パートナーと一緒に、幸せになる。そう決意したとき、”ふたりで”どうあるべきかを考えるのは自然なことだと思います。でもその前に、私たちは「ひとり」と「ひとり」という個の集まり。相手を大切にするためには、自分自身をまず大切にすることも必要なはずです。「夫婦・カップルはお互いの人生を持ち寄って作っていくもの。”ひとりの時間”を充実させることで、ふたりの関係をアップグレードできる」こう語ってくれたのは、人を温かい視点で見つめるブログ記事やコラムが人気のはせおやさいさん。”ひとりの時間”をテーマに、文章を寄せてくれました。はせおやさいさんプロフィール会社員兼ブロガー。はてなブログ『インターネットの備忘録』を運営するほか、WEBメディア『サイボウズ式』などで働き方、女性の生き方、チームワークをテーマにしたコラムを多数寄稿。13歳年下の夫と娘との3人家族。教養とは自分一人で時間を潰す能力のことひとりの時間、と聞いて何を思い浮かべますか?『教養とは、自分一人で時間を潰す能力のことである(中島らも)』という言葉があるように、自分ひとりの時間の過ごし方というのは、その人の品性が現れるのではないだろうか、と思います。パートナーシップについて雑誌やメディアで語られるとき、どうしても「ふたりでどう過ごすか」に焦点を置きがちです。わたしも過去、「わたしたち」を主語にしてしまい、相手に「一緒にこうしてほしい」「恋人/夫婦は同じ価値観であるべき」と求めるばかりが先行して、相手に煙たがられた経験がありました。一心同体、常に一緒にいるのもパートナーのあり方のひとつかもしれません。でも、そこで「個」について考える機会はあまりないように思います。パートナーシップにおいて「ふたり」が大切なのは大前提ですが、「ひとり」は横に置いておいていいのかな? と疑問に感じるときがあります。>>>コミュニケーションの取り方や時間の使い方などについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る「パートナーシップ」はチームワークの最小単位わたしはよく「チームワーク」について考えて文章を書くことが多いのですが、「チームワーク」の最小単位は「ペア」、つまり「パートナーシップ」ではないだろうかと思います。「チームワーク」がもっとも最適に発揮されるのは、個がそれぞれ自分の能力を活かし、のびのびと活動できたとき。それは、チームを構成する一人ひとりが自分と向き合い、それぞれの能力を常に磨いているからこそ得られる効果です。そう考えてみると、チームの最小単位である「ペア」において、わたしたちがすべきこととは何でしょう。それは、自分の好きなものや大切なもの、おもしろいと思ったものについて、好奇心をおさえることなく追い求め、そこで得たものを持ちかえって、自分のパートナーにシェアすることなのではないかな、とわたしは思います。新しく知り合った友人の話や見聞きしたこと、今まで知らなかった知識など、お互いの目線で見つけてきた「素敵なもの」をシェアし、感想や意見を伝え合うのは、ひとりではできません。でも、ひとりの時間があるからこそできる、とも言い換えられるのではないでしょうか。>>>コミュニケーションの取り方や時間の使い方などについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る異なる人間どうしが一緒にいるから、意味がある自分と向き合い、好奇心の赴くまま見つけたものを持ちかえり、パートナーと見せあったとき、そこには自分にない視点があり、発見があるでしょう。もしかしたら、「おや?」と思うような相違を感じることもあるかもしれません。基本ポジティブ志向に自分を律していたいわたしと、「ネガティブはネガティブで悪いことではない。またひとつの視点である」という考え方の夫。ときには意見が食い違うことがあります。わたしが楽観的に考えるあまり、見落としている点を指摘され、ムッとしたり、口論になったり。でも、そうして相手の意見を取り入れて、それまでの自分では気づかなかった側面を発見できるのも、夫と議論を交わすおもしろさのひとつ。価値観の相違で行き違うこともありますが、それはそれで楽しい出来事ではないでしょうか。わたしたちはこんなにも違う。こんなにも違うのに、一緒にいることを選んで、楽しんでいる。そういった発見を、違いをおもしろがれる関係は、とてつもなく素敵なものだと思います。血縁関係と違い、恋人や夫婦といったパートナーシップは、愛情と決意、そして意志がないと継続されない関係です。だからこそ、違いをおもしろがり、尊重していくことができれば、きっと豊かな関係がそこに築けるはずです。「ひとりの時間」はときに寂しく、孤独に感じるかもしれません。いつも一緒にいてくれたパートナーがそばにいないと、心もとなく感じるときもあるでしょう。すぐに友人と連絡をとったり、SNSをチェックしたくなるかもしれません。でも、あえて他者から距離を置いて、自分に向き合ってみませんか。少し心もとなく感じることがあっても、そういう時間を持つからこそ、目線を自分に向けられる。自分自身と向き合って、自分がなにを好きか、なにをおもしろいと思うか発見してみてください。そしてそれをパートナーと話し合ってみてください。ふたりで幸せになるために、ひとりの時間を大切にしてみましょう。そういう時間があるからこそ、そこで発見した素敵なものを持ちかえって、パートナーにシェアするという収穫を得られるのではないだろうかと思うのです。企画・編集:村尾唯(@yui3x9)執筆:はせおやさい(@hase0831)ひとりの時間を話し合いたいなら対話アプリ「ふたり会議」がおすすめ!「ひとりの時間が欲しいと言いづらい」「話し合いのきっかけがつかめない」と悩んでいるなら、カップル・夫婦向けの質問アプリ「ふたり会議」を活用するのもおすすめです!「ふたり会議」では、ひとりの時間は大事にしたい?機嫌が悪いときは放っておいてほしい?一緒に住むとしたら、ゆずれないポイントはある?ひとりになれる空間がほしい?ふたりで同じ部屋で寝たい?などの質問項目に答えるだけでお互いの価値観を手軽にシェアでき、ひとりの時間やコミュニケーションなどついての話し合いをスムーズに進められます。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜