「今は30歳だけど、仕事が忙しいから結婚はまだでいいよね」「33歳くらいで結婚して、子どもは2人ほしいな」となんとなく思っている方も多いのではないでしょうか。結婚しない選択も普通になってきた今、「そんなに積極的にパートナー探しをしなくても…」と思っている方も少なくないかもしれません。でも、もし「子どもが欲しい」という気持ちが1%でもあるのであれば、知っておいてほしいのが妊娠出産とライフプランの知識です。今回は助産師のあべさきさんをお招きし、妊娠出産の基礎知識とライフプラン設計のポイントを学ぶワークショップを開催しました。「こんなに不妊治療にお金がかかるなんて知らなかった」「もっと早く結婚して妊活を始めていればよかった」と後悔しないために、一緒に基礎知識を学んでいきましょう。講師紹介【助産師】あべさきさん助産師としてのキャリアは12年目。年間約500組のご夫婦の産前産後をサポートし、その中で夫婦の対話の重要性を実感している。産婦人科勤務と出張専門で開業し、整体を中心とした産前産後ケアやオンラインでの個人相談や企業セミナー・医療監修も行なっている。2人子どもが欲しい場合に妊活を開始すべき年齢は?ゲストに助産師のあべさきさんをお迎えし、「子どもが2人欲しい場合、何歳までに妊活を開始するべきだと思いますか?」という問いかけから始まりました。皆さんもぜひ考えてみてください。イベントでは「31歳」と答えている方も多かったのですが、答えは③27歳です。驚きですよね...!下の表をご覧ください。達成率90%を目指す場合、子供を2人授かるためには27歳までに妊活を開始するべきということが言われています。とても驚きですよね...!最近、「妊娠には適齢期がある」という言葉をよく耳にするようになりました。しかし、その具体的な年齢やタイミングについて、なかなか知る機会は無かったのではないでしょうか。続いてこちらのグラフは、年齢による女性の妊娠率の変化を示したものです。20代半ばをピークに妊娠率が下がっていることがわかります。35歳を過ぎると妊娠率は20%以下に...。最近は40代で出産する方をメディアでも見かけるようになったので、30代を過ぎても「まだ大丈夫」と思っている方もいるかもしれませんが、このような妊娠率の事実を知らずに先延ばしをしてしまうと、いつか後悔してしまうタイミングが来てしまう可能性も。>>>子どものことや妊娠出産についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る不妊治療をすれば、高齢でも妊娠できるって本当?不妊治療に関する情報も手に入れやすくなったので、「不妊治療をしていれば安心」と、危機感をあまり感じないという方も中にはいるかもしれません。ですが、ここでさらに衝撃の事実が...!35歳で不妊治療をして出産できる確率はどれくらいだと思いますか?イベントでは25%と予想した方が一番多かったこちらのクイズ。実は答えは16.3%と出産できる確率はとても低いのです。上のグラフは、年齢ごとの不妊治療をして出産できる確率を示したものです。35歳では約16%、40歳では7.7%と、決して成功率が高いとは言えませんね...。上のグラフでは、30代後半を過ぎると出産できる確率はぐっと下がり、代わりに流産率が高くなっていくことが示されています。年齢を重ねるにつれて妊娠率が下がるのは一目瞭然ですね。>>>子どものことや妊娠出産についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る生理のたびに卵子は◯個なくなっている!また、35歳以上の人が妊娠できる力は20代の半分であるという解説もありました。時間がかかることに加え、流産のリスクも高まります。その背景にあったのは卵子の減少。生理のたびに、卵子は何個なくなっていると思いますか?なんと1000個なくなっているのです...!卵子は胎児期に作られ出生時には約200万個の卵子を持っていますが、毎月数百〜1000個減っていき、精子と違って新しく作られることもありません。不妊治療とキャリアの両立の難しささらにもう一つ。不妊治療と合わせて考えておきたいのがキャリアのこと。不妊治療の大変さも時間がかかることもなんとなくわかったけれど、仕事も頑張りたい。これから集中してチャレンジしたいことも、期待されていることも沢山ある。そんな方もいるのではないでしょうか。そんな方にこそ、次のグラフを見ていただきたいです。3人に1人が、「精神面の負担」「通院回数の多さ」「体調面の負担」などにより両立を諦めてしまうそうです。では、どうしたらいいのでしょうか。そこで重要なのが自分の人生に向き合い、ライフプランを考えることです。ライフプランを立てるために考えるべき10の質問イベントでは、学んだ妊娠出産の知識と合わせてライフプランニングをするワークを行いました。これらの質問を自分自身に問いかけることで、自分が数年後どうなりたいか、今やるべきことは何かを考えることができます。たとえば、5年後に第1子を出産したい場合。いつから妊活を始めたらいいのか不妊治療をする場合はどのくらいの期間を想定しているかいつ結婚したいか転職やキャリアアップは考えているか、それはいつ頃かこのように、逆算してプランを立ててみることが大切だと学びました!こちらは、早く産む場合と遅く産む場合のそれぞれのメリット・デメリットを比較したものです。よい悪いはないので、これらも踏まえたうえで自分がどうしたいかを考えることが大切です。>>>子どものことや妊娠出産についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る理想に向けて、今日からできることを始めよう衝撃の事実も多く、何より学ぶことが沢山あった今回のワークショップ。ワークを終えた参加者からは、仕事に注力すべきだと思っていたけど、妊娠出産の方がタイムリミットがあることを知り、早くパートナー探しに向けて動かなければと思った。すぐに妊娠するものだと思っていたけれど、そんなことはないと知って衝撃だった。不安を解消するためにもっと詳細にライフプランニングをしてみようと思った。などの感想が...!そして、理想を叶えるためには自分の現在地を知り、行動することが大切であることも学びました。もし行動をすることに不安がある場合は、「何が不安なのか」「何を知ったら不安がなくなりそうか」を考えてみることが重要です。ですが、自分ひとりで考えるのは難しい、パートナーと一緒に考えてふたりの足並みを揃えて歩んでいきたい、そんな方もいると思います。そこで、ご紹介したいのがカップル向け対話アプリ「ふたり会議」です。「ふたり会議」では、子どもは欲しい?妊活には、積極的に取り組みたい?不妊治療は受けたい?無痛分娩には前向き?などの質問項目があり、「妊娠出産」に対してどう思っているかなど、お互いの価値観を手軽にシェアでき、妊活や出産のこと、子どもについての話し合いもスムーズに進められます。「子どもをもつこと」について決断するには、ふたりの気持ちはもちろん、仕事やお金なども関わってくるので、一朝一夕ではとても決められるはずもなく難しいですよね。日々を過ごす中で、お互いの考え方が変わることだってあります。悩んだとき、迷ったとき、考え方が変わったときは、都度お互いにシェアし合い、じっくり話し合うのが大切です。ふたりの想いをしっかり伝え合い、お互いの考え方を理解し合えるようになると、意見や価値観が違っても建設的に話し合える関係を築けます。これからもふたりで支え合い、協力し合い、より幸せな結婚生活を送れますよう、心から願っております。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜