「後悔するような結婚はしたくない……」「結婚生活を楽しいものにしたい」と、将来を真剣に考えるからこそ、悩んでいる人もいるのではないでしょうか?そこで今回は、結婚に後悔しないためにできることと結婚後に後悔の気持ちが生まれた場合の対処法、ふたりで信頼関係を築いていくためのコミュニケーションの秘訣を紹介します。「パートナーとの結婚を考え始めた」「結婚において自分に大切な価値観ってなんだろう?」という人も、ぜひ参考にしてみてください。(ふたり会議について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)結婚に後悔している人はいる?実際に後悔している人の割合は?2023年に小学館の女性向けファッション誌Domaniが30~45歳の有職既婚女性を対象に行ったアンケート調査では、約6割以上が「結婚を後悔したことがある」と回答しています。結婚生活に何らかの不満を抱える理由やきっかけは、夫婦によってさまざまです。そうした状態を、「結婚後悔症候群」ともいうのだとか。なぜそうした後悔が生まれてしまうのか、事前に知っておくことが大切かもしれません。「結婚後悔症候群」とは?結婚後悔症候群とは、主に「こんなはずではなかった」といった、思った通りの結婚生活を送れず結婚を後悔している状態を指します。ほかにも、「時間やお金を自由に使えた独身に戻りたい」という思いや、日頃の些細な出来事から苦痛を感じ「離婚を考えている」といった場合も含まれるのだそう。結婚や相手への理想が高く、他人と比較してしまうことも、結婚後のギャップを感じやすい傾向にあるといいます。好き同士で結婚した相手ですが、後悔を感じる理由はどんなところにあるのでしょうか?結婚を後悔した理由は?冒頭でもお伝えしたように、結婚を後悔する理由や出来事は人それぞれ異なります。ここでは、結婚を後悔した理由の一例を紹介します。自分はどんな価値観を重視しているか、また、パートナーがどんなことを大切にしているかを考えるきっかけにしてみてください。1.価値観の違い元々は、全く異なる環境で育ってきたふたり。カップルで過ごしているときには気にならなかった生活習慣や、食べ物のこだわり、お互いの考えの相違など、ちょっとしたズレの積み重ねが埋められない溝になってしまうケースもあります。完璧に分かり合おうとしなくても、お互いの考えをすり合わせて納得できることが大切ですね。この記事もチェック👇価値観の違いとは?違いの乗り越え方や別れたほうがいい場合を解説2.金銭感覚が合わない結婚生活では、ある程度家計の共有をしておきたいですよね。お金の使い方や、お金のかけどころなども個々によって異なります。相手のことを無駄な消費が多い浪費家だと感じていても、本人にとっては必要な買い物かもしれませんし、ケチだと感じていても、それは節約を心がける倹約家である場合も。付き合っている期間に、同棲や転職など「結婚したらお金の使い方が変わるかも」と思う出来事に遭遇したら、それはお金の使い方に対して話し合うチャンスかもしれません。>>>カップルや夫婦でお金に関する価値観をシェアできる「ふたり会議」の詳細を見る3.家事や育児に協力的ではない家事や育児は「手伝う」ものと、どちらかが主体的に捉えない姿勢でいると、多くの負担が偏ってしまいます。平日や休日で分担を決めたり、得意不得意で分けたりと、お互いに不満が溜まらないようにルールを設けて協力し合うことが求められるでしょう。4.感情のコントロールが難しい付き合いたての頃は気を遣いあったり、多少の不満があっても目をつぶったりと、お互いを知っていく過程だからこそ寛大な気持ちがあったでしょう。ところが、一緒にいる時間が長くなると、お互いのネガティブな感情が表に出ることが増え、冷静に話し合いの場が持てなくなっていくことも。そうした積み重ねが、衝突やすれ違いにつながる可能性があります。5.相手親との人間関係結婚には、新たに相手の親族との関係が加わります。後悔した理由には、相手親からの余計な一言や「子どもはまだなの?」といったプレッシャーによって、付き合いに疲れてしまったといった声があがっていました。あなたやパートナーはもちろん、相手家族の家庭環境もさまざまです。完璧に良好な関係を築く必要もなければ、顔を合わせる頻度が多いから良いということでもありません。お互いにとって心地よくいられる距離感を見つけられるといいですね。6.自由な時間が少なくなる結婚生活が始まると、独身の頃のように趣味や好きなことに対して全ての時間を自分のためだけに使うことは難しいですよね。こうした時間の使い方に対する考え方やギャップが、不満につながることもあるようです。しかし、一人の時間を確保したり、趣味に時間を投資したりすることは、お互いの協力によって実現することができます。結婚したからといって、常にふたりで時間を共にすることや、家族のためだけに時間をさかなければならないことはないので、お互いの思いを尊重しつつ、自由な時間を生み出すための協力体制が取れるといいですね。7.結婚前後のギャップがある人によっては結婚後の安心感から態度が豹変したり、束縛が激しくなったりと、付き合っているときには分からなかったギャップに後悔することも。また、体型や見た目の大きな変化から、相手へだらしなさを感じることもあるようです。ある程度、事前に肩の力を抜いて、本来の自分を見せることも大切かもしれません。後悔しない結婚にするためのコミュニケーションのポイント結婚して後悔する気持ちを抱くことが、必ずしも悪いことではありません。それぞれの個性を持ったふたりが一緒に生活を営むのですから、多少の後悔は付きものであると思っていた方が気持ちが楽かもしれません。ここでは、結婚前と結婚後にできる、後悔しない結婚にするための対処法について紹介していきます。結婚前にできること①結婚生活において譲れないポイントを話し合う結婚を考えているカップルは、ぜひ相手を尊重しながらも結婚前に「ここだけは譲れない!」といったポイントを話し合うといいでしょう。今まで知らなかった相手の意外な価値観に触れられたり、「自分のこだわりは妥協できるかも?」と気づいたりと、新たな関係性を築くきっかけにもなるかもしれません。具体的には、このようなトピックを話し合ってみましょう。◼︎家事分担について得意・苦手な家事は?家事はどのくらい担当できる?お惣菜や便利家電の利用はどう思う?◼︎子どもについて子どもは欲しい?欲しい場合は、何人を考えてる?子どもができたら、お互いの働き方に変化はありそう?◼︎お金の管理についてお金に関して不安なことはある?ふたりで共同の口座を作る?どのように資産形成をする?◼︎ひとりの時間について1日のうち、ひとりの時間はどれぐらい欲しい?ふたりでいる時間はどれぐらいあるといい?ひとりでいる時間はどんなことをしたい?【エピソード】同棲前に、彼から「どうしても料理ができない!」と言われました。その代わり、洗濯関係と掃除を任せて、私は主に食事の用意を担当しています。結婚前にキャリアやお金、育児分担について話し合ったので、結婚生活もスムーズに送れています(32歳・女性)この記事もチェック👇結婚前に話し合いたい10個のテーマ|切り出すタイミングやコツも紹介!②同棲や長めの旅行など、長く一緒にいる期間を作る付き合いが長いカップルでも、生活を共にしたり長い時間一緒に過ごしたりする機会を持つことで、生活における価値観を結婚前に確かめることができます。価値観が一緒であることを確認することも大切ですが、もっと重要なのは、ふたりの違いが見えた時にお互いが解決できるパートナーであるかどうかということです。ここで話し合ったり歩み寄ったりする中で、相手の態度や行動に違和感を覚えなければ、結婚後の生活もきっと上手くいくでしょう。【エピソード】結婚を前提に3ヵ月同棲しました。彼は皿洗い担当だったのですが、食後はいつもゴロゴロしてばかり。だんだんと不満が募ってきたある日、「どうしてすぐに洗ってくれないの?」と尋ねると、「食後は〇〇ちゃんとテレビを観ながらのんびりしたい」と言われ、お互いに家事に取り掛かるタイミングが違うのだなとハッと気付かされました。(28歳・女性)③お互いの家族に会う結婚前の交際期間に、お互いの家族に会うのもおすすめです。事前にお互いを知っておくことで、真剣に交際していることを伝えられ、結婚までスムーズに進められるほか、なによりお互いの親を安心させてあげることができます。また、やりとりの中から、親子関係をなんとなく知ることができたり、パートナーの育ってきたバックグラウンドが見えたりすることもあるでしょう。困った時にはお互いの家族にアドバイスや後押しをもらえることもできるので、ぜひ結婚前から関係を築きたいですね。【エピソード】彼から両親の話はよく聞いていたものの、実際に会うとなるととても緊張しました。お話をしていると、なんとお母さんと推しのグループが一緒であることが判明!一緒にDVD鑑賞をするなど結婚前から頻繁に会うようになりました。結婚が正式に決まると、とても喜んで家族のように迎え入れてくれて嬉しかったです。(30歳・女性)この記事もチェック👇親への結婚挨拶のポイント|服装・手土産・流れと覚えておきたいマナーを紹介結婚後にできること①不満をオープンに伝える習慣を作る結婚に後悔する要因は、自分の考えと異なったり、相手の言動が期待通りではなかった場合など、パートナーとの間に生じた違いがきっかけになるもの。違和感を感じたときは、相手を責めるのではなく、違いを共有する姿勢で伝えてみてもいいかもしれません。【エピソード】結婚と同時に転勤してから、趣味のバスケサークルに参加する頻度が少なくなり、ちょっとモヤモヤしていました。妻に伝えると、なんと「私も週末に一人でゆっくり過ごす日がほしかった」と発覚。土日のどちらかは自分の時間を持つようにし、帰宅してからはお互いに一人時間に起きた出来事を話すのが楽しいひとときになっています。(29歳・男性)この記事もチェック👇ケンカにならない!「不満の伝え方」のポイント5つ②感謝の気持ちを忘れない付き合いが長くなってくるほど、相手の存在や、自分にしてくれる行為がだんだんと当たり前に感じられるようになり、ありがたみが少なくなってきてしまうもの。そういうときこそ初心に戻り、些細なことでも感謝の気持ちを伝えてみるのはいかがでしょうか?言う方も言われる方もあたたかい気持ちになり、より相手の存在を大切に思えるでしょう。【エピソード】毎朝妻にお弁当を用意してもらっています。ある日職場で食べていると「毎日作ってもらえて羨ましい」と同僚に言われ、当たり前ではなかったとハッとしました。その場で妻にLINEし、帰宅してからも感謝を伝えると「作り甲斐があるね〜」と笑顔を見せてくれて嬉しかったです。(37歳・男性)③第三者に相談してみる相手との考え方の相違は、一人で考えていてもなかなか解決に結びつかないこともありますよね。両親や友達など第三者に相談をすることで、自分では気づかなかった視点にヒントを得たり、案外「そういうものか」と納得できたりするかもしれません。また、第三者を交えて話したい時は、カップル・夫婦向けのコミュニケーションアプリやカウンセリングを活用するのもおすすめです。>>>お互いの価値観や要望を伝えられる「ふたり会議」の詳細を見る【エピソード】部屋は常に片付いた状態にしておきたい私。整理整頓に無頓着な夫は、床にどんどん物を放置していくタイプで、目に入るたびに注意するのもだんだん疲れてきました。友人に何気なく話したところ、「ここだけは置いていいスペースを作ったら?」とアドバイスをもらい、自分のこだわりに妥協することができました。(31歳・女性)結婚はふたりで作りあげていくもの。日頃のコミュニケーションを大切に結婚は、素敵な個性を持ち合わせたふたりが一緒に生活を作りあげていくということ。そのため、どちらか一方が頑張りすぎたり、我慢したりすることはないのです。夫婦も人も、十人十色。ほかと比べず、自分にとって、そしてパートナーにとって心地の良い結婚生活とはなにかを大切にしましょう。そのためには、日頃のコミュニケーションが欠かせません。対話に限らず、スキンシップや体験の共有など、ふたりに合ったやりとりでより関係を深められるといいですね。それでも、我慢の限界が訪れたときや、苦しい思いが断ち切れない場合は、別居をして距離を置いたり、離婚を検討するのも選択肢のひとつです。夫婦関係には"絶対"も”正解”もありません。話し合いのきっかけが欲しいカップルはふたり会議がおすすめ!「結婚に向けて、相手とどんなことを話せばいいんだろう?」「パートナーとの価値観の違いを共有したい!」と、考えている方も少なくないはず。そんなときは、カップル向けの質問チェックリストが盛りだくさんで、将来のビジョンについてカジュアルに話せるアプリ「ふたり会議」がおすすめです!ふたり会議では、家事代行や家電に頼りたい?ひとりの時間は大事?一緒に住むとしたら、ゆずれないポイントはある?家事はお互いの得意分野で分担したい?結婚式をしたい?自分の実家に、毎年パートナーを連れて帰省したい?などの幅広いテーマに関する質問に回答し、ふたりで話し合うきっかけを作れます。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜まとめ夫婦とはいえもともと育った環境も考え方も異なる同士、すれ違いや後悔はつきものだと考えておくと、肩の力が抜けるかもしれません。結婚する前にふたりでどんな価値観を共有したいか、また、相手がなにを大切にしたいかを理解しておくと、結婚後も安心できる関係を築けるはず。結婚前や生活や関するお互いの考えをシェアするきっかけがほしいときは、ぜひコミュニケーションアプリを活用してみてください。ふたりが納得して、心地よい結婚生活が送れることを願っています!この記事もチェック👇【質問例】結婚前に確認したい価値観チェックリスト!違いのすり合わせ方も紹介