「素直になる方法はある?」「恋人の前で素直になりたいけれど、遠慮したり強がったりして自分の気持ちをうまく表現できない……。」と悩んでいる方はいるのではないでしょうか?恋愛で恋人とより良い関係を築きたいと願っていても、過去のトラウマや相手の反応が気になって、なかなか素直になれない方もいるかもしれません。そこで今回は、素直な人の特徴と素直になれない心理、そして恋人に対して素直になるための具体的な方法を紹介します。素直になれないと悩む方にとっては大きな殻を破るような気持ちかもしれませんが、決して無理をする必要はありません。ぜひ、この記事を参考に、素直な自分になるための第一歩を踏み出してみてください。(ふたり会議について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)「素直になる」とは自分の気持ちに嘘をつかないこと素直であるということは、まず自分自身に正直であるということです。嬉しいときは嬉しい、悲しいときは悲しい、と自分の感情を偽ることなく表現できることを指します。何か問題が発生しても、ごまかしたり曖昧にしたりせず、正直に謝ることができるのも素直である状態のひとつです。「素直になる」とは、自分の思っていることをそのまま相手にぶつけること?言葉や感情を一方的に投げること?喜怒哀楽をストレートに表すこと?一体どんな状態であることを指すのか、一度立ち止まって考えてみましょう。素直さはわがままとは似ているようで異なります。自分の感情にフタをせずに一方的に本音をぶつけるのは、単にわがままになってしまいます。相手への思いやりや配慮を忘れずに、自分の考えや気持ちを表現することが真の素直さと言えるでしょう。素直になれないときは自分が伝えやすい方法を考えてみようカップル・夫婦向けの対話アプリ「ふたり会議」のデータでは、「自分の主張をはっきり伝えることが得意」と回答した人は36%との結果でした。自分の気持ちを伝えることにハードルを感じるかどうかは人それぞれなので、焦らず自分のペースで素直さを磨いていきましょう。また、スピード感を持って主張することが得意な人もいれば、時間をかけた話し合いやテキストメッセージのほうが伝えやすいと感じる人もいるでしょう。恋愛では、パートナーに好みの対話の方法について尋ねたり、自分が伝えやすい方法をシェアしたりするのもおすすめです。この記事もチェック👇長続きするカップルの特徴と秘訣!信頼関係を築くLINEと話し合いのコツを紹介素直な人の特徴5つ周囲にいる「素直な人」は、人としてとても魅力的に見えませんか?「自分は同じようになれない…」「いきなり変わるのは無理」と思っている人も大丈夫。真似できそうなことから、少しずつ取り入れてみましょう。ここでは、「素直な人」にはどのようなマインドが備わっているのか、どんな特徴があるのか紐解いていきます。①裏表がなく、オープンに自己開示ができる素直な人は誰に対しても裏表がなく、自分の考えや気持ちをオープンに表現することができます。しかし、自己開示をするといっても、不満やイライラなどのマイナスな感情をぶつけることではありません。分け隔てなく相手を思いやる言葉や視線を向けることで、安心して付き合える印象を与えます。②他人の意見を受け入れられる自分の意見とは異なる意見に対しても、まずは耳を傾け、受け入れることができます。異なる視点を尊重し、肯定から入るポジティブな姿勢は素直な人の大きな特徴です。③変化を楽しめる新しい環境や変化が伴う場面では、緊張や不安がつきもの。けれども、素直な人は冷静に対処することを心がけ、その都度柔軟に対応することや、変化そのものを楽しむことができます。④「ありがとう」や「ごめんね」が言える素直な人は、「ありがとう」「うれしい」「おいしい」といった感謝の気持ちや「ごめんね」などの謝罪を素直に言葉で表現することができます。心地よい人間関係を築くためにも、まっすぐな気持ちを伝えることは欠かせません。⑤自分も相手も尊重している自分自身の価値を認めると同時に、相手の価値観や気持ちを尊重することができます。相手の思いに共感しようと努めたり、自分の意見を伝える際は相手を傷つけないよう配慮したりと、自分と相手の心地よい距離感を大切にしながらコミュニケーションをとることができます。この記事もチェック👇カップルの適度な距離感とは?恋愛で心地よい関係を築くためのポイント 恋愛で恋人に素直になれない心理素直になりたいのに、どうしても素直になれない……。そんな風に悩む人も少なくありません。例えば、「彼氏に本当はもっと一緒にいたいと思っているのに、素直に言えない」「好きな人にLINEを送りたいけれど、重たいと思われたら嫌だから送れない」といった悩みを抱えている人もいるでしょう。他人に対して自分の気持ちを正直に伝えることが怖いと感じたり、自分自身でも自分の本当の気持ちに気付いていなかったりすることもあります。ここからは、素直になれない背景に隠された様々な心理を探っていきましょう。素直になって傷ついた経験がある過去に素直な気持ちを伝えたことでからかわれたり、うまく伝えられずに相手の何気ない言葉に傷ついた経験や幼少期からのトラウマがあると、素直に感情や言葉で表現することが怖くなり、再び素直になることを恐れてしまうことがあります。【エピソード】自分の要求や感情表現に対して、子どもの頃から「わがままを言うんじゃない」と両親から事あるごとに言われてきました。そのため、何か買ってほしいとねだることや、どこかに行きたいといった要求は、両親相手でもほとんどしてきませんでしたね。口数が少ないからか、仲の良い友人からは「何を考えてるか分からない」とたまに言われてしまうのですが、単純に自分の主張はわがままだと考えてしまうクセがついてしまっているのかもしれません。(25歳・男性)相手からどう思われるかが気になる相手に嫌われたくない、否定されたくないという思いが強く、本当の気持ちを伝えることをためらってしまうことがあります。自分の思いよりも相手の意見や気持ちを優先するあまり、自分の本音を見失ってしまっているのかもしれません。【エピソード】仲良しの友人4人とよく出かけるのですが、どこに行きたいか、何を食べたいか、何時に集合するかなど、多数決で決定する場では自分の意見よりも意見が多く集まっている方へ同意してしまいます。自分の主張によってグループの雰囲気を壊したくないからです。2人で何かを決めるときも、自分の選択によって相手を不快にさせたらどうしよう…と気にしてしまうので、「好きにしていいよ」といつも主導権を譲ってしまいますね。(23歳・女性)本当の自分を見せるのが怖い、恥ずかしい自分をさらけ出すのは、勇気が必要なこと。そのため、本当の自分を見せることに抵抗や恥ずかしさがあり、無意識に仮面を被ってしまうことがあります。【エピソード】彼女からはいつも「〇〇くんは真面目でクールだよね」と言われます。嬉しいのですが、一人暮らしの自宅は整っていなくてだらしないし、仕事では「もっとテキパキ動いてくれ」と上司から怒られることもあり、自分に全く自信がありません。彼女と一緒にいるとき以外の自分を知られたら嫌われてしまう気がして、なかなかプライベートな話や本音を話すきっかけを掴めずにいます。(27歳・男性)自分の考えが正しくないと思い込んでしまっている自分の意見や考えに自信がなく、伝えることをためらってしまうことがあります。「ありのままの自分ではいけない」と考え、素直になることへの罪悪感があったり、過去の経験がトラウマになっているケースもあるでしょう。【エピソード】新人研修にて、グループディスカッション中に1人の男性から「その考え方はおかしいと思う。もう1度考え直した方がいい」と何気なく言われました。研修なので必要なやりとりであることは分かっていたものの、初対面の男性から真っ直ぐに自分の考えを否定されたことがとてもショックで、それ以来思ったことを素直に言えなくなってしまいました。(26歳・女性)相手に「察してほしい」と思っている自分の気持ちを言葉で伝えなくても、主張が苦手なゆえに相手に察してほしいと思ってしまうことがあります。付き合いの長さに限らず、「察してほしい」タイプは、言葉でのコミュニケーション以外に態度や表情で相手が察することを待つ傾向があります。【エピソード】自己主張は元々得意ではありませんが、同棲中の彼に特に要求を伝えることが苦手です。「〜してほしい」とお願いすれば良いことは分かっているのですが、うまく言えません。あからさまに不機嫌な表情で家にいたり、ドアを思いっきり閉めたりなど、相手が「どうしたの?」と気づいてくれるまで生活音を立てて過ごしてしまう自分がいます……。(28歳・女性)自分の気持ちに素直になるためのヒント素直な自分になるために、一歩踏み出したい!そんなあなたが自分と向き合うためには、どのような方法があるでしょうか?今日からでも取り入れやすい「自分の気持ちに素直になるためのヒント」を紹介していきます。日記やメモなどに書き出してみる自分の気持ちを頭の中でぐるぐる考えているだけでは、なかなか思考は整理されないもの。まずは、頭に浮かんだ本当の気持ちや考えを日記やメモに書き出していきましょう。順序やルールは気にせずとにかくアウトプットしていくことで、自分の本当の気持ちに辿り着けるはずです。本を読んで自分の本音に気づく小説や自己啓発本など、興味があるジャンルの本を読むことで、自分の感情に気づくきっかけを得ることができます。著者に共感したり、今すぐにでも実践したい心が動いたりしたら、それは素直な自分へ一歩踏み出した瞬間です。小さなことからやりたいことをやってみる周りの目や意見を気にして、自分のやりたいことや素直な感情に従うことへ抵抗感がある人もいるのでは?そんな時は、自分にとってハードルが低い小さなことから始めてみるのもおすすめです。例えば、「気になるお店に入ってみる」「気になるスイーツを食べる」などの日常の小さなアクションは、本当に自分が求めていたことに気づくチャンスかもしれません。人にされて嬉しかったことに感謝する相手に親切にされたときに遠慮したり強がったりして自分の気持ちを表現できないときは、時間が経ってからでも感謝の気持ちを言葉で伝えることで、自分自身がポジティブな気持ちになり、素直さを育むことができます。本人に伝えるのが恥ずかしいときは、まずは家などの誰もいないところで「ありがとう」と声に出してみると、嬉しいという気持ちを認めた自分のことまで大切にできそうです。素直になろうと行動している自分を褒める素直な気持ちに気づく、素直な自分になるというのは、これまで照れくささや抵抗感があった人こそ勇気がいるもの。どんなに小さな一歩でも、素直になろうと努力している自分を最大限に褒めてあげましょう。できたことにも目を向ける素直になろうと努力している間は、「今日もうまく伝えられなかった」「言いたいことを飲み込んでしまった」など、できないことにばかり目が向くかもしれません。その中でも、自分なりにできたことにもしっかり目を向けると、自信が育まれるでしょう。恋人に対して素直になる方法【コミュニケーションのコツ】信頼しているパートナーだからこそ、素直な気持ちを表現することに対して「どう思われるか不安」「こんなこと言っても大丈夫なのかな…?」と心配が付きまとうことも。続いて、恋人に対して素直になるために、どのようなことを意識すればよいのかを紹介していきます。相手に対しての思いやりを持つ自分の気持ちを伝える際にも、相手への配慮を忘れずに。「相手にこんなこと思われたらどうしよう?」と心配するのではなく、「どんなふうに言ったら相手は嬉しい気持ちになるかな?」といった視点で、優しい言葉で伝えるように心がけましょう。本音を隠したり、見栄を張ったりする言動は、相手を傷つけかねません。【エピソード】大人になっても自分の気持ちを正直に話すのって、難しいです。仕事上のやりとりであれば「なかなか厳しいですね〜」なんて自分の状況をフランクに話せるのですが、彼女の前では口をこぼしたり弱音を吐いたりすることができず、強がる気持ちもありました。そうやって見栄を張っていると、「私はあなたのことを信頼しているのに、ちっとも本当のことを話してくれないんだね」と涙ながらに言われてしまったんです。彼女を見下していたつもりは全くないのですが、彼女から見ると対等な関係ではないように感じていたようで、とても反省しました。(27歳・男性)感謝を言葉で表現する自分のために何かをしてもらったり嬉しいと感じたときは、感謝の気持ちを言葉で表現してみましょう。言葉で伝えることで、パートナーも温かい気持ちになり、信頼関係をさらに深めることができます。【エピソード】以前ネットの記事で「今日あった嬉しかったことを3つ書いてから寝ると幸福度が高まる」と書いてあるのを目にして以来、就寝前に手帳に書くことが習慣になりました。はじめのうちは時間がかかりましたが、続けていくと何気ないことでもありがたいと思えるように。このルーティンのおかげか、いつも優しい彼に普段は照れくさくて言えなかった「ありがとう」「これしてくれて嬉しい」という言葉を自分なりに言えるようになり、それを聞いて嬉しそうな彼の表情を見て幸せな気持ちになっています。(25歳・女性)自分がどう感じたかを伝える 相手のアクションに対する自分の要求をそのまま言葉にしてしまうと、相手には思ったように伝わらない可能性があります。自分の気持ちを伝えるときは、「私はそう言われると悲しい気持ちになる」「そうされてしまうのは、怖いと感じる」など、「私」を主語にして感情を伝えると、相手も言葉を受け取りやすくなるでしょう。【エピソード】一人暮らしが長かったこともあり、同棲中の彼女の掃除の仕方がいつも気になっていました。あるとき「なんでこうやってやらないの?」と何気なく声をかけると、「どうしてそんな嫌な言い方をするの?」と言われ、些細なお願いが喧嘩に発展してしまったことがあったんです。それ以来、「そうやってくれて嬉しかった」「急に大きな音を出すとびっくりしてしまう」など、自分が感じていることを言葉にすることで伝わり方が変わり、彼女も柔軟に受け止めてくれるようになりました。(29歳・男性)この記事もチェック👇喧嘩にならない!話し合い上手なカップルが大事にしてる4つのこと自分の気持ちはポジティブな言葉で伝える相手に自分の気持ちを伝えるときは、ネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言葉で伝えることで、相手も受け入れやすくなります。過剰に謙虚になりすぎず、相手が前向きに捉えやすい伝え方を意識しましょう。【エピソード】誰かに頼ったりお願いすることに苦手意識があり、頼みごとをするなら自分でやってしまいたいと思っていました。彼氏にも同じで、パソコン関係でどうしてもできないことを頼むのが申し訳なく、謝りながらお願いすると「そんなに申し訳なさそうにしていると、こっちが悪いことをしている気分になっちゃうよ〜」と笑い飛ばされました。この日をきっかけに、「〜してもらえると助かる!」「〜って言ってくれて嬉しい!」と言うように心がけたことで、些細なお願いごとをする抵抗感が少しずつ無くなってきたように感じます。(31歳・女性)弱みも少しずつ見せる素直な自分をさらけだすのは、心のうちを相手に見せるようで緊張しますよね。けれども、繕った完璧な自分を見せるのではなく、少しずつでも弱みを見せることで親近感が生まれ、心の距離がぐっと縮まるはずです。【エピソード】私は両親との関係があまり良好ではありません。そのせいか、人に甘えたり頼ったりすることが分からず、仕事や人間関係で嫌なことがあっても誰にも話せずにいました。あるとき、彼女と幼少期に流行っていたものの話が盛り上がり、そこから両親の話題へ。自分の両親や家庭について話すことは少しドキドキしましたが、彼女が「もっと私に甘えていいんだよ」と言ってくれたことで、今まで凝り固まっていた自分の心が解放された気がしました。(29歳・男性) アドバイスされたら試してみる周囲からのアドバイスに対して、「自分のやり方がある」と素直になれないこともあるかもしれません。相手からアドバイスをもらったときは、「自分のことを思って言ってくれているんだ!」「視野が広がるかも」と前向きに受け止め、一度試してみることで、相手との関係性がより深まります。【エピソード】同じ会社に勤めている彼。仕事柄、お互いに何をしているのか把握しているため、彼が私の仕事について指摘してくることがたびたびありました。はじめはなんだか知識のないところを見られるのが恥ずかしかったり、仕事のできない人間と思われたりしているようで、ありがたく思っても素直に聞けなかったんです。でも、逆に彼氏だからこそ遠慮なく聞けるので、「これは自分の知識を取り入れるチャンスでは!?」と考えました。「分からないことを理解できるようになりたい」という自分の気持ちに正直になって、今では積極的に質問しています。(28歳・女性)この記事もチェック👇価値観の違いとは?違いの乗り越え方や別れたほうがいい場合を解説 素直になれないときこそ対話アプリ「ふたり会議」がおすすめ!(画像をクリックすると、LINEの友達追加画面に飛びます)相手に自分の気持ちを伝えることにためらいがある人や、パートナーに本音を伝えるきっかけが欲しい人は、対話アプリ「ふたり会議」を利用して話し合いのきっかけを作るのもおすすめです。アプリでそれぞれが質問に答え、ふたりの回答をシェアしながら前向きに話すことで、お互いの素直な気持ちを伝えやすくなるでしょう。「ふたり会議」には、次のような質問が用意されています。・感謝の気持ち・嬉しさ・楽しさなどは素直に伝えられるタイプ?・自分の主張をはっきり伝えるのは得意?・LINEなど、文面で自分の意見を伝えるほうが得意?・不満があったらすぐに話すタイプ?それとも時間を置いてから話すタイプ?・ふたりがもっと良いコミュニケーションをとるために、どんなことができそう?恋人とお互いのコミュニケーションタイプを話し合ったり、どのような対話の方法がふたりに合っているのかに気づくきっかけにもなるでしょう。また、お互いの得意・不得意や「どのような場面で嬉しいと感じるか」など、新たな一面を知る機会にも繋がるはずです。「ふたり会議」を活用して、ふたりの仲をさらに深めてくださいね!今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ~楽しく価値観を共有~まとめ自分の気持ちを素直に表現することは、自分自身の心を解放し、信頼関係を築くための大切な一歩です。相手を思いやる気持ちと同じぐらい自分の大切な感情や本当の気持ちを大事にすることで、周囲の人と良い人間関係が築け、自分自身も心から楽になることができるでしょう。この記事で紹介したヒントを参考に、少しずつ素直な自分を表現できるようになり、より豊かで穏やかな恋人との関係が築けることを願っています。■分析データについてふたり会議の2023年・2024年の価値観データを抽出。分析に使用したデータは、匿名性を保つために統計的に処理しています。