこうしておけばよかったです。(交際2年目・30歳)ルールを決めておくのは大切ですが、細かく設定しすぎるとお互いのストレスに繋がってしまう場合もあります。ルールを決める際には、予期せぬ変更や状況への柔軟な対応を念頭におき、お互いのスケジュールや都合に合わせられるようにゆとりを持たせて設定しましょう。設定したルールにこだわりすぎない家賃や光熱費の支払いをパートナーが担当し、日々の食費や日用品の買い物の支払いは私の担当。しかし、ある月の電気代が予想以上に高く、パートナーの負担が大きくなってしまっていました……。私は初めての同棲で気が張っていてルールにこだわっていたため、パートナーは言い出せなかったようです。(交際3年目・29歳)ふたりで設定したルールとはいえ、過度にこだわりすぎると予期せぬトラブルが生じてしまうケースもあります。お互いの状況や環境は、日々変化していくものです。ルールを守ることも大切ですが、ルールに固執しすぎず、ときにはルールを思い切って変更するのも大切です。お互いの違いを理解し、妥協点を見つける「帰宅前に必ず連絡する」と決めていたのですが、私は連絡を忘れてしまうことが多々ありました。連絡を忘れないようにスマホアプリで退勤時間にリマインダーを設定するようにし、パートナーにも「連絡が遅い場合は何度か催促してもらえると助かる」と伝えました。話し合いをして、お互いに納得できる方法を見つけられたのは大きな収穫でした!(交際4年目・32歳)お互いの価値観や考え方の違いが出てきたときには、率直に話し合うのがベストです。ふたりでよく話し合う中で、発生していた問題は「ふたりとも悪くない問題かも」と気づけるかもしれません。「どちらも悪くないとしたら?」と考えることで、妥協点や改善策を見つけやすくなります。都度、お互いに満足できるポイントを見つけられるようになれれば、ふたりの同棲生活はさらに快適なものとなるでしょう。日常のコミュニケーションを大切にし、感謝を言葉にして伝えるパートナーの存在を当たり前と思わずに、やってくれたことに対して必ず「ありがとう」と伝えるようにしていると、パートナーも同じく感謝の言葉を返してくれるようになりました。日頃からコミュニケーションが取れているおかげで、些細なトラブルが起きてもすぐに解決できるようになりました。(交際2年目・27歳)日常のコミュニケーションは円満な同棲生活の基盤です。お互いに対して「ありがとう」の気持ちを忘れず、常日頃からお互いに声をかけ合えるように意識すると良いでしょう。面と向かって感謝の言葉を伝えるのは恥ずかしかったり、照れるかもしれませんが、言葉や行動で表現するのはとても大事です。>>>同棲中の家事やお金のことについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る話し合いが苦手でもスムーズに話し合える方法「自分の気持ちを伝えるのが苦手」「話し合うのが怖い」と、話し合いが苦手な方も多くいらっしゃるかと思います。しかし、お互いの意見を率直に伝え合えるようになると、ふたりの関係も格段に良くなるし、今後の同棲生活もとてもスムーズになります。まず、話し合う前には「お互いがより良い関係を築くために話し合う」という前提を伝えましょう。また、話し合いが苦手な方はツールを活用するという手もあります。カップル向けの対話アプリ「ふたり会議」では、ふたりで同棲などに関する質問に回答し、お互いの価値観をシェアすることができます。一人の時間は大事?連絡はまめにほしい?寝室は一緒にしたい?料理でお惣菜や冷凍食品に頼るのはアリ?一緒に住むとしたら、ゆずれないポイントはある?などの質問があり、話し合いが苦手な方も話すきっかけを作りやすいのでおすすめです。同棲カップルからは私は同棲後に結婚したいと考えていたのですが、パートナーに言い出せずにいました。「ふたり会議」を知り、パートナーとやってみたところ、「同棲の目的はちゃんと決めたい?」の質問に対して、パートナーも私も「はい」を選んでいたので、スムーズに結婚の話を切り出せました!(交際3年目・32歳)パートナーから「ふたり会議」を勧められて、デートのときにふたりでやってみました。私は料理があまり得意でないので、家事代行や便利家電、お惣菜のことなどを話し合えて助かりました。(交際2年目・28歳)といった声をいただいています。どんなに価値観が近いふたりでも、大なり小なりすれ違いはあるものです。しかし、事前にお互いの違いを知っておくだけで、これから先の喧嘩やトラブルを防げるかもしれません。>>>同棲中の家事やお金のことについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見るまとめここまでふたりが円満な同棲生活を送るために話し合いたい5つのルールについてと、お互い意識しておくべき4つの大切なポイントを解説してきました。パートナーと円満に過ごすためには、率直に気持ちを伝えられる関係性と、ふたりで定期的に話し合う時間を設けることが重要です。また、お金や家事のルールを決めるだけでなく、お互いの価値観の違いを理解し、コミュニケーションを大切にしましょう。ふたりでしっかり話し合って支え合い、信頼と絆を深めながら、幸せな同棲生活を送ってくださいね。