遠距離恋愛は、お互いに時間や距離の制約があるため、不安や寂しさが付きものですよね。ネクストベルの「遠距離恋愛の実情調査」によると、遠距離恋愛が終わってしまった理由の1位は「気持ちのすれ違い」だそうです。お互いに会えない時間が長くなったり、電話やメッセージで伝えたいことがうまく伝わらなかったりすることがその一例とも言えますよね。遠距離恋愛を乗り越えるためはお互いの気持ちや状況を理解し、それに合わせたアプローチが必要です。そこで今回は、遠距離恋愛中のカップルが結婚の話をすれ違うことなくどう進めていくのか、先輩カップルの体験談やポイントを紹介していきます。結婚に向けての一歩を踏み出せるよう、参考にしてみてください。経験者に聞く、遠距離恋愛カップルが結婚を決めた理由転職や異動で一緒にいれるようになったから大阪と東京の遠距離で元々は5年後くらいの結婚を考えていましたが、コロナの影響で在宅ワークになったので一緒に住み始めました。毎日一緒にいるようになったことで結婚のタイミングが早まりました。(28歳・交際2年目)遠距離恋愛中のカップルは、仕事を理由に遠距離恋愛をしていることも多いです。そのため、転職や異動などで働き方が変わったときは結婚を考えるタイミングのひとつです。すぐに仕事を変えることが難しい場合には、現在の職場でフレックスタイムやテレワークなどの制度を利用するなど、働き方を変えることも選択肢に入れても良いかもしれません。また、遠距離恋愛中にパートナーや自身が昇進したときにも、結婚を意識することがあるかもしれません。パートナーの成長を支えるために、場合によってはどちらかが引っ越すことを視野に入れていろいろな選択肢を検討してみてください。お金が貯まり、経済的不安が減ったから新生活を始めたときにかかる費用や、引越し代を貯金し続けて金銭的にも余裕が出てきたタイミングで結婚の話を切り出しました。(30歳・交際3年目)遠距離恋愛中は、交通費や宿泊費などがかかるため、お金の面で経済的な不安を感じることも多いです。しかし、将来のライフイベントに必要なお金が貯まったり、もしものときの貯蓄が増えるなど、経済的な不安が減ったときには心に余裕を持って結婚を考えることもできそうです。結婚するイメージが湧いたから仕事の長期休みを使って同棲をしてみました。家事分担をしてお互いの得意分野が分かったり、今までは知らなかったパートナーの価値観を知ることで今後も一緒に暮らすイメージが湧きました。(28歳・交際2年目)遠距離恋愛をしているとなかなか長期で一緒に過ごす機会をとることがないので、素の姿を知ることも少ないかもしれません。ですが、同じ屋根の下で生活をともにすることで、価値観や性格がなど新たな一面を知ることもあるでしょう。今後どのように協力して暮らしていけば良いかイメージを膨らませることで、前向きに結婚を考えるきっかけになることもありそうです。ふたりで将来の話を具体的にしたからふたりで公園に出かけたとき、たまたま遭遇した家族を見ながら将来欲しい子供の人数の話をしました。また、30歳までには結婚したいという言葉を聞いてパートナーも将来を見据えてくれている気持ちがわかり、今後も一緒にいるイメージが膨らみました。(29歳・交際1年目)遠距離恋愛中でも、将来のことを具体的に話すことが結婚を決めるきっかけになることがあります。将来のビジョンや考え方を共有することで、結婚への意識が高まることもあるでしょう。>>>結婚についての価値観、お金やキャリアについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る遠距離恋愛のカップルが結婚をスムーズに進める3つのポイント不安や不信感は早めに話し合う遠距離恋愛は物理的な距離があるため、パートナーとのコミュニケーションがうまくいかなかったり、相手の行動や言動に対して不信感を抱いたりすることもあるでしょう。そのときに感じた小さな違和感をそのままにせず、不安や不信感の原因をクリアにすることが大切です。相手の言動の背景にある価値観や状況を把握し、話し合いをすることでモヤモヤを解消するようにしましょう。離れているからこそ、信頼関係を築くための行動を積み重ねていけるといいですね。遠距離恋愛を乗り越えるためのルールを決める遠距離恋愛をしているカップルは、定期的なコミュニケーションを維持することが大切です。また、人によって求める連絡手段や頻度も異なるのでお互いが納得できるルールを決めておくことが重要です。たとえば、週に一度は必ず電話する、メッセージの返信は24時間以内にする、などふたりのルールを決めることで、お互いが不安になることや勘違いをせずに安心して遠距離恋愛を進められるでしょう。将来のビジョンや結婚観について考えを共有する結婚を考えるにあたって、パートナーと共通のビジョンを持つことは非常に重要です。将来の目標や結婚後のライフスタイルについて、具体的に話し合っておくことで、お互いの考え方や価値観が合致しているかを確認することができます。また、結婚した場合どんな家族を作りたいか、子供は欲しいかなど理想の家族像についても話し合っておくと結婚後のイメージを描きやすいでしょう。遠距離カップルが結婚の前に話し合っておきたいこと結婚後の仕事や住まいについて話し合う茨城と兵庫で遠距離でしたが、仕事の都合でなかなか一緒に暮らすことができず、ふたりで話し合った結果別居婚を選択しました。(31歳・交際3年目)パートナーが今後どのような仕事をしていくのか、収入や働き方、転勤の可能性などを共有し、どのような住まいを希望するのかを共有しましょう。一緒に住む場合はどちらが引っ越すのか、その場合は会社を辞めるのか働き方を変えるのかさまざまな選択肢を検討する必要も出てきます。どうしても住まいが別になる場合は、別居婚や週末婚の選択肢もあるので、どの選択がベストかじっくり話し合うことがおすすめです。家族や子どもに対する価値観を共有しておく「自分は田舎で育ってきたから自然豊かな場所で子育てがしたい」「子供がやりたいことはなんでもやらせてあげたい」など、お互いが考えていることを正直に共有したら、今まで自分になかった考え方にも触れることができて視野が広がりました。(28歳・交際2年目)結婚後、子どもを持つ可能性がある場合には、子育て方針や教育方針について話し合うことが大切です。子供を持つ場合も、実子か養子かなどさまざまな選択肢がありますよね。家族に対する価値観にも違いがあるため、結婚したら実家にどのくらいの頻度で帰りたいかなども含めて考えを共有しておくといいでしょう。 結婚生活やライフイベントのために必要なお金について計画する「半年後の昇進のタイミングで入籍をする」「お金が200万円貯まったら引越をする」と具体的な目標を決めたことでメリハリをつけて、遠距離恋愛を乗り切ることができました。しっかりと話し合いをしておいてよかったです。(29歳・交際2年目)結婚後は、生活費や住まいの維持費などがかかるため、お金に関する話し合いは欠かせません。将来的に必要になる資金や貯金の目標、家計の管理方法などをパートナーと共有し、どのように計画を立てるかお互いが納得できる形で話し合っておきましょう。>>>結婚についての価値観、お金やキャリアについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る遠距離恋愛のデメリットは「大切な話がしにくい」。切り出す方法は?遠距離恋愛では会う頻度や一緒にいられる時間も限られてくるため、「せっかく会えたのにケンカをしたくない」「嫌われたくない」と思ってしまい、本音を言い出すタイミングを逃すこともあるようです。「いずれは結婚も考えているけど、遠距離恋愛中だからハードルが高い」と不安に思っている方には、カップルで価値観をシェアできるLINEアプリ「ふたり会議」がおすすめです。一緒に住むとしたら、ゆずれないポイントは?子供ができたあとは仕事を続けたい?家計の管理を担当したい?今の働き方には満足している?など、結婚前に話し合っておくべき項目をお互いにアンケート形式で回答し、価値観をすり合わせることができます。遠距離カップルの方からは遠距離で結婚の話をなかなか切り出せなかったので、「次会える時はこのサービスを使ってみよう」と事前に伝えてカフェで一緒にふたり会議をやりました。結婚や子ども、お金について話すきっかけになってよかったです!(32歳・交際2年)なかなか会えなかったので、電話している時にお互いに一緒に「ふたり会議」でお互いの結婚観をシェアしました。その流れで「結婚は何年後くらいを考えてる?」ということを初めて話せました(28歳・交際3年)といった声をいただいています。遠く離れているからこそ、相手とのコミュニケーションを密に取ることが必要です。定期的に話し合いを行い、お互いの気持ちや状況を共有することで、より深い信頼関係を築くこともできます。遠距離恋愛中にふたり会議を使って話し合いをするときは、なるべくふたりが会っている時に同時に回答することがおすすめです。どうしても会えない場合は、電話をしながら一緒に回答することで、スムーズに話し合いを進めることもできます。>>>結婚についての価値観、お金やキャリアについてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見るまとめここまで遠距離恋愛中のカップルがスムーズに結婚を進めるポイントと話し合いの方法を解説してきました。結婚は二人の人生を共に歩む大切な決断です。遠距離恋愛中に結婚を考える場合、不安や心配事もあるかもしれませんが、お互いに納得し、話し合いを重ねて進めていくことが大切です。ぜひ、この記事で紹介したポイントを参考に、遠距離恋愛を乗り越えられる結婚までのステップを考えてみてください。お互いを信頼し、価値観を尊重し合って、結婚に向けての一歩を踏み出すことができることを願っています。