婚活の中で、どのような人物が理想の相手なのか、その答えは人それぞれ異なるでしょう。しかし、最近は「話し合いができる人」という条件を大切にする人も増えています。では、なぜそういった相手を求めるのでしょうか。また、実際に婚活で「話し合いができる人」を探すことはその後の結婚生活にどのような影響をもたらすのでしょうか。そこで今回は、「ふたり会議」を運営するあつたゆかと「結婚相談所イノセント」の坂田さんが真摯にこのテーマを語り合いました。その対談の様子をお送りします!イノセント代表 坂田啓太さんのご紹介結婚相談所イノセント代表。2021年には全国成婚数TOP10に輝く実績を持ち、婚活に悩む多くの方への戦略的アドバイスを行っている。SNSやブログでの情報配信のほか、マッチングアプリや婚活業界全体の知識も豊富に持つ。坂田さんのX(旧Twitter)アカウントはこちら。「話し合いができる人」を求めるのは変?あつた:婚活で「話し合いができる人がいいです」という声は多いですか?坂田さん:誰かに聞いたの?というくらい多いです(笑)「話し合いができる人」を求めているのは女性が多いんですよね。自分があまり自分の意見を言えるタイプじゃないからこそ、せめて結婚相手やパートナーとは話し合いをできるようになりたいという方が多いです。話し合いができずに苦労している人の声を聞いて、話し合いができることの大切さに気づいたという人もいます。あつた:私も「あつたさんみたいに夫婦で話し合いができるパートナーシップを築きたい」や「過去に話し合いができる関係性を築けなかったから、今度は建設的に気持ちを伝えられるようになりたい」という声をよく聞きます。大前提として、「話し合いができるパートナーシップを築きたい」という理想は、全然変じゃないし、私自身も共感します。話し合いって本当に大事なので。「話し合いができる人」を見つけるために、婚活のプロフィールでどう表現すればいい?あつた:坂田さんは「話し合いができる人」を婚活で求めることについてどう思いますか?坂田さん:話し合いが大切なのは大前提なのですが、自己肯定感が高い人が自分で「パートナーは自己肯定感が高い人がいい」と言わないのと同じで、婚活であえて言うことがマイナスに働くケースもあるなと思います。あつた:婚活でどこまで前面に出すかは悩みどころですね。私も話し合いのサービスを出してるくらいなので本当に話し合いは大事だと思いますが、「話し合い」という言葉の解釈が広すぎて、ポジティブに思う人もいればネガティブに思う人もいるということを実感します。先日、twitterで「夫婦でシートを使って話し合いをしている夫婦がいる」ということを呟いたんです。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%E6%9C%80%E8%BF%91%E3%81%AE20-30%E4%BB%A3%E5%85%B1%E5%83%8D%E3%81%8D%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E3%80%81Notion%E3%81%A7%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%82%AF%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%9F%E3%82%8A%E5%A4%AB%E5%A9%A6Slack%E3%81%A7%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E9%A3%9B%E3%81%B0%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%A8%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8C%E3%80%81%3Cbr%3E%3Cbr%3E%E3%80%8C%E5%9B%9B%E5%8D%8A%E6%9C%9F%E3%81%94%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%8C%AF%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%82%8A%E3%81%A8%E7%9B%AE%E6%A8%99%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E4%BD%9C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%96%B9%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%81%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AB%E3%81%84%E3%82%8D%E3%82%93%E3%81%AA%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E9%81%8B%E5%96%B6%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%81%A8%E6%84%9F%E5%8B%95%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82%E3%81%93%E3%82%8C2%E4%BA%BA%E3%81%A7%E8%A9%B1%E3%81%97%E5%90%88%E3%81%88%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84%E3%80%82%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fhashtag%2F%25E3%2581%25B5%25E3%2581%259F%25E3%2582%258A%25E3%2581%25AE%25E6%2595%2599%25E5%25AE%25A4%3Fsrc%3Dhash%26amp%3Bref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3E%23%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%95%99%E5%AE%A4%3C%2Fa%3E%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FdawMAO1Hr7%22%3Epic.twitter.com%2FdawMAO1Hr7%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20%E3%81%82%E3%81%A4%E3%81%9F%E3%82%86%E3%81%8B%20%7C%20%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%82%8A%E4%BC%9A%E8%AD%B0%20(%40yuka_atsuta)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fyuka_atsuta%2Fstatus%2F1673983072394690560%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EJune%2028%2C%202023%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E5000いいねがついて、いろんなご意見をいただいたきました。話し合いをポジティブに捉えている方は、「めちゃくちゃいいね!うちも真似しよう!」という反応だったのですが、一方で「夫婦なのにこんなシート使わないと話せないなんてかわいそう」「詰められるみたいで怖い」と拒否感を示す反応もあったんです。過去に言い合いや責められるようなスタイルのコミュニケーションを経験した方にとっては、確かにネガティブな印象になるかもしれないと実感しています。話し合いを「討論」だと思ってる人も一定数いるなと感じました。坂田さん:そうですね。あと、コミュニケーション能力が高い人からみると、話し合いを重視する人は過度に主張する人のように捉えてしまうんです。女性が「話し合いができる人がいい」と言う時の「話し合い」とは、「討論」とは異なるものを指していることに男性側が気づいていないことが多いですね。あつた:話し合いってふたりでするものなので、婚活のプロフィールで「話し合いができる人がいいです」と書いてあるのは違和感なのですが、「意見が違っても尊重し合って、話し合って意思決定できる親友のような関係がいいです」というニュアンスの伝え方がいいのかなと思うのですが、坂田さん的にいかがでしょうか?坂田さん:その伝え方はいいですね!多くの人は話し合いができる夫婦が理想だと思う気がします。あつた:プロフィールに書くなら「話し合いができる人がいい」というよりは「結婚生活では話し合って尊重し合いながらいろんなことを決めていきたい」などの表現が良さそうですね!婚活で「話し合いができる人」をどう見つけたらいいの?坂田さん:続いては婚活で「話し合いができる人」をどう探したらいいのかということなのですが、婚活ではお互い遠慮し合ってるし、探り合ってるような段階なので、関係性が浅い段階で見極めるのは難しいなと思っています。あつた:確かに。仮交際の段階だと、話し合いはまず自分のリクエストを伝えることの方が大事なのかなと思いました。仮交際でLINEのやりとりやお見合いに疲れてしまう人も多いですが、遠慮が溜まって爆発しないようにするためにも、まず自己理解が大事な気がしますね。「自分がどんなときに嬉しいのか」「どんなことをすると疲れるのか」「どれくらいの連絡頻度が心地いいか」を理解してリクエストを適切に伝えるのが重要だと思います。坂田さん:婚活で疲れてしまう人はマイルールに縛られて辛くなる場合が多いですね。あつた:自分に対して「こうあるべき」という思いが強いと、相手にも「こうあるべき」を求めてしまいますよね。自分の心に正直になって疲れたら休む、楽しくなければやめてもいい。坂田さん:まず伝えないと意見交換は始まらないですね。実際の会員様で、お互いのことを「いいな」と思ってたのに意見を言えずに交際終了してしまったパターンがありました。男性は真剣交際が順調であると感じて結婚も考えていて、プロポーズをするつもりだったようなのですが、そのことを女性に伝えていなかったため、女性は不安を感じてしまったんですよね。女性も不安な気持ちを男性に伝えきることができず、関係が冷めてしまったんです。あつた:人は同じ事象に対しても背景や経験、考え方によって受け取り方や解釈が違いますよね。だから、自分の中で解釈して思い込みをしてしまう前に、事実確認をするのは大事ですね。誤解が原因で関係が破綻してしまうのはもったいないです。坂田さん:そうですね。なかなか難しいことではありますが、小さな違和感でも「今のってどういう意味?」と聞いた方がいいですね。歯車が狂ってしまう前に適切なメンテナンスを行うように、価値観も伝え合っていけると良さそうです。あつた:今真剣交際中で気になることがある人は、「私はこう感じた」と自分の気持ちを中心に伝えたり、考えていることの背景や発言の意図を伝えてみるのがいいですねコミュニケーションって一回でうまくいくわけではないから、何回も何回も伝え直したり、確認したり、ちょっとした誤解を解消していく。そういう繰り返しが必要ですよね。坂田さん:そうですね。自分の気持ちやリクエストを伝えることで初めてお互いに理解ができるようになると思います。あつた:最初の一歩は自己理解からかもですね。自分の気持ちや、どういうときに何を感じるのかを自分で把握して、それを相手に伝える。そこから本当の意味でのコミュニケーションが始まると思います。自己理解が相手との関係を良くするための大事なステップだと考えると、自分自身を大切にすることや自己分析に対する努力も楽しみながら成長していけるのではないでしょうか。まとめ婚活の中で話し合いができる関係性を築くためには、自分の気持ちやリクエストをしっかりと伝えることが大切だという学びがありました。異なる価値観や考え方を持っているのは当然だからこそ、結婚後の生活においても小さな違和感や誤解をそのままにせず、きちんと確認し話し合っていきたいですね。また、お互いのリクエストを伝え合うためのツールとして「ふたり会議」を使うこともおすすめです!ふたりで質問に回答し合うことで結婚や家事、キャリアなど様々なテーマでお互いの価値観をシェアすることができます。話し合いが苦手な方でもスムーズにお互いの価値観を知ることができるので、ふたりで話すきっかけに使ってみてはいかがでしょうか。まずは一人からでもLINE登録できるので、ぜひチェックしてみてください。婚活中の方が、自分の中の「こうあるべき」という枠組みに囚われず、本音でコミュニケーションをとりながら楽しんで進めていけることを願っています。>>>真剣交際中のカップルが価値観を話し合える「ふたり会議」の詳細を見る>>>坂田さんが運営する結婚相談所はこちら>>>坂田さんのX(旧Twitter)はこちら今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜この記事もチェック👇婚活で「価値観が合う相手」よりも大事なこととは?