結婚生活を続けていくと、ときにはすれ違いや衝突も避けられないもの。ですが、せっかく縁があって出会ったふたりなのだから、穏やかでお互いに満ち足りた「夫婦円満」の状態でいたいですよね。夫婦円満とは、夫婦仲がよく、不和や争いごとがない様子を指します。そのためには、日々の生活の中でお互いを理解し合うための努力や、相手を大切に思いやるコミュニケーションへの気配りが欠かせません。本記事では、夫婦円満の秘訣を実際の体験談を交えながらご紹介します。さらに、長く幸せな夫婦関係を保つためのコミュニケーションのコツや、険悪な関係に陥りがちな習慣とその改善策にもフォーカス。円満な結婚生活を送りたいあなたへ、役立つヒントを見つけていただければ幸いです。(ふたり会議について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)ずっと仲良しでいたい!夫婦円満の秘訣7選【体験談】どんなにお互いを愛し合って結婚をしたとしても、元々は育った場所や環境もが違うふたり。お互いに様々な価値観の違いを受け入れながら生活をしていくことになります。衝突する出来事も向き合って乗り越えることで、よりお互いの理解や絆が深まり、小さな積み重ねが夫婦円満の形を作っていくことでしょう。ここからは、夫婦円満でいるための7つのコツを紹介していきます!1. 感謝の気持ちを伝える夫婦円満の第一歩は、日常の小さなことに対しても感謝の気持ちを忘れないことです。一緒にいる時間が長くなると、つい当たり前に感じてしまうことが増えてきてしまうものですが、長年結婚生活を続けている夫婦の多くが「ありがとう」という言葉の重要性を強調しています。【エピソード】どんな些細なことでも感謝の言葉を伝えることを大切にしています。友達の期間が長かった私たちですが、結婚してからはより意識して「ありがとう」と言い合っているような気がしています。が、夫は無意識に言ってるようで何も感じていませんでした…(笑)尊敬です。(31歳・女性)私たちはあえて家事の分担をかっちり決めずにいますが、できる方ができるときにやることで、必ずお礼を言うことが当たり前になりました。また、相手が料理をしたら自分は食器洗いをするなど、やってもらった分お返しをすることを意識しています。(32歳・男性)2. 他人であることを忘れない どんなに仲が良いふたりでも、「親しき中にも礼儀あり」。パートナーは、親でも兄弟でもありません。他人同士が生活を共にしていることを意識して、思いやりの気持ちを大切にしたいですね。【エピソード】付き合った当初から結婚した今でも、挨拶や感謝の言葉は常に伝えています。付き合いが長くなってくると、行動パターンや態度からお互いの心の状態があうんの呼吸で分かる瞬間も増えてきたのですが、だからこそ雑なコミュニケーションは取らないようにしています。(39歳・男性)少し大きな買い物をするタイミングや夫婦の暮らしに関することは、自分の考えだけで判断せずにパートナーにちゃんと確認するようにしています。相談しなくても「きっといいと思ってくれるだろうな」というケースがほとんどなのですが、事後報告は不親切だと思うので。(32歳・女性)3. お互いを信頼し、干渉しすぎない 夫婦円満の状態を保つには、お互いを信頼する気持ちが不可欠です。必要以上に相手を詮索したり過度に束縛したりすることなく、それぞれの1人の時間も尊重しましょう。お互いに信頼関係があるからこそ、心地よい距離感を保つことで、2人の時間がより有意義になるはずです。【エピソード】家にいると一緒にテレビを観ることがほとんどですが、同じ空間にいながら好きなことをするなど、お互いに1人の時間を楽しんでいます。休日は私が推しのDVDを観たり、お気に入りのカフェで過ごしたりとのんびりしている間に、彼も友人と出かけたりランニングに行ったりしているので、帰宅してからそれぞれの出来事を話すのもまた楽しいひとときです。(30歳・女性)4.ふたりの会話を楽しむ忙しい」や「疲れている」を理由に、パートナーとの会話が疎かになっていることはありませんか?結婚生活が長ければ長い夫婦ほど、日常のコミュニケーションを欠かさないのだとか。日々忙しないふたりこそ、相手の話に耳を傾ける時間を意識して設けてみましょう。【エピソード】夕食時に、「仕事はどんな感じ?」「体調どう?」「お昼何食べた?」といった話題まで、今日はどんな1日だったかを報告し合うことを毎日続けています。この頃、夫が仕事の愚痴をこぼす頻度が増えたことに気づき、「疲れているんだな〜」と相手の状況をより理解するきっかけになりました。私も仕事の状況をこまめに伝えていることもあり、お互いに疲れがたまらないように家事や育児など協力して乗り越えています!(32歳・女性)夕食時での会話に加え、休日は一緒に台所に立ってご飯を作るのも大切なコミュニケーションの1つです。2人で進めれば早く作って食べられるし、手を動かしながらちょっと真面目な話もできるし、一石二鳥以上のおトク感があります。(29歳・女性)5. 趣味や体験を共有する日々の会話と同様、2人で趣味や体験を共有するといった夫婦の時間を大切にしましょう。ふたりで向き合う時間があまりにも少ないと、生活のすれ違いだけでなく、心まですれ違ってしまう原因に。旅行や遠出などの特別なことではなくても、夫婦で過ごす予定を作ったり近場の買い物に行ったりと、気負わず続けられることを習慣化するのがおすすめです。【エピソード】早起きをして、2人でモーニングメニューを食べに行くのが休日の楽しみです。おしゃれなカフェ以外にも、ファストフード店やチェーン店など色んなところに向かい、幸せな気分を味わいながら1日の始まりを迎えています。「ここのお店良さそう、次ここ行こう!」といったお店探しも楽しくて、毎週のちょっとした恒例イベントになりました。(28歳・女性)僕も妻も元々バスケをしていたこともあって、お互いに運動が趣味です。この頃、1人で行っていたランニングやYouTubeを観ながらの筋トレなどを、妻と一緒に行うようになりました。スポーツセンターにシュートを打ちに行くこともあり、一緒に体を動かして良いリフレッシュになっています。(35歳・男性)この記事もチェック👇夫婦におすすめのデートスポット!仲が深まる&楽しめるコツも紹介6. 喧嘩を引きずらない喧嘩は必ずしも悪いのではなく、時にはお互いの本音を言い合えるいい機会になるものです。ですが、喧嘩は長引くほど難しくなってしまうので、可能な限りその日のうちに仲直りをしましょう。不満の内容によっては、パートナーの怒りの原因が分からず戸惑っていることもあるので、「なぜ嫌だったか」「次はこうしてほしい」といった要望を伝えることも1つの方法です。【エピソード】お互いに言いたいことは我慢せず、言い方やタイミングを考えてから伝えるようにしています。あまりこじれると長引いてしまうので、こじれる前にできるだけ解決することも意識していますね。喧嘩のあとは気持ちを切り替えて、一緒にお風呂に入るのが自然とルールになりました。 (30歳・男性)子どものアクシデントに対して親のどちらかが叱る役割になったら、もう片方は気配を消すようにしています。というのも、以前子どもに応戦して、子ども・僕 vs 妻 の状況になってしまったときに、子どもそっちのけで夫婦喧嘩に発展してしまったことがあったからです。やりとりを最後まで見守ったあと、どちらの意見にも中立の立場になってフォローすることを心がけています。(42歳・男性)この記事もチェック👇ケンカにならない!「不満の伝え方」のポイント5つ7. スキンシップを意識するほどよいスキンシップは夫婦関係を円満に保つコミュニケーションの1つ。ハグやキスによるスキンシップによって「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌され、リラックス効果や幸福感を感じることもできるのだとか。はじめは照れくさいかもしれませんが、外出時に手を繋いだり、就寝前にハグをしたりなど、できることから実践してみるとよいでしょう。子どもたちの前でも「お母さん」や「ママ」とは言わずに、妻の名前を呼んでいます。朝はバタバタしていてなかなか触れ合えませんが、夜寝る前は「体が凝ってるね〜」と言いながらお互いに肩や足をマッサージするのが日課です。(38歳・男性)家でソファに座ってくつろいでいるときや、夜寝る時は手を繋ぐようにしています。手を繋いでいるだけで安心感を得られるので、また明日も仕事を頑張るぞ!と元気が出ますね。(26歳・女性)この記事もチェック👇カップルのスキンシップ調査!満足できる方法や苦手な時の伝え方も紹介【2000人に聞いた本音】ずっと円満な夫婦でいるためのコミュニケーションのコツ長く円満な夫婦生活を維持するためには、日頃のやりとりに加え、思いやりを持ってパートナーと接することが不可欠です。ここでは、さらに具体的なコミュニケーションのコツを紹介していきます。他の夫婦と比べすぎない「周りの夫婦は自分たちよりもっと幸せそう…」などと、他人の夫婦関係と比べてしまうことは避けましょう。どんなに仲良しの夫婦でも、円満な夫婦仲を築くまでは様々な苦労を乗り越えているものです。周りの夫婦を見て「うらやましいな」と思ったことは、あなたが今パートナーに求めていることや、変化を起こしたい内容なのかもしれません。相談したり、要望を伝えたりする中で、自分たちのペースを大切にすることが結婚生活を豊かにするポイントです。お互いの考えを尊重する元々は他人同士、夫婦であっても意見がすれ違うこともありますよね。自分とは異なる意見を突っぱねるのではなく、まずはパートナーを尊重する姿勢を持つことが大切です。「あなたはそう思うんだね。私はこう思うよ」といった言葉を添えて受け入れながら、自身の気持ちを伝えると相手も受け入れやすいもの。お互いの意見を理解し合おうと心がけることで、尊重し合える関係が築けるはずです。認識のズレや価値観の違いを擦り合わせる付き合いが長くなるにつれて、認識のズレや価値観の違いが出てくることがあります。「言った」「言ってない」といった言い合いや無視で終わらせず、「これからどうする?」「あなたはどうしたい?」といった視点で話し合い、解消することがポイントです。夫婦関係を良好に保つには、互いの意見や気持ちを擦り合わせられるようなふたりの時間を定期的に持ちたいですね。相手に期待しすぎず、言葉で確認する夫婦の生活において、相手に無言の期待を寄せることは関係を悪化させる要因に。こちらの要望に対して「察してほしい」と相手の動きをじっと待つのではなく、パートナーへお願いしたいことは、しっかりと口に出して伝えることが重要です。夫婦仲が険悪になってしまうNG習慣と改善策【体験談】夫婦仲が険悪になってしまうきっかけは、些細なことが降り積もって起こるもの。どんなことが夫婦仲に亀裂を入れてしまう原因になり得るのか、また、その改善策も共に見ていきましょう。1.日頃のコミュニケーションが不足している結婚して夫婦になっても、お互いを全て理解し合うのは難しいもの。「言葉にしなくても察してほしい」と悩んでいるなら、お互いに歩み寄り、自分の要望を伝えることが大切です。相手の考えを受け入れるためには、日頃のコミュニケーションが欠かせません。ここを放置してしまうと、すれ違いが起こり、相手への不平不満がつのる原因になってしまいます。まず大切なのは、相手と向き合おうとする気持ちです。1日たった5分でも、スキンシップを取ったり1日の出来事を話したりなど、忙しいふたりでもコミュニケーションを取れる方法は様々あります。ライフスタイルの違いから直接会話ができなくても、手紙やLINEやメールなどのテキストでやりとりをするほか、アプリやツールによってお互いの要望を可視化するなど、できる方法から実践してみましょう。【エピソード】事前に伝えていたにもかかわらず、お互いの予定がかぶってしまったときは「この前言ったよね?」「言ったっけ?」というやりとりになり、かなり険悪なムードに…。夫は口頭やLINEでの連絡だと忘れてしまうようだったので、カレンダーアプリを導入し、予定を共有できる仕組みをつくりました。今では私の口頭での連絡に加え、アプリのリマインドが活躍してくれています!(32歳・女性)一人暮らしが長かったこともあり、無意識に趣味や1人の時間を優先していると、妻が不機嫌になっていることに気づきました。1人でやりたいことや予定を伝えつつ、2人でいるときはよりコミュニケーションを取ることや、スキンシップを意識して過ごしています。(33歳・男性)この記事もチェック👇夫婦の会話がないのはどうして?原因と影響、関係改善の5STEPを解説【エピソードあり】2.思いやりや感謝の気持ちを忘れている パートナーとの付き合いが長くなってくると、初めはありがたみを感じていたことがどんどん当たり前のように思えてきませんか?そんな方は要注意!どんなに気心が知れた間柄でも、「ありがとう」と言われて嬉しくない人はいないでしょう。最近「ありがとう」と言ってなかったな…と思い当たる方は、ぜひ些細なことでも感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。そうしたあたたかい言葉は、自分にも返ってくるはずです。【エピソード】以前、うっかり妻の誕生日を忘れてしまったとき、大激怒されてしまいました。この年は結婚記念日も忘れてしまっていて、妻には悲しい思いをさせてしまったようです。後日、妻が好きな花と欲しいと言っていたものをプレゼントしつつ、感謝やねぎらいの言葉と共に手紙を添えました。日頃の妻のサポートなど、色んなことが当たり前になってしまっていたなと反省した出来事でした。(43歳・男性)この記事もチェック👇気持ちが伝わる愛情表現とは?自分とパートナーの愛情表現の違いを理解しよう3.家事や育児分担に納得できていない結婚生活が長くなると、生活リズムの違いや家事への価値観によるギャップが生じてくることもあるでしょう。それぞれの環境で暮らしてきた相手同士ですから、違っていて当たり前ではありますが、小さな不満はやがて大きなストレスに変わり、居心地の悪さを感じることも。そうした怒りが爆発する前に、家事や育児はふたりで進めていくものいう意識を持つと、お互いにかける言葉が変わるのではないでしょうか。抱えている不満を小出しで伝えていくこと以外にも、家事や育児を楽にする家電やアプリ、ツールの導入といった方法も有効です。【エピソード】転職したばかりで連日帰宅が遅くなり、妻に家事が偏ってしまうことが続いてしまいました。ある日、妻から家事について相談されたのをきっかけに、どうやったら負担なく振り分けられるか見直すことに。家事のアプリを使用して朝と夜で家事のタスクを分け、しばらくの間は自分が出勤前にできる家事(食器や洗濯物の片付けなど)を担うこと、平日にやらなくてもいいことを決めることができました。これをいい機会に、お互いのスケジュールに合わせて柔軟に家事分担ができ、どちらかに偏りが起こることなく過ごせています。(32歳・男性)出産してから半年間、育児に関して何事も「手伝うよ」という夫の主体的でない言動にイライラ。あるとき「私も初めてだから分からないよ」と涙ながらに訴えると、夫は少し驚いた様子でした。私が熱心に育児本を読んでスマホで検索していたことから、何でもできると思っていたようです。そこからは、育児に関する情報をお互いにシェアしたり、積極的に夫に任せたりするようになり、今では子どもの食事作りや習い事の送迎を担当するようになりました。(41歳・女性)夫婦円満でいたいなら質問アプリでコミュニケーションを深めよう!ずっと夫婦円満でいたいなら、日々のコミュニケーションは欠かせません。結婚生活が長く、「夫婦仲が良い」「うちは夫婦円満です」と答える人ほど、多くのトラブルを乗り越え、その都度対話を重ねてきたのだそう。質問アプリでコミュニケーションを深めることができる「ふたり会議」なら、お金は計画的に使う派?料理で、お惣菜や冷凍食品に頼るのは前向き?ひとりの時間は大事にしたい?パートナーの働き方で心配なことはある?などの、お互いを深く理解し信頼関係を築くきっかけになるテーマをカジュアルに話し合えます。普段直接言いにくいお金や性の話題や、ライフプランなどの真面目な話題に関する話題など、アプリを使って簡単にお互いの価値観や考え方をシェアできるので、夫婦の絆がぐんと深まります。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ~楽しく価値観を共有~まとめ夫婦円満の秘訣は、日々のコミュニケーションとお互いへの配慮の積み重ねです。感謝の気持ちを忘れず、お互いを尊重することを心がければ、信頼関係は深まっていくはずです。また、日常の些細な習慣や考え方の違いをすり合わせることで、長く幸せな結婚生活を送ることができるでしょう。今回ご紹介した秘訣や改善策を参考に、「ふたり会議」を活用しながら、自然な形で話し合いのきっかけを作ってみてはいかがでしょうか?日々のコミュニケーションが活発になることで、夫婦円満な生活が送れることを願っています。この記事もチェック👇【実体験】共働きの家事分担のコツは?夫婦で不満なく分担するポイント