結婚は人生の大きな節目であり、新しい家庭を築くことで、お互いの価値観や考え方がより密接に関わってくるようになります。話し合いをしたいけれど、踏み出せなかったり話し合いの仕方がわからない方もいるかもしれませんね。幸せいっぱいでスタートした結婚生活。こんなはずじゃなかった...!とならないために、パートナーと結婚後もずっと幸せでいるために、結婚前に話し合っておくべきことを紹介します。結婚前に話し合うべき8つのテーマ1.家事分担や外注について家事は、結婚生活において日々の暮らしを支える大切な要素です。家事に関する話し合いをしましょう。共働きの中、家事分担の認識が違ったり、清潔感が違ったりすると衝突してしまうことも。得意な家事は何か苦手な家事は何か家事代行や家電に頼るのはアリか冷凍食品やお惣菜に頼るのはアリかなど、まずは家事に関する価値観を共有しあってみましょう。どちらが何を担当するのか、バランスはどうするかなどお互いが納得できるように話し合いを進めることが大切です。お互いの仕事のスタイルや得意分野に合わせて分担することもポイントです。「積極的にやってくれない」「自分ばかり負担が大きい」といった不満を持つ前に、お互いのことを思いやり、ふたりのスタイルを築いていきたいですね。関連記事:同棲の家事分担の秘訣は?共働きでも納得いく家事分担のアイデア集2.お金の管理方法や資産形成についてパートナーの間でも喧嘩になったり、モヤモヤを感じやすいお金問題。日常の金銭感覚から、これからの共同生活での家計管理方法、将来の資産形成と、話し合うべきテーマは幅広くあります。お互いの収入をオープンにしたいかふたりで共通の口座をつくりたいか目指したい世帯年収はどれくらいかどんな形で家計管理をしたいか奨学金やローンなどの返済はあるか食や住まい・旅行など、どこにお金をかけたいかiDecoやNISAなど、資産形成に向けてどんなことをするかなどを話し合ってみましょう。金銭感覚をすり合わせることはふたりにとってとても重要なので、「少し面倒かも」と思っても諦めずに向き合いたいテーマです。また、育児やマイホームの購入など、今後何にどのくらいお金がかかるのかライフプランを意識することも重要になりそうです。関連記事:共働き夫婦の上手な家計管理は?4パターンを解説!3.働き方やキャリア、育休について話し合いのテーマでも欠かせないのが仕事のこと。ふたりでキャリアを築いていくためにお互いの仕事観を知っておくことが大切です。現状の仕事に対する満足度はどれくらいか人生における仕事の優先順位はどれくらいか目指したい役職や職種はあるか子どもを希望する場合、出産後も働き続けるか育休は取りたいか将来的にどんな働き方をしたいか(在宅勤務やフレックス勤務など)転職や起業は考えているか転勤の可能性はあるか。その場合どうしたいか(引っ越しなど)など、働く目的から現状の満足度、今後のキャリアプランまで幅広くお互いの価値観を共有しておきましょう。また、パートナーの働き方について心配していることやもやもやしていることがあれば、合わせて話し合えるといいですね。仕事の変化はふたりの生活に大きな影響を与えるので、決まった後ではなく、「可能性がある」という段階でもきちんと伝えることが大切になりそうです。>>>結婚前にカップルで価値観を共有できる「ふたり会議」の詳細を見る4.子どもの希望について子供については「いつ頃」「何人欲しいか」を話し合うことに加えて、もしもの場合についても考えておくことが大切です。子どもは欲しいか欲しい場合は何人ほしいか養子や里子など血縁にこだわらない選択も検討しているかなかなか授からない場合は、不妊治療も検討したいか不妊治療はタイミング法・人工授精・体外受精などどのステップまでやるかお互いが育ってきた環境によって価値観が形成されることも多いので、日常会話の中でさりげなく幼少期の話をすることもお互いの考え方を知るきっかけになるかもしれません。また、妊活への取り組み方や出産の方法、もしもなかなか授からなかった場合はどうしたいかなども、深く話し合ってみましょう。関連記事:妊活は何から始めたらいい?話し合うべきことや体づくりの準備5.実家・義実家との付き合い方について結婚すると、お互いの家族との関係がより深まります。お互いの実家・義実家とどのように関わっていきたいかを話し合いましょう。自分の実家に、毎年パートナーを連れて帰省したいかパートナーの実家に、毎年帰省したいか結婚式の方針について、親族の意向を取り入れたいか(子を望む場合)妊娠・子育て中に実家の協力を仰ぎたいか(子を望む場合)妊娠・子育て中にパートナーの実家の協力を仰ぎたいか結婚後に実家から離れた場所に住む場合は、自分とパートナーそれぞれの実家に帰省をする頻度やタイミングも話し合いたいテーマ。お互いの家族にも希望や意見を聞いてみるなど、納得のできるお付き合いの仕方を考えられるとよさそうです。>>>結婚前にカップルで価値観を共有できる「ふたり会議」の詳細を見る6.結婚式について結婚式を挙げないカップルも増えている中、結婚式に対する価値観は人それぞれ。そもそも結婚式をしたいかどうか開催する場合は、どんな形式で開催したいか予算はどれくらいとるか料理や会場、装飾など、重視したい部分はどこか友人や職場の人など、どこまで呼びたいか両親の意見を尊重したいかどれくらい準備に時間をとりたいかなどを話し合っておくのがおすすめです。フォト婚や親族のみの挙式など、いろいろな選択肢が増えている中で自分たちに合うものはどれなのか話し合うのがおすすめです。また、結婚式の費用は大きな負担となることがあります。予算をあらかじめ決め、料理や会場などお金をかける部分と節約する部分の優先順位をつけることが重要です。7.性生活について少し話すのに勇気がいるテーマかもしれませんが、結婚後にセックスに関して悩む方も多いです。そもそもセックスは好きかお互いどんなスキンシップが好きかどれくらいの頻度が希望かお互いに「もっとこうしてほしい」という希望はあるかなど、今のうちに率直に話し合える関係性を築いておくことはとても大切です。セックスに「こうしなければいけない」はないので、ふたりらしい形を少しずつ作っていきましょう。関連記事:「セックスは愛情表現? 性欲解消?」 性のすれ違いや捉え方について考えてみた8.お互いの譲れないことについて最後は、「お互いの譲れないこと」があるかどうか確認しましょう。お互い人間なので「これだけは譲れない!」というこだわりも少なからずあると思います。譲れないことはあるか共同生活で守ってほしいルールはあるか話しかけてほしくない時間帯はあるか記念日はどう過ごしたいかしてほしくないことはあるかなど、遠慮せず聞いてみましょう。お互いを思いやる気持ちを忘れずに、耳を傾けることが大切です。「疲れている時は話しかけないでほしい」「どんなに忙しくても、週に1回は必ずふたりで夕食を食べたい」「友達を呼ぶときは事前に声をかけてほしい」など、ふたりなりのルールを作ることにもつながります。話し合いのタイミングとコツ1.ふたりの気持ちに余裕があるときに話すどちらかが仕事で忙しかったり、精神的に余裕がない時はどうしても建設的な話し合いが難しくなります。関係が深まる中で自然と将来の話題が出ることもありますが、焦らず無理に切り出す必要はありません。お互いに心に余裕がある時や、2人の関係に自信を持てるタイミングで話を切り出しましょう。2.一回の話し合いで全てを話し合おうとしない全てのテーマを一度に話し合おうとしないのもポイントです。ふたりの意見が異なり、結論を出すために何度も話し合わなければいけないこともあります。お金や子どもなど、簡単に結論が出ないトピックもあると思います。まずは段階的に一つのテーマを少しずつ話し合い、何度も話し合いを重ねていきましょう。3.話しづらい時は、ツールや第三者に頼る 全ての話し合いを自分たちの力だけで乗り越える必要はありません。事前に同棲や結婚生活に関して話し合うべき項目が網羅されており、パートナーと価値観を共有できるアプリもあります。あまり自分たちだけで話し合わなきゃと気負いせず、第三者に相談したり、頼れるものは頼っていきましょう。>>>結婚前にカップルで価値観を共有できる「ふたり会議」の詳細を見るまとめ結婚前に確認すべき8つのテーマについて具体的に紹介させていただきました。結婚前にお互いの価値観を共有し、話し合うことで、信頼関係を築き、円滑な結婚生活を送ることができます。しかし、こういった話し合いが苦手な人もいるでしょう。そんな時は、カップル向けコミュニケーションアプリ「ふたり会議」を利用して、アプリに頼るのも一つの方法です。家事代行や家電に頼りたい?お互いの収入をオープンにしたい?ふたりで共通の口座を作りたい?育休は取りたい?結婚式をしたい?自分の実家に、毎年パートナーを連れて帰省したい?など、カップルで同棲や結婚に関する質問に回答し、お互いの価値観をシェアすることができます。結婚生活が長続きし、お互いが幸せに過ごすために、これらのテーマをぜひ参考にして、パートナーとの対話を大切にしてください。また、結婚後も継続的にコミュニケーションを取り、価値観を見直し、調整することが大切です。お互いの絆を大切にし、結婚生活を楽しんでくださいね。