パートナーとケンカをしてしまったとき、お別れをしてしまったとき。よく“価値観の違い”が原因だ、なんて言葉を聞きます。でも、価値観のすり合わせってなんだか難しいな、と重たく感じる人も多いのではないでしょうか。意見が食い違ってケンカになってしまったらどうしよう。そもそも、どうやって話し合えばいいかわからない……なんて、不安になってしまいますよね。そこで今回お話を伺ったのは、40代のシングルマザーであるマドカさん(仮名)。現在お付き合いをしているパートナーの方と婚約中です。結婚を控えたタイミングで、パートナーと価値観の確認ができるサービス『ふたり会議』を知り、早速使ってみたそう。「ふたり会議」は、日頃のコミュニケーションを振り返るいい機会になりましたね。パートナーと“なんでも話し合える関係性”だと再確認できました。そう語ってくれたマドカさんに、普段どんなふうに話し合いをされているのか、パートナーとのコミュニケーションの秘訣を伺ってみました。ずっと1人で生きていくつもりだったこのまま、シングルとして生きていこうと決めていた。そう打ち明けてくれたマドカさん。パートナーを積極的に探していた時期もあったんですが、なかなかよいご縁がなくて。この年齢だしもう無理かな……と諦めていました。シングルでも十分楽しいし、もういいやって。息子が成人したあと、“おひとりさま”のライフプランについて考えていたタイミングで、彼と出会いました。パートナーは、マドカさんより年上で離婚歴があり、同じく成人したお子様もいらっしゃる方。お付き合いして半年が経ったタイミングで、結婚の話が自然と出てきました。よっぽどのことがない限り結婚するつもりはなかったけど、「この人とならいいかも」と思えたんです。息子にも紹介しました。最初は戸惑ってたけど、気に入ってもらえたみたい。成人しているし、今さら父親ができるって感じでもないけど、「母親のパートナーがかっこよくて尊敬できる人でよかった」って言ってくれて、嬉しかったですね。マドカさんがパートナーと心地よい関係性を築けているのは、「つねにお互いに興味関心を持っていて、なんでも話し合えるから」。隠しごとのない関係だからこそ、一緒にいることのストレスが全くないそうです。>>>同棲や結婚、家事、お金の価値観についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る「ふたり会議」で、いつも話し合えている関係性を再確認「ふたり会議」を知ったマドカさんは、今まで話し合ってきたことの振り返りにもなりそう! と、すぐにパートナーにも共有。パートナーも「面白そう!」と興味を持ってくれ、結婚前のちょうどよいタイミングに使ってみることになりました。すでに話し合っている内容も多かったので、質問には比較的スムーズに答えられましたね。彼も、「僕たちってこういうことちゃんと話し合えてきてるよね」って言ってくれて。お互いの意見についてコメントしあう時間も含めて、ふたりで積極的にそれぞれの価値観を知ろうとする一体感があって嬉しかったです。そんな中でも、家事にまつわるお互いの回答で気になる点があったそう。Q12「家事で、家事代行や家電を使いたい?」っていう質問あるじゃないですか。私は完全に”はい”なんですけど、彼は意見が違うかなと思ってたんですよ。私は食洗機とかお掃除ロボットとかどんどん取り入れて、子どもが小さい頃から家事代行も積極的に利用してきたんですが、彼はあまりそういう習慣がなかったんです。私の家で一緒に過ごすときも、「家事代行を頼むくらいなら僕がやるよ」なんて言われたことも……。ところが、結果を確認するとパートナーも”はい”との回答。理由を尋ねてみると、マドカさんが以前「家事の時間をほかのことに回せるのはいいことだし、心の余裕を保ちたいから活用してるんだよ」と話していたのを覚えていてくれて、その内容に賛同し、考えが変わったのだと教えてくれたそう。ささいな言葉をちゃんと覚えていてくれるのって、嬉しいですよね。私のことにすごく関心を持ってくれているんだなって伝わってきました。Q13「料理で、お惣菜や冷凍食品に頼るのは前向き?」の質問もそうだったんですけど、私が”はい”を選んだら、「意外! 前、イヤって言ってなかったっけ?」と聞いてきてくれて。私はお惣菜自体がイヤなわけじゃなくて、プラスチック容器のゴミが出るのがイヤだったんですよね。でも、自分で器を持っていけばそこに盛り付けてくれるお店もあるし、食事の準備に時間をかけられないときはアリだと思ってるよ、って補足したら納得してくれました。「ふたり会議」を使ってみたことで、「カップルとしてのコミュニケーションの積み重ねを実感できた」とマドカさん。この体験は、もちろん今までのおふたりの話し合いをする姿勢があったからこそ生まれたものだと思います。お互いが回答したあとに、“フィードバックタイム”をしっかりと設けたことがさらによかった、とお話を続けてくれました。「ふたり会議」では、質問に対して“はい/どちらでもよい/いいえ”の三択で回答するじゃないですか。“はい”という回答にも、「100%賛成!」「積極的ではないけど必要なときにはいいんじゃない?」みたいに、温度感に幅があったりしますよね。家事代行についての質問も、2人の回答は同じ“はい”だけど、私が前者、彼が後者の意味合いで答えてたり……。そのニュアンスについても話し合えて、お互いの考えや温度感を確かめられたのはよかったですね。>>>同棲や結婚、家事、お金の価値観についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見るお互いの価値観を知る機会は、日常にたくさんあるお話を伺っているだけで、日頃からよく話し合いをされているおふたりの姿がありありと目に浮かんできます。「お互いの価値観を知る機会は日常にたくさんある」と語るマドカさん。うまくコミュニケーションをとるコツを聞くと、こう答えてくれました。ふたりの今後のことや家事分担のことだけじゃなく、日常の中でお互いがどう考えてるかを話し合うことですね。TVで流れているニュースや、周りの人から聞いた話を持ちかけて、『このトピックについてどう思う?』ってお互いの意見を交わすんですよ。たとえ最初の意見は違っても、お互いに“なぜそう思うのか”の部分まで話してみると、共感ポイントがちゃんと見つかります。「私はこう思う」「私は〇〇には賛成だ/反対だ」と、結論だけを発信するのでは、意見のぶつかり合いになってしまう可能性もあります。そこに理由や目的も一緒に伝えることで、よりお互いの理解を深めることができるんだとか。「私は家事代行を頼みたい。2人の時間を大切にしたいから」と伝えれば、反対意見を持っていたパートナーも賛同してくれるかもしれません。「じゃあ一緒に洗濯物をたたんでみない? 2人でやったら楽しいかもよ!」と、新たな選択肢を見つけることだってできるかもしれないですよね。>>>同棲や結婚、家事、お金の価値観についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見るふたりがいちばん大切にしたいことって、なに?話し合いは、そもそもふたりにとって“大切にしたいこと”の優先順位を決めるためのものだと、マドカさんは伝えてくれます。これから結婚するにあたって、私たちがいちばん大切にしたいのは「ふたりがご機嫌で暮らせる」こと。家事代行を使うかどうか、お惣菜を買うかどうかって選択は、あくまでもどう暮らしていくかの手段に過ぎないんですよね。なにがふたりにとって最重要なのか? というポイントを決めておくと、パートナーと建設的な話し合いができるんじゃないかなって思います。意見をぶつけ合うのではなく、裏側にある思いに耳をかたむけ合い、共有することの大切さ。それを、マドカさんのお話から学ぶことができました。ぜひ、話し合いのときの参考にしてみてくださいね。>>>同棲や結婚、家事、お金の価値観についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見るまとめここまで、「ふたり会議」を使ってお互いの価値観を知り、価値観が違ってもお互いの背景を理解し、すり合わせられたことで円満な関係を築いているカップルのインタビューを紹介しました。「ふたり会議」では、家事についての質問以外にも、名字を変えてもいい?子どもは欲しい?ふたりで共通の口座を作りたい?パートナーの実家に、毎年帰省したい?今の働き方や職場には満足している?など、様々なテーマの質問が用意されているので、話し合いが苦手な方でもスムーズにお互いの価値観を知ることができ、ふたりで話すきっかけを作れます。どんなに仲が良いカップルでも、価値観が100%同じ人はいないと言っていいでしょう。価値観が違っても、しっかり話し合えて、お互いに協力できる関係が築ければ、ふたりの絆はさらに深まり、今よりずっと仲の良いカップルになれるはず。ふたりで手を取り合って、支え合いながら、幸せで豊かな日々を送ってくださいね。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜取材・文:村尾 唯(@yui3x9)