「カップルはいつどんなきっかけで同棲を始めるのだろう?」「男性と女性のどっちから切り出す?」と考えている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、交際中のカップルが同棲するきっかけと切り出し方、話し合いのポイントを紹介します。「彼氏・彼女との関係をステップアップさせたい」「意見の違いが怖くてなかなか言えない」と悩んでいる人も、ぜひ参考にしてくださいね!(ふたり会議について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください)カップルは付き合ってどれくらいで同棲する?不動産情報サイト at homeのアンケートでは、付き合い始めて1~2年の期間に同棲を始める人が約25%と最多でした。とはいえ、付き合って半年~1年、3カ月以内と回答するカップルも約20%ずつと続き、同棲までの交際期間やきっかけはカップルによってさまざまのようです。おすすめの方法は、「同棲したい」と思ったタイミングでパートナーと同棲の意思や不安をシェアし、お互いに納得したうえで同棲を進めること。まずは、ふたりにぴったりの同棲のタイミングを話してみましょう。カップルが同棲を始めるきっかけは?結婚前のカップルは、具体的にどのようなタイミングで同棲をスタートする人が多いのでしょうか。ここでは、カップルが同棲を始めるきっかけになるシチュエーションの例をみていきましょう。結婚の意思が固まったから近年では、結婚前に同棲をスタートするカップルが増えているようです。いざ一緒に暮らしてみると、お互いの価値観や生活習慣を深く知るきっかけになります。同棲生活で意見が合わないときのすり合わせ方や話し合い方を経験すると、安心して結婚に踏み切れるでしょう。▼この記事もチェック👇【質問例あり】結婚前に確認したい価値観チェックリスト8選!意見が違った時のすり合わせ方も紹介安らぎを感じられる関係になったからふたりが順調に信頼関係を築いていると、生涯をともにするパートナーとして関係のステップアップを意識し始めることもあるでしょう。交際期間を経て、ふたりのあいだで「そろそろ一緒に住もうか」と同棲の話が出ることも。「ゆくゆくはパートナーと結婚したい」と考えているなら、将来の展望を話し合うと安心です。一緒に過ごす時間を増やしたいから同棲中のカップルのなかには、「結婚はまだ考えていないけれど、恋人と一緒にいる時間を増やしたい」という人もいるでしょう。恋人といつも一緒にいたいタイプの人は、ふたり暮らしにポジティブな憧れがあることも。ただし、ふたりのどちらかが結婚を考えている場合は、すれ違いからトラブルにつながる場合もあります。一緒に住む前に、お互いの同棲への考えとふたりにとっての目的を確認しておきましょう。生活費を節約したいからカップルのなかには、生活費を抑えるためにふたり暮らしを始める人もいるようです。それぞれがひとり暮らしをしている場合は、ふたりで一軒の家に住んで家賃や光熱費を出し合うと節約しやすいでしょう。さらに、結婚を控えているカップルなら、節約できたお金を結婚式や新婚旅行などの資金にあてることもできます。ひとり暮らしに不安があるから防犯面や健康面、経済面などでひとり暮らしに不安を感じるときは、安心できるパートナーと同棲したいと考えることも。一緒に住めば心強いとともに、お互いにサポートしながら生活できます。パートナーへの相談から、「それなら一緒に住もうか」と同棲を始める流れもあるかもしれません。住まいの契約更新時期が近付いたから現実的な理由では、どちらかの住居の契約更新をきっかけに同棲をスタートするケースも多いようです。契約更新に加え、「結婚を考えているから」「ふたり暮らしのほうが節約しやすいから」などの理由があるとさらにスムーズでしょう。就職や転勤など環境が変化したから就職や転勤などの環境の変化によってふたりが離れてしまうときは、遠距離恋愛・同棲・結婚の選択肢を迫られることも。どちらかが相手に合わせて退職や移住などの大きな決断を迫られるときは、慎重に考える必要があります。将来についてお互いの考えを共有できると、ふたりが納得してアクションに移せるでしょう。同棲に後ろ向きになりがちなパートナーの心理と解決アイデア「彼氏や彼女が同棲に後ろ向き。どうしたらいい?」「相手に同棲を断られるのが怖い」と悩んでいる人もいるでしょう。続いて、同棲をすることに消極的なパートナーの心理と解決のヒントを紹介します。ひとりの時間が欲しいひとり暮らしの期間が長い人や趣味に多くの時間を割いている人は、「同棲したら自分の時間がなくなってしまうのでは」と不安になる人も多いようです。特に「相手に合わせなきゃ」と遠慮しやすい人は、無理をしたり気疲れしたりすると同棲が苦しくなってしまうこともあるでしょう。【解決のヒント】まずは、ひとりの時間についてのお互いの考えを共有してみましょう。自由時間がどのくらい必要かは人それぞれ異なるため、意見が違っても相手を否定しない姿勢が大切です。「週に○時間はひとりの時間が欲しい」などの具体的な数字を伝えると、パートナーとのすれ違いを防げます。また、部屋探しではそれぞれの部屋をつくれる間取りの家を選ぶとプライベートスペースを確保しながら同棲できます。マンネリになりたくない恋人のことが好きでも、長い時間一緒にいることでマンネリ化したくないと考える人もいるでしょう。「一緒に暮らしたら、相手に飽きられてしまうのでは」「結婚が遠のくのはイヤ」と将来に不安を感じてしまう人も少なくありません。【解決のヒント】ふたりの関係の変化が不安なときは、「具体的になにが心配なのか」「自分はどうしたいか」をシェアしてみましょう。同棲には後ろ向きなパートナーの本音を聞いてみると、「いずれは結婚したいと考えている」「いつまでもラブラブなふたりでいたい」と前向きな希望があることも。マンネリを防ぐには、「月1回新しいことに挑戦するデートをしよう」「家のなかではあまり裸でうろつかないようにしよう」などのルールを話し合ってみるとよいでしょう。▼この記事もチェック👇ずっとラブラブでいたい!仲良しカップルの特徴は?長続きの秘訣も紹介【エピソードあり】お互いの悪い面を見たくない同棲に反対する人のなかには、相手の短所を見たり自分の短所をさらけ出したりしたくないと不安になる人もいるでしょう。例えば、「相手と喧嘩したくない」「自分がイライラしているところを見られたくない」などが考えられます。【解決のヒント】お互いの悪い面を見たくない人は、「恋人に嫌われたくない」「自分に自信がない」と恐怖心をもっている可能性があります。同棲を急かさず、まずは日ごろの会話や行動から相手を受け入れる姿勢を示しましょう。恋人が「この人となら一緒に暮らせそう」「自分のダメな部分も受け入れてくれる」と安心できると、同棲も前向きに考えられるかもしれません。また、同棲前に「喧嘩したら次の日には仲直りしよう」「言い争いをしたら3日間冷静になる時間を置こう」などのルールを話し合って決める方法もおすすめです。▼この記事もチェック👇喧嘩にならない!話し合い上手なカップルが大事にしてる4つのことプレッシャーを感じたくない責任感が強い人のなかには、同棲することで結婚へのプレッシャーを感じる人もいるようです。相手の意見を聞かずに一方的に結婚を匂わせると、相手の負担になることもあるでしょう。【解決のヒント】パートナーが同棲にプレッシャーを感じているようなら、まずはふたりにとっての同棲の目的を話し合ってみましょう。相手は同棲=結婚と考えているかもしれないけれど、ふたり暮らしをする理由には「ただ一緒にいたいから」「経済面や生活面でメリットがあるから」というケースもあります。お金が不安なら「生活費は折半にしよう」、仕事が不安なら「一緒に転職先を探してみよう」というようにお互いの気持ちやアイデアを共有できると、同棲へのハードルが下がるかもしれません。彼氏や彼女と同棲したいときの切り出し方「同棲したいけれど、断られるのが怖い」「どんなタイミングで切り出したらいい?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ここでは、彼氏や彼女に同棲したい意思を前向きに伝えるアイデアを紹介します。同棲したい意思を小出しに伝えるいきなり「同棲したい」と伝えにくいときは、準備段階として日常会話から生活にちなんだ話題を出すとスムーズです。最初は、テレビを観ながら「このエリアに住んでみたいな」、カフェで「こんな家具がいいな」のように自分の気持ちを少しずつ伝えてみましょう。会話を重ねるうちに、「私たち、一緒に住んだら楽しそうだと思わない?」「こういうところに住んでみたいけれど、あなたはどう思う?」と具体的な話を切り出せるようになるはず。さらに、コミュニケーションから相手の気持ちやふたりの課題がわかると、解決策も考えやすくなります。「もっと一緒にいたい」と伝える恋人と同棲したいなら、「もっと一緒にいる時間を増やしたいな」「○○とずっと一緒にいたいな」と素直な想いを伝えてみましょう。「同棲を切り出して断られたらどうしよう」と不安なときは、まずはお互いの気持ちを確かめると伝えやすくなります。相手もあなたと同じ気持ちであれば、同棲や結婚の話に発展するかもしれません。ふたりの将来について話してみるパートナーとの将来に不安を感じるときは、ふたりで将来について話してみるのもおすすめです。「結婚を考えているか」「将来どんな暮らしをしたいか」は話してみないとわからないもの。話を切り出すのに勇気がいるときは、ふたりがリラックスしているタイミングで切り出してみましょう。ふたりにとってのメリットを伝える同棲するか迷っているときは、パートナーに具体的なメリットを提示する方法もあります。具体的な数字をあげながら「ふたりで住んだら月○万円の節約になるよ」「目標の結婚資金を○カ月早く貯金できるね」のように、自分たちのシチュエーションに置き換えてみましょう。お互いのメリットが一致していれば、同棲にも前向きになれるかもしれません。どちらかが引っ越しを検討しているときに伝える近い将来、自宅の契約更新や仕事の転勤などで引っ越す可能性があるときは、パートナーに相談しましょう。遠方に引っ越す場合は、遠距離恋愛か同棲・結婚するかを考えるきっかけになるでしょう。一緒に暮らす場合は、どちらかが生活環境や仕事を変えなければならないこともあります。お互いの気持ちや将来のビジョンを共有しながら、ふたりが納得できる答えを探してみましょう。この記事もチェック👇【実体験】遠距離恋愛から結婚するために、私と彼が話し合ったこと長めの旅行や半同棲を体験してみる人と暮らすことや生活スタイルの違いが心配なら、長期の旅行や半同棲でお試し同棲をしてみる方法もあります。ふたりの予定や休日が合えば、1週間から1カ月ほどウィークリーマンションで一緒に住んだり旅行に出かけたりしてみましょう。実際に一緒に暮らしてみると、ふたりで住むことの楽しさや気になるポイントがわかるはず。いきなり同棲を始めるよりもプレッシャーがかかりにくく、お互いに納得したうえで決断できるでしょう。同棲への考え方が違うときの話し合いのポイント5つ同棲は、ふたりが納得してスタートできていないとすれ違いやトラブルにつながることも。ここでは、ふたりの考え方が異なるときに意識したいコミュニケーションのポイントを紹介します。1. ふたりがリラックスしているときに話す同棲について話し合うタイミングは、休日やリラックスタイムなどの落ち着いて話せる時間がおすすめです。ふたりの心に余裕があると、意見が違うときも相手の気持ちを受け止めやすいもの。また、記念日や仲直りしたあとなど、ふたりの気持ちが高まっているときに話す方法もあります。【エピソード】同棲の話が出ているものの、住む場所について意見が分かれている私たちカップル。最近はお互いに仕事が忙しく、意見が違うと険悪なムードになっていました。数カ月あいだを置いて、ふたりの仕事が落ち着いたタイミングで再度話してみたところ、相手の気持ちに寄り添いながら前向きに話せて、無事に同棲をスタートできました。(29歳・女性)2. 同棲にあたって不安なことをシェアする同棲の話が前に進まないときは、具体的な不安や問題をシェアしてみましょう。パートナーと話してみると、生活リズムの違いや健康面への不安などの意外な答えが返ってくることも。「自分はどのように協力できるか」「どうしたらお互いに我慢しないで暮らせるか」を考えてみると、前向きな解決策がみえてくるでしょう。【エピソード】僕は大きないびきが原因で元彼女に振られたことがあり、同棲や結婚に後ろ向きでした。今の彼女に伝えたところ、「部屋を分けたらいいんじゃない?私もひとりの時間が必要なタイプだから不安だったんだよね」という返答が。どうしたら一緒に暮らせるかを話し合い、部屋探しのときに2LDKの間取りを選ぶことで解決しました。(34歳・男性)▼この記事もチェック👇同棲前に確認したい価値観チェックリスト15選!話し合いのポイントも紹介3. 意見が違っても相手を否定しない同棲したい・したくない、生活習慣が違うなど、ふたりの違いがわかることもあるでしょう。意見が違ったときに相手を非難したり自分の考えを無理に押し付けようとすると、相手はさらにネガティブな気持ちになるもの。相手の言葉を受け止めたうえで「私はこう思うんだけど、どうかな?」と自分の意見を伝えると、フラットに話し合えます。【エピソード】私と彼氏は性格が真逆のタイプですが、一緒にいるととても心地よい関係です。彼の話し方を思い出してみると、「俺はこう思うけど、○○はどうかな?」と都度私の考えを聞いてくれる気配りに安心できていると気付きました。私も彼の話し方を取り入れることで、意見が合わないときも喧嘩にならず建設的に話し合えています。(32歳・女性)▼この記事もチェック👇ケンカにならない!「不満の伝え方」のポイント5つ4. 考えの理由や背景を聞いて理解を深めるふたりの意見がすれ違うときは、相手の理由や背景を聞いてみましょう。相手の過去の経験を知ると、「そんなことがあったんだ」「不安になるのも無理はないね」と共感・納得できることも。お互いへの理解が深まると、ふたりにとってよりよいアイデアを考えるヒントにもなるでしょう。【エピソード】彼女に同棲を提案したところ、難色を示されてしまいました。理由を聞いてみると、彼女のお父さんが「結婚前の女性の同棲は許さない」という価値観を持っており、彼女自身も同じ考えとのこと。彼女には将来を考えてのお付き合いだと素直な気持ちを伝え、さらに彼女の実家に挨拶に伺うことで晴れて同棲をスタートできました。(28歳・男性)5. まわりの同棲カップルに話を聞くのもあり同棲に関して悩んでいるときは、友人や同僚などの信頼できる人に相談するのもおすすめです。周囲の同棲経験者から「私たちはこうしているよ」「こんな方法もあるんじゃない?」と意外なアイデアがもらえることも。身近な人に話すことに抵抗があるなら、インターネットで検索してもよいですね。【エピソード】「ひとりの時間がなくなるのがイヤ」と同棲に反対する彼氏に、私が「ひとりが好きなら、付き合っている意味ないよね?」と怒ったことで喧嘩に発展。友人に相談したところ、「あなたが人と話すのが好きなように、ひとりで好きなことをするのがリフレッシュになる人もいるんだよ」と意見をもらい、さまざまな考え方の人がいるのだと知りました。視野が広がったことで、彼氏にも自分から歩み寄れるようになりました。(27歳・女性)同棲のきっかけが欲しいカップルはふたり会議がおすすめ!(画像をクリックすると、LINEの友達追加画面に飛びます)「将来について話し合うきっかけが欲しい」「どうしたらお互いの気持ちをスムーズに確かめ合える?」と考えているなら、ふたり会議を活用するのもおすすめです。カップル向けコミュニケーションアプリ「ふたり会議」では、チェックリストに回答しながら一緒に住むとしたら、同棲の目的や期限はちゃんと決めたい?生活費の分担は相談して決めたい?家事はお互いの得意分野で分担したい?機嫌が悪いときは放っておいてほしい?ひとりの時間は大事にしたい?一緒に住むとしたら、セックスは月1以上したい?などの将来や同棲準備に対するお互いの価値観をシェアできます。「お金やセックスの話題を切り出すのが難しい」「定期的に話し合いの機会をもちたい」と考えている人にもおすすめです!今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜まとめふたりの関係をステップアップさせたいなら、未来について話し合う絶好のチャンスです。現時点で相手が同棲に前向きではない場合は、一方的に責めたり大騒ぎしたりせず、まずは不安をシェアしながらふたりが納得できる方法を探ってみましょう。コミュニケーションアプリを利用して、お互いの気持ちや価値観を確かめるのもおすすめです!