同棲を始めるにあたって、「ルールを決めたほうがいいのかな?」「どうやって話し合えばよいのだろう?」と悩んでいるカップルも多いはず。そこで今回は、同棲前に話しておきたいルールの決め方と具体例一覧を紹介します。ルールの一覧やカップルのエピソードを参考にしながら、ふたりがより心地よく暮らせる方法を話し合ってみてくださいね!(ふたり会議について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)同棲生活のルールを決めないとどうなる?同棲生活のルールを決める・決めないはふたりの自由です。しかし、ルールを決めず同棲を始め、さらにコミュニケーション不足に陥ってしまうと、誤解やすれ違いからふたりの関係に亀裂が生じやすくなります。一方で、ルールの数が多すぎたりハードルの高いルールを守ろうとしたりするとお互いに息苦しさを感じてしまうことも。ふたりが気持ちよく暮らすには、話し合いを重ねながら納得できるルールを決め、必要に応じて日々アップデートしていくとよいでしょう。同棲前に話し合いたい8つのルールいざルールを決めようとすると、「なにから話せばよいのだろう?」と考え込んでしまう人も多いのではないでしょうか。ここでは、同棲カップルがルールを決めるときに話し合いたいことを、お金や家事分担などの8つのジャンルに分けて紹介します。同棲のルール①お金の管理方法同棲中、パートナーとのトラブルや喧嘩のきっかけにつながりやすいお金の問題。同棲前にふたりでお金の管理について話し合うことは非常に大切です。新生活の初期費用や生活費をシミュレーションしたり、ふたりの収入や将来の目標に合ったお金の管理方法を考えたりしながら、無理のない方法を見つけましょう。【ふたりで確認したいこと】□ 同棲の初期費用はどのくらいを想定している?(住居、引っ越し代など)□ 同棲後の生活費はどのくらいを想定している?(家賃、光熱費、食費、生活用品費など)□ 初期費用や生活費はどのくらい負担できそう?□ 項目によって支払い担当を決めたい?折半したい?□ 同棲にあたって共通の口座を作りたい?□ 結婚資金を貯蓄する?(結婚式、新婚旅行など)この記事もチェック👇同棲のお金の管理どうしてる?揉めないコツと上手な管理方法同棲のルール②家事分担の方法同棲カップルにとって、モヤモヤの原因になりがちな家事の分担。家事はひとりで抱え込まず、お互いに負担を分担することがなによりも重要です。まずは、お互いの家事に対する価値観や考え方を共有してみましょう。相手を思いやる心をもって「私は料理が得意だから、早く帰れる日は私が作るよ。でも、掃除は苦手だから協力して分担したい」と提案するなど、ふたりに合った分担方法を作っていけるとベストですね。【ふたりで確認したいこと】□ 今までに家事をしたことがある?□ 自分にとって苦にならない家事は?□ 自分にとってしんどいと感じる家事は?□ どのような状況では家事をするのが難しそう?□ 便利家電や家事代行サービスを活用することに前向き?この記事もチェック👇同棲の家事分担の秘訣は?共働きでも納得いく家事分担のアイデア集同棲のルール③同棲期間の期限や目的同棲に対して「結婚を見据えたもの」と考える人もいれば、「一緒にいる時間を増やしたいから同棲したい」と考える人もいます。「同棲期間だけが長くなり、お互いの時間を無駄にしてしまった……」と後悔することがないように、お互いの意見や希望を尊重し、定期的に意思を共有しましょう。「結婚はまだ考えられない」「同棲の期限は今のところ決まっていない」というカップルは、急いで期限や目的を決める必要はありません。ふたりの考えや気持ちがしっかりシェアできていて、ふたりがともに納得できているかが大切です。【ふたりで確認したいこと】□ ふたりが同棲する目的は?□ 同棲生活に期待していることは?□ ふたりはいつまで同棲する?□ 期限はなくても、お互いの気持ちを理解できている?□ 将来、パートナーと結婚したい?この記事もチェック👇同棲から結婚までの期間やタイミングは?結婚前同棲のメリットと切り出し方同棲のルール④連絡が必要なタイミング心地よいと感じる連絡の頻度や連絡を必要とする場面は人それぞれ違うもの。同棲を始めると、連絡のタイミングや頻度も今までとは変わってくるでしょう。ふたりが不安なくコミュニケーションをとるために、連絡できる時間帯や必要なタイミングを話し合っておくことをおすすめします。【ふたりで確認したいこと】□ 現在の連絡の頻度は?□ 連絡しやすい方法は?(LINE、電話など)□ 連絡が取れなくなるのはいつ?(仕事中、会議中、移動中など)□ 一緒に住んだらいつ連絡が必要だと思う?□ お互いのスケジュールを共有したい?同棲のルール⑤喧嘩したときの対処方法どんなに仲のよいカップルでも、一緒に生活をともにするとなるとパートナーに対してイライラやモヤモヤを感じる日もあるかもしれません。喧嘩をしても感情的にならず冷静に話し合えるとベストですが、「冷静になんてなれない!」というときもあるでしょう。同棲前に、ストレスを感じる場面や対応方法についてふたりで話し合っておくのがおすすめです。事前に「喧嘩をしたときに相手がどうしてほしいか」がわかっているだけで相手を思いやる余裕ができ、仲直りのスピードも早まります。【ふたりで確認したいこと】□ どのような場面でストレスを感じやすい?□ ストレスを感じているときはどうなる?□ ネガティブな気持ちは落ち着いて伝えられる?□ ケンカしたらすぐに話し合いたい?じっくり考えてから次の日に話し合いたい?□ ケンカしたらどうやって仲直りする?この記事もチェック👇▼同棲中に喧嘩は増える?喧嘩の要因や仲直りの方法をご紹介!▼カップルにルールは必要?長続きするカップルの秘訣やルールの決め方も紹介!同棲のルール⑥寝る時間や生活スタイルいざ一緒に暮らすとなると、お互いの生活スタイルの違いがみえてくるもの。気になることがあっても我慢したり、相手に合わせようと無理したりするとストレスの原因になってしまいます。どちらが正しいかをジャッジするのではなく、「私はこういうタイプで、あなたはこういうタイプなんだね」「どうしたらふたりが快適に過ごせるかな?」とフラットな目線で考えると、ふたりが納得できる方法がみえてくるでしょう。【ふたりで確認したいこと】□ 仕事がある日の起床時間・就寝時間は何時ごろ?□ 寝ているときに物音がすると目覚めやすい?□ 休日やリラックスタイムはどのように過ごしたい?□ 身のまわりの清潔さや掃除の頻度にこだわりはある?□ ひとりの時間も大切にしたい?同棲のルール⑦大事にしたい価値観や譲れないポイント一緒に住むにあたって、「これだけは譲れない」「これだけは許せない」というポイントをシェアしておくと、スムーズな協力体勢やトラブル防止につながります。大切にしたい価値観は人それぞれ異なるもの。自分とは違うと感じたら、相手を否定するのではなく、相手の言葉や背景に耳を傾けて理解しようと歩み寄ると前向きに話し合えるでしょう。【ふたりで確認したいこと】□ 同棲するにあたって譲れないことは?□ 譲れないことの理由は?□ 相手にはどのように協力してほしい?□ 相手の希望に合わせられないことは?□ ふたりが心地よく過ごすためにどんなことを心がける?>>>同棲中のお金や生活についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る同棲のルール⑧その他のポイント上記に挙げたこと以外にも、ふたりの新生活を具体的にイメージしながら、相手に聞きたいことや確認したいことを話し合ってみましょう。同棲生活を始めるなかで、思いついたときや気づいたときにシェアしてもよいですね。パートナーとは、「自分はこうしているけれど、相手はどうかな?」「これは心配だな」というポイントを都度共有することをおすすめします。【ふたりで確認したいこと】□ 食事は毎日一緒に食べたい?□ SNSへのスタンスは?(常にチェックしないと落ち着かない、利用していないなど)□ 門限は決めたほうがいい?□ お互いのプライバシーはどこまで尊重したい?□ 家族や友達が家に来ることはある?□ 同棲前にお互いの親に挨拶したい?この記事もチェック👇同棲前の親への挨拶はどうする?服装・流れ・話し合いのポイント同棲のルールを決めるときに大切な6つのポイント同棲のルールは、たくさん決めすぎたり身の丈に合っていなかったりすると息苦しくなってしまうことも。続いて、ふたりにとって心地よいルールの決め方と続け方のコツを紹介します。1.よりよい関係を築くことを前提にする「ルール」という言葉から、お互いを縛るもの・息苦しいものとネガティブなイメージを抱く人もいるかもしれません。そこで、同棲生活について話し合うときは、「ふたりがより心地よい関係を築くため」という前提をシェアしましょう。「どうしたらふたりが仲良く暮らし続けられるかな?」「どうしたら自分も相手もストレスなく過ごせるかな?」と考えてみると、前向きな提案や伝え方ができるでしょう。【カップルのエピソード】最初は同棲のルールを決めることに抵抗がありました。しかし、いざ一緒に暮らし始めるとふたりの違いが気になるように。ふたりがずっと仲良く暮らせるようにお互いの考えや希望を話し合うことで、心地よく暮らせるようになりました。(33歳・男性)>>>同棲中の家事やお金についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る2.細かくルールを設定しすぎないルールを決めるのは大切ですが、細かく設定しすぎるとかえってストレスにつながる場合もあります。ルールを決めるときは、必要なものに絞ることをおすすめします。ルールが5つ以上ある場合はリストにして、家のなかに貼ったりスマホのメモ帳に書いたりすると共有しやすいでしょう。【カップルのエピソード】我が家では、細かいルールを設定せずに「喧嘩したら次の日までに仲直りをする」「感謝を毎日伝える」だけは決めています!以前はお金や家事分担について細かく取り決めをしていましたが、私たちにとっては、お互いを思いやる気持ちのほうが大事だなと思っています。(30歳・女性)3.設定したルールにこだわりすぎない一度決めたルールも、すべての約束をきちんとこなそうとこだわりすぎると息苦しさやトラブルが生じてしまうケースもあります。ルールを守るのが難しいときは「○○をお願いできるかな?」と相手に相談したり、「今週は仕事が遅くなりそうだから、外食を増やそうか?」と提案したりして臨機応変に対応できるとよいですね。【カップルのエピソード】私たちは家事分担を当番制にしていますが、仕事の忙しさによっては当番通りにできないことも。どちらかの繁忙期は相手が担当している家事もやるなど、そのときの状況に合わせて柔軟に運用しています。(32歳・女性)4.ルールは常にアップデートしていくふたりが気持ちよく同棲生活を続けるために、ルールは必要に応じてアップデートしていきましょう。いざ同棲生活を始めてみると、「このルールは思っていた以上に難しかった」と感じることもあるかもしれません。また、お互いの状況や考え方は、日々変化していくものです。ルールを守ることは大切ですが、ルールに疑問や不便さを感じたら都度パートナーに相談し、ブラッシュアップしていきましょう。【カップルのエピソード】同棲当初のルールにはお互いに納得していましたが、同棲後にパートナーの転職で働く時間や通勤地が変わったので、食事の時間や家事分担を話し合ってアップデートしました!都度話し合って見直すのが大事だと思います。(29歳・女性)5.ふたりの違いを理解し、ベストな方法を見つけるふたりの価値観や考え方の違いが出てきたときは、率直に話し合うのがベスト。どんなに気が合うカップルでも、生まれ育った環境や経験が異なれば違いがあるのは当たり前のことです。改善策や妥協点を考えるときは、「どちらも悪くないとしたら?」と考えると解決の糸口が見つかりやすくなります。お互いに満足できるポイントを見つけられると、ふたりの同棲生活はさらに快適になるでしょう。【カップルのエピソード】「帰宅前に必ず連絡する」と決めていたのですが、僕は連絡を忘れてしまうことが多々ありました。彼女に心配をかけないように、スマホアプリで退勤時間にリマインダーを設定するようにし、パートナーにも「連絡が遅い場合は何度か催促してもらえると助かる」と伝えました。話し合いをして、お互いに納得できる方法を見つけられたのは大きな収穫でした!(30歳・男性)この記事もチェック👇価値観の違いとは?違いの乗り越え方や別れたほうがいい場合を解説 6.感謝の気持ちを言葉にして伝える同棲のルールを決めるうえでパートナーに譲ってもらったり受け入れてもらったりしたら、感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。同棲生活が始まってからも「ありがとう」の気持ちを言葉や行動で表現すると、お互いに気持ちよく過ごせます。面と向かって感謝の言葉を伝えるのが恥ずかしかったり照れたりするなら、LINEや付箋メモなどのメッセージで伝えてもよいですね。【カップルのエピソード】パートナーの存在を当たり前と思わずに、相手の気配りややってくれた家事に対して必ず「ありがとう」と伝えるようにしています。すると、パートナーからも感謝の言葉を返してくれるようになりました。日頃からポジティブなコミュニケーションをとれているおかげで、些細なトラブルが起きてもお互いに譲り合いながら解決できるようになりました。(27歳・女性)この記事もチェック👇【同棲準備でやること】部屋探しの流れや話し合う項目まで徹底解説!話し合いが苦手でも、同棲生活のルールを円満に話し合う方法(画像をクリックすると、LINEの友達追加画面に飛びます)カップルのなかには、「意見や価値観の違いが怖い」「相手に自分の気持ちを伝えるのが苦手」と、話し合いに苦手意識をもっている人もいるのではないでしょうか。そんなときは、カップル向けの対話アプリ「ふたり会議」を活用すると、ふたりの生活や将来に関する質問に答えながらお互いの価値観をカジュアルにシェアできます。質問によって仲を深められるカップルアプリ「ふたり会議」では、一緒に住むとしたら、同棲の目的や期限はちゃんと決めたい?一緒に住むとしたら、ゆずれないポイントはある?家事はお互いの得意分野で分担したい?お互いの収入をオープンにしたい?一緒に住むとしたら、セックスは月1以上したい?などの幅広いテーマについて、前向きに話し合うきっかけを作れます。「お金やセックスの話題を切り出すのが難しい」「定期的に話し合いの機会をもちたい」と考えている人にもおすすめです!今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜同棲カップルのルール例一覧最後に、同棲カップルのルールの具体例を項目ごとに紹介します。ルール一覧を参考にしながら、ふたりがより快適に過ごせる約束事を話し合ってみてくださいね!【同棲の期間】□ 同棲する期間は○○まで□ ○年後に結婚する□ 記念日にふたりの将来について話す【お金の分担方法】□ 生活費はどちらがどれくらい負担する□ ふたりで共通の口座をつくる□ 結婚資金を毎月○円貯金する□ 毎月始めに前月の収支をふたりで確認する【家事の分担方法】□ どちらがどの家事を担当する(掃除、洗濯、料理、ゴミ出しなど)□ どの家事を当番制で担当する□ 担当の家事が難しいときは相談する□ 担当の家事をしたら報告&感謝する□ 忙しい日はテイクアウトや外食を利用する【食事のとり方】□ 食事はふたり一緒にとるor別々にとる□ 食事の準備・片付けは一緒にするor分担する□ 毎週○曜日はお酒を飲みながら語り合う【生活習慣のルール】□ ドアは開けたら閉める□ 洗濯物はネットに入れて洗う□ 相手が買ったものを食べたいときは都度確認する□ タバコは家の外で吸う□ 電話は自分の部屋でする□ 相手の部屋に許可なく入らない□ 相手のスマホを許可なく見ない【過ごし方のルール】□ 寝室の電気は○時までに消す□ ○時以降にテレビや動画を観るときはイヤホンをつける□ 毎月○回お出かけデートをする【コミュニケーションのルール】□ 気になることはその場で伝える□ 「ありがとう」「ごめんなさい」を忘れない□ 心や体が不調のときは相手に伝える【喧嘩をしたときの対応】□ 喧嘩をしたときの仲直りのサインを決める□ 外に出たくなったら○○に行く(近くのお店など)□ 機嫌が悪いときはそっとしておくor話を聞く【スキンシップ・セックスについて】□ おやすみのキスをする□ セックスは月に○回できるのが理想□ セックスでは必ず避妊をする【連絡方法のルール】□ 仕事が終わったタイミングでLINEを送る□ 帰宅時間が変わったらLINEを送る□ 仕事中の○時~○時は緊急時以外連絡しない【交友関係・門限のルール】□ パートナー以外の人と出かけるときは事前に伝える□ 友達を家に招きたいときはパートナーに相談する□ 夜○時までに家に帰るまとめ同棲生活を始める前にお互いの価値観や違いを知っておくと、これから先の喧嘩やトラブルを防げる可能性が高まります。さらに、必要に応じてルールを決めるとふたりが安心して過ごせるでしょう。同棲生活の具体的な場面をイメージしながら、お互いの価値観や気持ちをシェアし、ふたりにとって心地よい方法を探ってみましょう。ふたりが信頼と絆を深めながら、幸せな同棲生活をスタートできることを願っています。この記事もチェック👇同棲前に確認したい価値観チェックリスト15選!話し合いのポイントも紹介