結婚式の意義って何だろう?子どものころ。いつか好きな人と結婚したら、ドレスを着て、チャペルで、家族や友人に囲まれながら結婚式を挙げるのだろうなあと、ぼんやりと想像していました。2021年の今。新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、結婚式の見通しを立てづらい状況が続いています。私は今年結婚し、来年結婚式を予定していますが、自分はなぜ結婚式を挙げるのか?改めて考えるようになりました。パートナーシップを学ぶコミュニティ「ふたりの教室」では、結婚式の専門家と、最近結婚式を挙げたメンバー2名を迎えたイベントを行いました。結婚式場紹介サービス「トキハナ」を運営する株式会社リクシィの山口さんからは式場決定までのポイントを、メンバーのゆりかさん、うぐさんからは、ご自身にとっての式を挙げる意義、パートナーとのコミュニケーションのコツについて、お話を伺いました。3名のお話を聞き、結婚式準備・当日を経て、パートナーや大切な人との関係が深まるのだと、ポジティブにとらえることが出来ました。結婚式を挙げるか迷っている方、コロナ禍や遠距離での結婚式準備に不安があるプレ花嫁の方も、ぜひ最後までご覧ください!結婚式は夫婦として初めての大きなプロジェクト最初にお話しいただいたのは、リクシィの山口さん。結婚式というと多くの方は当日をイメージすると思いますが、山口さんによると式準備の過程も重要とのこと。こちらの図にあるように、式の約8か月前から、どのような式を挙げたいか、式場はどこにするか、誰を招待するか、コンテンツや演出、衣装やアイテムなどを2人で決めていきます。式準備の過程では、パートナーとたくさんコミュニケーションをとる必要があり、その過程も結婚式の大きな意義です。よく「夫婦は共同経営者」だと言いますが、結婚式は夫婦として初めての大きなプロジェクトになるのではないでしょうか。結婚式準備でパートナーと喧嘩になるという話も聞きますが、それにも納得です。仕事に例えるなら、初めての相手と、長期間にわたって、大きなお金を動かして、たくさんのタスクを分担して、関係者(親や式場関係者など)と折衝しながら進めるのです。難易度が高いと思いませんか?一方で、意見の伝え方、役割分担の仕方、タスクの進捗管理の仕方などについて、2人で実践し、経験値をためることのできる機会にもなります。式場決定前にやっておくとよいこと式場決定前には、以下の5点に気をつけると良いそうです。結婚式の理想イメージについて話し合いの場を設けておく⾃分たちがやりたい結婚式を⾒積もり前にイメージしておく気に⼊ったドレスがない場合、持ち込み出来るようにしてもらう即決せずに、必要な交渉は契約前に必ずしておく必要な費⽤が⾒積もりに含まれているか確認しておく特に1、2については、式場見学に参加する前に話しておくことが重要とのこと。式のイメージを具体化し、式場に求める観点を事前にすり合わせることで、どの式場を見学するか選びやすくなりますし、見学後の比較もしやすくなります。とはいっても、式のイメージが描けていない、どの式場がよいか分からない……という方もいると思います。トキハナさんでは式場探しサービスや、見積もりチェックサービスを無償で提供していますので、ぜひチェックしてみてください。トキハナさんのホームページはこちらから。>>>結婚準備や結婚式についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る実体験1:みんなに「会いたかった」から挙げた結婚式(by ゆりかさん)続いて、2020年に結婚式を挙げたゆりかさんにお話を伺いました。ゆりかさんは、もともと、結婚式はやってもやらなくてもいい、と思っていたそうです。自分が主役になることや、いわゆる結婚式の演出には興味がなかったからです。一方で、離れて暮らす友達・前職の同僚・家族と会いたいという気持ちがあったとのこと。そこで、「会う、話す、紹介する」ことを大切にした結婚式をすることに決めたそうです。そんなゆりかさんの結婚式当日のタイムラインはこちら。「会う・話す・紹介する」ことを大事にするため、また感染症対策のために、第1部は家族のみ、第2部は友人のみとして区切って、歓談する時間をたっぷり設けたそうです。また結婚式では、新郎新婦が対等な関係であることにこだわり、スピーチなどは新郎新婦2人で話すようにしたり、ファーストバイトは2人で同時に食べるように見直したりと、アレンジしたそうです。結婚式を挙げてよかった3つのポイントゆりかさん夫婦は、結婚式をしてよかったこととして、以下3点を挙げていました。 お互いの大切な人たちに会えて、相手をもっと好きになった家族・大切な人たちにお礼の気持ちを伝えられた/彼や家族を紹介できた 2人なりの家庭運営方法が見えた(お互いの得意不得意を踏まえた役割分担をして、2人にあった情報共有や意思決定の仕方を知ることができた)実体験2:結婚式準備でしんどいことは早めにSOSを出す(by うぐさん)最後に、遠距離で結婚式準備をしたうぐさんにお話を伺いました。うぐさんは、親しい人に感謝を伝えたい、記念にしたいという思いで結婚式を挙げました。当時は式場から離れた場所に住んでいたため、ZOOM等を活用して打合せを進めたのだとか。プランナーさんとのやり取りで齟齬が出ないよう、打ち合わせ後はすぐに議事メモを共有する、不明点は電話で確認するなどしていたそう。ただ、現地訪問ができるパートナーさんに意思決定を委ねる機会が多く、負担をかけてしまったことにも気づいたのだそうです。その経験を踏まえて、しんどいときはお互いに早めにSOSを出すことそれぞれがすること、1人でもできること、2人ですることの3つに分けて、役割分担をするのが大事だと教えていただきました。>>>結婚準備や結婚式についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見るコロナ禍での結婚式準備の工夫新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて、うぐさん夫婦は、規模を縮小し、オンライン配信を併用した形で結婚式を挙げました。先ほど紹介したゆりかさんも、コロナ対策として2部制のウェディングにし、様々な工夫をしました。スライドがとても素晴らしかったので、特別にシェアします。結婚式でもふたりの関係性を大切にしたい3名からお話を聞き、私なりに感じた結婚式の意義をまとめます。 パートナー自身や、パートナーが大切にしている家族・友人と関係を深めることが出来る式準備を通じて、チーム力が高まる(話し合いやタスク分担、コミュニケーションを実践できる)結婚式は特別な場ですが、ふだんの生活と一緒で、パートナーと自分がお互いに心地よい関係を築くことを大事にしていきたいと感じました。(参考記事:「【1500いいね超え】結婚式準備のスプレッドシート公開します」)式準備の前にふたりの価値観をすり合わせようふたりで話し合うことが必然的に多くなる結婚式準備。結婚式を成功に導くためのコツは、お互いに協力し合いながら準備を進めることです。パートナーシップを深め、信頼関係を築くためにはコミュニケーションが欠かせません。結婚式準備を始める前にお互いの価値観をシェアし、今後スムーズに話し合っていくためにツールを活用してみるのも良いかもしれません。質問に答えていくだけでふたりの価値観をシェアできるアプリ「ふたり会議」では、結婚式に家族・親族を呼びたい?会場選びや打ち合わせはふたりで一緒に行きたい?新婚旅行はしたい?サプライズされるのは好き?自分の主張をはっきり伝えるのは得意?など、結婚式に関連するテーマの質問も多数用意されているので、パートナーの考え方や価値観を改めて確認でき、ふたりで話し合うきっかけにもなります。>>>結婚準備や結婚式についてカップルで話し合える「ふたり会議」の詳細を見る意見を尊重し合い、一緒に計画を進めることで、お互いの希望や考えがより理解され、絆が深まります。ふたりで協力して乗り越えた経験が新たな一歩を踏み出す力になり、これからの結婚生活においてもきっと役に立つはずです。結婚式を通じてお互いの愛を感じ、おふたりの未来が幸せで充実したものとなりますように願っています。今すぐアプリをチェック👇ふたり会議 | LINEでできるカップルの質問アプリ〜楽しく価値観を共有〜